お祝いの胡蝶蘭はいつまで飾る?飾り方のマナーや飾り終わった後の対処法も解説

お祝いの定番ギフトのひとつ胡蝶蘭。会社や友人、知人などから贈り物として胡蝶蘭を頂きたとき、いつまで飾るのがマナーか悩む方もいるでしょう。また、慶事でいただいたものだからこそ、長く飾りたいと考える方も少なくありません。 そこで今回は、胡蝶蘭をいただいた方に向けて、飾る期間や飾り方、長く飾るためのポイントをご紹介します。加えて、飾り終わったあとの片付け方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。


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いただいた胡蝶蘭は一日でも長く飾るのがマナー

慶事でいただいた胡蝶蘭をいつまで飾るかの明確なルールはありませんが、一日でも長く飾るのがマナーです。

胡蝶蘭の贈り主が来訪する予定がある場合は、その方が来るまで飾っておくのがおすすめです。ただし、来訪日までに胡蝶蘭が枯れてしまわないよう注意しましょう。

いただいた胡蝶蘭の飾り方

いただいた胡蝶蘭の飾り方にもマナーがあります。ここでは、お祝いでいただいた胡蝶蘭の、一般的な飾り方について解説します。

立札も設置する

一般的に、お祝いの胡蝶蘭には立札が同梱されています。立札とは、贈り主の企業名や名前が記載された札のことです。

立札付きの胡蝶蘭が届いたら、名前が記載されているほうを正面に向けて、花の後ろに設置してから飾りましょう。誰から届いたのかが一目でわかるので、贈り主への感謝を示せるだけでなく、贈り主との関係性や人脈を来訪者にアピールできます。

目立つ場所に置く

胡蝶蘭が届いた直後は、目立つ場所に飾るのが基本です。すぐに目につく場所に飾ることで、贈り主に感謝を示せます。

おすすめの場所は、店舗の出入り口や玄関、受付などです。ビジネスシーンでは、床に直接置くのは避けて、テーブルや棚、台の上などに飾りましょう。

目立つ場所に置くため、お手入れしてきれいな状態を保つのも大切です。胡蝶蘭を長持ちさせるための置き方・管理方法については、後ほどご紹介します。

胡蝶蘭を長持ちさせるポイント

いただいた胡蝶蘭を長く飾りたいなら、まずは胡蝶蘭のラッピングを外すところから始めましょう。花を包んでいる和紙や透明フィルムは、花が傷つかないよう保護するためのものなので、届いてすぐに外します。

鉢のラッピングも、なるべく早めに外しましょう。胡蝶蘭を美しく保つには、水はけを良くすることが重要です。

ラッピングをつけたままだと、鉢の内部に湿気が溜まって水はけが悪くなり、根腐れやカビが発生する可能性があります。日当たりや水やりなどのポイントについては、下記にて解説します。

日光管理

胡蝶蘭は直射日光が苦手です。屋内ではレースカーテンの内側に、屋外では遮光シェードやすだれなどの内側に置き、直射日光が当たらないようにしましょう。

温度管理

胡蝶蘭の適温は、18~25℃です。亜熱帯地域原産の植物で寒さに弱いため、冬場は室内でも15℃以下にならないよう注意してください。

また、屋外に置く場合は、熱が伝わって弱るのを避けるために、コンクリートに直置きしないようにしましょう。

湿度・風通しの管理

胡蝶蘭は湿度40%以上の環境を好みますが、湿気が多すぎると根腐れを起こすことがあります。加湿器などで、無理に湿度を上げないようにしてください。

また、風通しの良い場所に置いたほうが良いものの、冷暖房の風が直接当たる場所は避けましょう。

水やり

胡蝶蘭の水やりは、春~夏は週2回、秋~冬は週1回が目安です。水を与えすぎると根腐れを起こすので、表面が乾いた状態を保ちます。

表面の水苔を触り、奥まで乾燥していれば、水やりをするタイミングです。水やり前には受け皿に溜まっている水を捨て、株の根元に水を注ぐようにしましょう。

胡蝶蘭を飾り終わった後はどうする?

いただいた胡蝶蘭を飾り終えたら、その後はどうすべきか悩む方もいるでしょう。ここでは、飾り終わった胡蝶蘭の取り扱いについて解説します。

家に持ち帰る

お店などで飾り終わった胡蝶蘭は、家に持ち帰るのがおすすめです。

胡蝶蘭の花は1~3ヶ月程度もつので、切り花にして花瓶に生けて楽しむのもおすすめです。鉢植えの胡蝶蘭とは、ひと味違う雰囲気が楽しめます。

家に持ち帰った胡蝶蘭を上手に育てると、1〜2ヶ月後に再び花が咲く「二度咲き」を楽しめる可能性もあります。

胡蝶蘭を二度咲きさせる方法について、以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

関連記事:【おむろ】の胡蝶蘭で二度咲きを楽しもう!お花が終わってもまた咲かせられるポイントとは?

知人に譲る・寄付する

自分で育てる自信がない場合は、ガーデニング好きの友人・知人に譲っても良いでしょう。譲り先を思いつかないのであれば、団体に寄付するなどの選択肢もあります。

引き取ってもらう

ご自宅で胡蝶蘭をお手入れする時間が取れない場合は、引き取ってもらうのもひとつの手です。

オーキッドリユースでは、胡蝶蘭の再利用を積極的に行っております。やや状態が悪くなっている胡蝶蘭でも再び開花させたうえで、養護施設や児童施設にプレゼントしています。

胡蝶蘭を廃棄させるのが惜しいという方は、ぜひご検討ください。

胡蝶蘭が枯れてしまった場合は一般ごみとして分別・廃棄する

胡蝶蘭が完全に枯れてしまった場合は、一般ごみとして分別・廃棄しましょう。花や茎は細かく切って、可燃ゴミとして処分します。

鉢植えやラッピングは、燃やせないゴミや資源ゴミとして処理しましょう。土や水苔は、処理困難物扱いになるケースがあるので、居住地の自治体のルールを確認して処分してください。胡蝶蘭を廃棄するタイミングについては、以下の記事にてご紹介しています。

関連記事:胡蝶蘭の廃棄のタイミングや処分の方法|引取や買取という手段も

まとめ

美しい胡蝶蘭は、開店・開業などのお祝いの席を、より華やかに彩ってくれます。お祝いとしていただいた場合は、できるだけ長く飾って楽しみましょう。

胡蝶蘭が贈られてきた際の処置やお手入れ方法については、以下の記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:【永久保存版】胡蝶蘭を受け取ったらやるべきこと!お手入れ方法や病気・処分などについて

胡蝶蘭を贈る側になる場合は、相手先との関係性を良好に保つためにも、質が良いものを選ぶことが大切です。質の高い胡蝶蘭の入手先に迷ったら、胡蝶蘭専門店の「京都花室 おむろ」にお任せください。

京都の生産者や日本全国の生産者と専属契約をしており、1955年創業からの実績と経験から店主が目と手で確認をした胡蝶蘭のみをご用意しています。そのため、年間を通して高品質な胡蝶蘭をお届けすることが可能です。

また、一般的に有料とされている和紙ラッピングや立札、送料は無料です。お届けする前には胡蝶蘭の状態を写真でご報告しているため、贈り先に伺えない場合でも安心してご依頼いただけます。

開業祝いや開店祝いの際に胡蝶蘭を贈るなら、ぜひ「京都花室 おむろ」をご利用ください。

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