胡蝶蘭は何度でもお花を咲かせることができる
お祝いなどで頂いた胡蝶蘭のお花が終わったら、少しさみしい気持ちになりますよね。
実は、胡蝶蘭は再びお花を咲かせることが出来るというのはご存じでしょうか。難しい処理をしなくても、園芸初心者の方でも手軽に自分で咲かせることができます。
今回は京都花室 おむろで取り扱う260種類以上の胡蝶蘭の中から、京都 おむろ胡蝶蘭 3本立LLを育ててみました。
京都 おむろ胡蝶蘭は独自の技術を活かして、種から5年以上の歳月をかけて京都の水、土、空気をいっぱい吸収して誕生した、完全オリジナル胡蝶蘭です。一般的な胡蝶蘭と比べて圧倒的に花もちが良く、柔らかい印象があります。花びらの表面に縮緬のような独特のシボ感と柔らかな光沢感があり、他の胡蝶蘭とは違った雰囲気のある、凛としたイメージの胡蝶蘭です。
こちらの二度咲きに挑戦してみましょう。
お花が終わったら…
11月におむろ胡蝶蘭を頂いてから、約4か月半程でお花が全て終わりました。
再びお花を咲かせるためには、どのような処置をすれば良いのでしょうか。
▼おむろの胡蝶蘭の花もちを調査した過去記事は、こちらをご覧ください。
「【おむろ】の胡蝶蘭はどれくらい日持ちがするの?花もちの記録と育て方レポート」
一番下から4番目の節の少し上を切る
右写真の通り、お花が終わったら胡蝶蘭の苗にある一番下の節から数えて4番目の節の1.5cmほど上を切ってください。
左写真は節を切り、葉も綺麗な状態のものだけ残した状態です。
ここからまた新しく育てていきます。
置き場所・水やりの頻度について
胡蝶蘭の置き場所は、直射日光を避け、カーテンやブラインド越しに日光が当たるような室内がおすすめです。
エアコンの風が直接あたる場所は控えてください。
水やりの頻度は毎日の必要はありません。
秋・冬は1週間に1回、春・夏は1週間に2回程度で大丈夫です。
切ってから約1ヶ月後 脇芽がのびてきた
節を切ってから1ヶ月後。切った節の一つ下の節から脇芽がのびてきました。
鮮やかな黄緑色で、日に日にぐんぐん長さがのびていきます。
今回、3本立の胡蝶蘭を育てていましたが、お花が終わった後に3本の苗のうちの1本は干からびてしまいました。
みずみずしさが残っている残り2本の苗で経過観察をしていきます。
切ってから約1ヶ月半後 花芽が出た
節を切ってから約1ヶ月半が経過し、のびていた脇芽からつぼみが出てきました。つぼみは複数輪ついています。ここからどう成長していくのか楽しみです。
切ってから2ヶ月後 二度目のお花が開花
節を切ってから2ヶ月が経過しました。脇芽のつぼみは大きくなり、新しい花が咲き始めました。
このように、難しいお手入れ等がなくても2回目も胡蝶蘭を咲かせることができます。
やや蛍光がかった黄味のある花びらに、中央の黄色と赤が映えます。
切ってから2ヶ月以上後
節を切ってから2ヶ月以上が経過しました。先日咲いたばかりのお花とつぼみは満開を迎えました。
満開になると、お花に白さが見受けられます。
京都 おむろ胡蝶蘭は真っ白な花びらで、表面に独特のシボ感と上品で柔らかな光沢感が見られるのが特徴でしたが、2回目に咲いたお花にシボ感や光沢感はあまり見られませんでした。
どちらかといえばハリのある、肉厚な花びらの印象です。また、蛍光がかった黄味を帯びています。
ですが、凛とした控えめで上品なお花の雰囲気は2回目もそのまま続いています。
元の京都 おむろ胡蝶蘭は花直径が13㎝あるのに対し、2回目に咲いたお花の花直径は6~7cm程度と、ミニ胡蝶蘭ほどの大きさでした。
やや小ぶりですが、この後1週間ほどお花は咲き続けてくれました。
胡蝶蘭はお花が終わってもまた咲かせられる
頂いた胡蝶蘭は、お花が終わった後も特別なお手入れや難しい作業がなくても、また再び咲かせることができます。園芸初心者の方でも安心してお楽しみいただけます。
この後、また新しく脇芽が生えてきました。胡蝶蘭は、お手入れ次第で何度でもお花を楽しめる生命力の強いお花です。
再びお花を咲かせるポイントのおさらい
せっかく育てた胡蝶蘭をまた次も元気に咲かせたい場合、どのようにお手入れすればいいのでしょうか。ここでは、簡単なお手入れ方法をご紹介します。
苗の下から4番目の節の少し上を切る
お花が終わったら、右の写真のように胡蝶蘭の苗にある一番下の節から数えて4番目の節の1.5cmほど上を切ってください。
切り口に水分のみずみずしさがあれば、今後も元気に苗が育つ証拠です。
苗の茎が茶色く枯れておらず、鮮やかな緑の状態であれば、まだまだお花を咲かせるチャンスがあります。
葉はこまめに管理する
胡蝶蘭の葉は緑色が健康な状態ですが、だんだん黄色くふやけたり、葉焼けが起きる場合があります。問題の部分はナイフなどで切除し、常に健康な葉だけを残すようにすると病気になりにくいです。
お花が終わっても水は与える
お花が全て終わり、葉と苗だけの状態になってもお水はそのまま与え続ければ、次も元気にお花を咲かせることが出来ます。
毎日与える必要はありませんが、ミズゴケの表面が乾いている状態であれば与えるようにしてください。目安は、1週間に1~2回ほどです。
月に1回程度の肥料を与える
開花時の肥料は不要です。それ以外の時期は月に1回程度、洋蘭専用(水で薄めるタイプ)の肥料を与えてください。
熱帯原産のお花なので、寒さに気を付けて管理して下さい。
▼その他、胡蝶蘭を受け取った後のお手入れ方法などはこちらもご覧ください。
「【胡蝶蘭の育て方】お手入れ方法や置き場所などの注意点を解説」
「【永久保存版】胡蝶蘭を受け取ったらやるべきこと!お手入れ方法や病気・処分などについて」
長くお花を楽しめる胡蝶蘭を贈るなら「京都花室 おむろ」がおすすめ
贈り先に長く花もちのする胡蝶蘭を贈るのであれば、「京都花室 おむろ」をご利用ください。創業65年以上の歴史をもつ老舗であり、花き卸売市場や問屋では流通しないといわれる、特級や特Aなどの最高ランクで高品質の胡蝶蘭をご用意しています。
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まとめ
花の形が蝶に似ている胡蝶蘭は「幸せを運んでくる」という花言葉のとおり縁起が良く、お祝いごとのフラワーギフトにぴったりです。
また、鉢植えで贈られることが多い胡蝶蘭は、「根付く」にもつながるため、特にビジネスのお祝いごとにおすすめです。
鉢植えなので長持ちし、管理もしやすいため、贈る相手の方にも喜ばれます。ぜひ相手の方のさらなる繁栄を願って、心からのお祝いを贈りましょう。
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