昇進祝いのメッセージにはどんなマナーがある?
昇進祝いのメッセージには、送る時期や使う言葉などのマナーがあります。お祝いのメッセージが失礼なものになってしまわないように、基本のマナーを知っておきましょう。
送る時期
昇進祝いのメッセージは、昇進の正式発表から1週間以内に送るのがマナーです。就任式がある場合は、就任式の前日までに送るようにしましょう。
昇進と似た言葉として「昇格」がありますが、昇格は社内での評価が上がることであり、役職は変わらないのが一般的です。基本的に昇格をお祝いすることはないので、昇進と昇格のどちらなのかをよく確認しておきましょう。
言葉のマナー
昇進祝いのメッセージには、使ってはいけない「忌み言葉」があります。
・「移ろいの早さ」「変わる」など、変化を感じさせる言葉
・「辞める」「消える」「詰まる」など、衰退を連想させる言葉
・「重ね重ね」「返す返す」「いよいよ」など、良くないことの繰り返しを表す重ね言葉
「変わる」「いよいよ」などの言葉は、うっかり使ってしまいがちです。メッセージが完成したら読み返してみて、忌み言葉が入っていないかを確認しましょう。
昇進祝いの文例を参考にしよう!
昇進祝いのメッセージは、文例を参考にすると、書く内容やマナーに迷わず作成できます。ここでは、上司宛て・取引先宛て・英語・ギフト用の4種類の文例を紹介しますので、参考にしながら作成してみましょう。
文例1.上司へのメッセージ
上司への昇進祝いのメッセージには、上司への感謝や尊敬の気持ちなどについて記載すると、良いメッセージになります。メールで送る場合は、件名に「ご昇進おめでとうございます」と入れましょう。
【メールの文例】
このたびはご昇進、誠におめでとうございます。
入社以来、〇〇課長に的確なアドバイスをいただいていたおかげで、私も結果を残すことができています。心から感謝しております。
不肖の部下ではございますが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 益々のご活躍とご栄進をお祈りしています。
【ハガキの文例】
このたびのご昇進、誠におめでとうございます。
〇〇さんには、○○の業務には欠かせない内容をご教示いただきました。
プロジェクトメンバーとのコミュニケーションの取り方も本当に勉強になりました。
今後はさらにお忙しくなるかと存じますが、お体にお気をつけてお過ごしください
今後のご活躍とご健康をお祈りしております。
文例2.取引先へのメッセージ
取引先の人に昇進祝いのメッセージを送る場合は、相手の業績を称える言葉や、相手先企業の発展・活躍を祈る言葉などを入れると良いでしょう。メールで送る場合は、取引先の企業名と部署名、昇進した役職名、本人名も書いておきます。
ハガキで送る場合は、頭語・結語と時候の挨拶なども記載し、ていねいな文章になるよう心がけましょう。
【メールの文例】
このたびは〇〇部長にご昇進されたとのこと、誠におめでとうございます。
○○様が残された多くの実績やお人柄を考えれば当然のことと、弊社社員一同喜んでおります。
今後はさらに激務となりましょうが、ご自愛のうえ、益々ご活躍されますことをお祈り申し上げます。近々直接ご挨拶させていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
取り急ぎメールにてお祝い申し上げます。
【ハガキの文例】
拝啓 ○○の候 ○○様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。また平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
さてこのたびは○○部長にご昇進されるとのこと、誠におめでとうございます。
日頃より○○様の仕事への姿勢や情熱を拝見し、敬服しておりましたため、私も自分のことのようにうれしく思っております。
〇〇様の益々のご発展をお祈りいたしますとともに、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
略式ながら、書中にてお祝いを申し上げます。 敬具
文例3.英語のメッセージ
上司や取引先に英語で昇進祝いのメッセージを送る場合は、フォーマルでシンプルな表現を用いるのが一般的です。基本的な文型としては、以下のようなものがあります。
【文例】
・Congratulations on your promotion(昇進おめでとうございます)
・I’m really excited to hear about your well-deserved promotion(あなたが受け取るにとてもふさわしい昇進を聞いてとてもうれしいです)
文例4.ギフトに添えるメッセージ
昇進祝いのギフトにメッセージを添える場合は、簡単なお祝いの言葉を書くだけでかまいません。以下の文例のように、お祝いの言葉と相手の活躍や健康などを祈る言葉を、2~3行程度にまとめると良いでしょう。
【文例】
・ご昇進おめでとうございます。これまでのご努力の成果と心よりお喜び申し上げます。
今後のご活躍とご健康を祈念いたします。
・この度はご昇進おめでとうございます。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
昇進祝いのメッセージで知っておきたいポイント
昇進祝いのメッセージに記載する相手の役職名が、就任の前と後、どちらのタイミングでメッセージを送るかによって変わる点に注意が必要です。
就任前にメッセージを送る場合は現在の役職名、就任後にメッセージを送る場合は新たな役職名を記載します。
また、作成したメッセージが、以下の基本の構成を押さえた内容になっているかを確認してみましょう。
1.宛名
2.お祝いの言葉
3.感謝の気持ちやエピソード
4.今後について
どのような内容にするか悩んだときは、文例を参考にしてかまいません。ただし、文例をそのまま使うのではなく、自分の気持ちが伝わるように書きましょう。
昇進祝いのメッセージを添えるギフトの選び方
昇進祝いのメッセージを、ギフトとともに贈る人も多いでしょう。ここからは、昇進祝いのメッセージに添えるギフトの選び方を紹介します。
昇進祝いの定番を選ぶ
昇進祝いのギフトの定番は、お花やお酒などです。現金を贈るケースもありますが、目上の方へのギフトの場合は、現金は避けましょう。肌着や履物なども、目上の方へのギフトにはふさわしくありません。
大切な取引先などにギフトを贈る場合は、さまざまなお祝いのシーンで活躍する胡蝶蘭がおすすめです。「幸せを運んでくる」という花言葉をもつ胡蝶蘭は昇進祝いにもふさわしく、見た目も華やかなので喜ばれます。
下記の記事にて、昇進祝いのギフトとしての胡蝶蘭の贈り方・選び方を解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。
「昇進祝いなら胡蝶蘭!喜んでもらえる贈り方や選び方を知ろう」
昇進祝いのギフトには老舗「京都花室 おむろ」の胡蝶蘭がおすすめ!
大切な取引先に昇進祝いの胡蝶蘭を贈るなら、創業65年以上の歴史と実績のある老舗花屋「京都花室 おむろ」をご利用ください。
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まとめ
昇進祝いのメッセージには、贈る時期や使う言葉などのマナーがあります。お祝いメッセージが失礼なものにならないように、基本のマナーをしっかり押さえたうえで作成しましょう。
「マナーに自信がない」「どんな内容にするか悩む」といった場合は、ぜひ今回紹介した文例を参考にしてみてください。