ミニ盆栽の植え替えに挑戦!方法や時期、最適な土の種類などについて解説

育てる醍醐味を味わえるミニ盆栽は、鉢の大きさを変えることでさらに好みのサイズまで成長させることができます。 ここでは、初心者の方でも簡単な植え替え方法や時期、土の種類などについて解説します。


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ミニ盆栽の植え替え時期は?

京都花室 おむろの取り扱う、盆栽初心者の方でもお手入れ簡単にお花を楽しめる京都小鉢シリーズ(ミニ盆栽)

京都の四季折々の風景を楽しむことができる一鉢ですが、自然の物のため日々成長を続けています。そのため、大きさに合わせた定期的な植え替えが必要となります。

ここでは、植え替えの必要性と時期について解説します。

 

一般的な適切時期は春・秋

植物によって植え替えの適期が異なりますが、一般的には春と秋がおすすめです。目安としては、水やりの時に鉢に水が染みこみにくくなってきたら植え替えのサインです。

鉢の中に自然の状態をつくっているため、中で根がどんどん成長し、詰まっている状態です。このままでは樹が根から栄養や水分を吸収できなくなってしまいます。

動物と同じく、盆栽も成長に合わせてお部屋のサイズを大きくしてあげましょう。

 

主な盆栽樹種別の植え替え時期

一般的にネットや店頭で販売されているミニ盆栽の、人気樹種別の植え替え時期は次のとおりです。

桜盆栽 開花前の2月頃
藤盆栽 芽が動く前の3月頃
椿盆栽 2月頃または3月中旬~4月頃
紅葉盆栽 芽が出る前の2月頃
松盆栽 活動期前の2月頃

樹種によっては夏や秋にも植え替えは可能ですが、基本的には暖かくなり活動期に入る前の2月~3月頃が理想です。

盆栽用土のおすすめは?

ミニ盆栽の植え替えには、専用の盆栽用土が必要です。何種類かの市販の土や砂を混ぜ合わせて作りますが、様々な種類があり迷う方も多いことでしょう。

ここでは、おすすめの盆栽用土やその種類についてご紹介します。

 

はじめに:盆栽用土に必要な3要素

まず、盆栽用土に必要な要素は「保水力」「排水性」「通気性」の3つになります。

保水力は、水分保持力のことを指します。盆栽は水を好むため、根の乾燥を防ぐためにも保水力の高い土が必要になります。

排水性は、適度な水はけの良さを指します。余分な水分を溜め込んでしまうと根腐れを起こしやすいため、保水性だけでなく排水性にも気を付けましょう。

通気性は、土の中に新鮮な酸素を送るために必要です。盆栽も生き物ですので、なるべく呼吸がしやすいように通気性に富んだ土を選びましょう。

次に、主に盆栽用土でよく使用される人気の土をご紹介します。

 

赤玉土(あかだまつち)

関東ローム層の赤土を粒の大きさごとに選別した褐色の火山灰土です。盆栽の基本用土として広く使われている万能土で、弱酸性ほとんどの植物に使えます

中でも広く使用されているのは「硬質赤玉土」で、自然乾燥や焼成などで土を硬くしています。なるべく粒がそろっていて潰れにくいものがおすすめです。粒と粒の隙間に空気が入るので根が酸欠になりにくく、また、粒の中に水分を蓄える性質があるため排水性と保水性に優れています

 

日向土(ひゅうがつち)

宮崎県南部などの霧島系火山帯で採取できる、白色の硬い軽石です。一般に湿っているものは「ボラ土」、乾燥したものは「日向土」と呼ばれます。粒が固く砕けにくい性質と水はけの良さが特徴です。排水性と通気性に優れているため単体では鉢底に使用します。しかし、保水性・保肥性がほぼないため、盆栽用土として使用する場合は赤玉土など他の土と混合します。

 

桐生砂(きりゅうずな)

群馬県桐生市付近で産出される火山性の砂礫が風化した砂で、赤みを帯びた黄褐色の砂です。

弱酸性で鉄分を多く含んでおり、たいへん固く砕けにくい性質通気性・排水性の良さが特徴です。

ほとんどの植物は弱酸性の土を好むため、通常は赤玉土に2割程度混合して使用します。

日向土と同じく保水性・保肥性がほぼないため、単体では排水性の良さを利用して鉢底に使用します。

 

鹿沼土(かぬまつち)

赤玉土と同様に栃木県鹿沼地方の関東ローム層で採取される、やや黄色味のある軽石です。

酸性高い排水性・通気性・適度な保水力が特徴ですが、多孔質でもろく崩れやすいです。

赤玉土に似た性質ですが、赤玉土が弱酸性に対し鹿沼土は強めの酸性のため、土質を酸性に傾けたい場合などに用いられます。

 

這苔(ハイゴケ)

名前の通り、平地から山地の比較的明るい場所に這うように繁殖する強靭な苔です。全体の色は明るい黄緑色で雑草を抑えて永久的な生育能力があります。乾燥に強く、変色しても水を与えるとすぐに回復します。盆栽の株元や土の表面に覆い被せて使用します。水やり後の保水力を高めるほか、見栄えが美しいなどのメリットもあります。

植え替え方法について

それでは、いよいよ植え替えに挑戦してみましょう!手順を解説します。

0.まず道具を準備する

用意するもの・・・お好みの鉢、鉢底ネット、盆栽ハサミ、スコップ、盆栽用土(赤玉土・日向土など2種)

※ハサミやペンチは家庭用のものでOKです。

 

1. 鉢の準備

お好みの鉢の鉢底にネットを入れます。ネットが動かないように何かで押さえ固定しながら、上から排水性の高い盆栽用土(ゴロ土:当店では日向土をおすすめしています)を薄く入れます。

その上から赤玉土を薄く重ねます。

 

2. 元の盆栽の鉢底をチェック

元の盆栽の鉢底を見て、根が底から出ていないか確認します。出ていたら回りの土をほぐすなどして、根を傷つけないように気をつけましょう。

 

3. 元の盆栽から木を取り出し、表面の土を落とす

元の盆栽から木を取り出し、鉢の角から出します。次に、親指の腹でほぐすように木の回りから表面の土を落としていきます。この際、一か所からではなく全体から落としていきます。

※土の落としすぎ、力の入れ過ぎに注意してください。

 

4. 新しい鉢に入れる

 

根の部分に丸みを作って、真上からではなく傾けて入れます。幅の広いほうから入れ、なるべく鉢の中心に来るように置きます。

 

5. 赤玉土(土)を入れる

木が中心に来ていないときは、寄せたい方に幹を指で押さえ、逆側に先に土(赤玉土)を入れます。

 

6. 土を固める

 

4のように、片側に土を入れた場合は先にそちら側に土をたくさん入れて固めてしまいます。うまく中央に寄せられた場合は、左右バランスよく入れ、全体的に土を入れて固めます。

鉢の回りを指で軽く押さえていき、固めていきます。

※押さえすぎると空気がなくなり、根が死んでしまうため注意してください。

 

7. 最後にお好みで株元に苔をかぶせる

植え替えはこれで完了です。最後に、植え替えした直後は土の表面が乾燥しやすいためハイゴケなどの苔で株元と表面を覆い、保水力を高めます

応用すれば、大きな鉢に複数の株を寄せ植えすることも可能です。

お手入れ簡単に盆栽を楽しむなら、「京都花室 おむろ」のミニ盆栽

一般的な盆栽の多くは、土の配合やこまめな剪定、難しいお手入れを行う必要があります。

「育ててみたいけれど、難しそうで不安…」「せっかく良い盆栽を購入しても、枯らせてしまいそうで勿体ない…」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方には、「京都花室 おむろ京都小鉢シリーズ(ミニ盆栽)がおすすめです。従来の盆栽のイメージとは異なり、難しい手入れは一切不要です。園芸初心者の方でも、簡単なお手入れだけで何年にも渡ってお花をお楽しみいただけます。

京都の四季を彩る代表的な植木をピックアップし、ご家庭でも楽しんでいただけるミニチュアサイズの小さな鉢植えに仕立てました。

春は一番人気の京桜シリーズ、5月は京藤、初夏の青もみじ~秋の紅葉まで楽しめる京紅葉、夏は京睡蓮木、冬の京椿、通年で常緑を楽しめる京松など、季節ごとに様々な盆栽を多数取り扱っています

シーズンになると観光などでご覧になられる満開の花をつけ、紅葉し、室内でも京都の四季を感じていただけます。

また、鉢のサイズを調整することで、お望みのサイズまで育てることができます。

創業65年以上の歴史と実績をもつ老舗花屋が、専属契約の生産者と作り上げたミニ盆栽シリーズ。

経験豊富な専門職人が長年の歳月をかけて丹精に育てているため、生産数量は限定されており、毎年、数量限定での先着順での販売になっています。専属契約している京都の生産者や日本全国の生産者のもとに何度も足を運び、目と手で確認したもののみをご用意しています。そのため、年間を通して季節に合った高品質のミニ盆栽をお届けできます。

弊社では、メッセージカードを無料でお付けしていますので、大切な方への贈り物に気持ちを添えることができます。

日頃の感謝の思いと共に、京都花室 おむろのミニ盆栽で京都の四季折々の風景をお届けしてみるのはいかがでしょうか。

京都小鉢シリーズ(ミニ盆栽)なら「京都花室 おむろ」

まとめ

京都の世界遺産などの神社仏閣の四季のお花を、室内でお楽しみいただける京都小鉢シリーズ。

思い出の京都の観光地の風景をご自宅やオフィスで気軽に楽しめる、と人気の商品です。

万が一育て方やお手入れに不安のある場合は、当店までお気軽にお問い合わせください。

 

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