昇進祝いを贈るときのタブーとは?正しいマナーとおすすめのギフトを紹介

昇進祝いは、贈るほうも贈られるほうもうれしいものです。しかし、昇進祝いのマナーを押さえたうえで贈らないと、せっかくの昇進祝いが残念なものになってしまいます。 相手に喜んでもらうためには、基本のマナーを理解しておくことが大切です。そこで今回は、昇進祝いの基本のマナーやタブー、おすすめのギフトなどについて解説します。


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気をつけたい!昇進祝いを贈るときのタブー

昇進祝いには、やってはいけないタブーがあります。何をしてはいけないのかを把握しておかないと、うっかり失礼なことをしてしまい、上司や取引先に対し、マイナスな印象を与えてしまうおそれがあります。まずは、昇進祝いを贈るときに気を付けたいタブーについて見ていきましょう。

金品は失礼になるケースがある

お祝いの際に、「自分が好きなものを買ってほしい」との気遣いから、現金やギフト券などの金品を贈る人もいるのではないでしょうか。

しかし、目上の人への昇進祝いで金品を贈るのは、失礼にあたるケースがあるので避けましょう。最近は気にしない人も増えていますが、年配の方はマナーを気にする人も多いため、ギフトの内容に注意する必要があります。

現金やギフト券を贈るのは控え、お花やお酒などの定番のギフトを選ぶようにしましょう。贈り物に悩んだときは、カタログギフトにするのもおすすめです。

相応しくないアイテムがある

金品以外にも、昇進祝いに相応しくないアイテムがあります。とくに以下のようなギフトを目上の人に贈ると、失礼な意味に捉えられてしまうことがあるので注意が必要です。

・文房具:「もっと仕事に励むように」という意味がある
・肌着:「肌着を買えないほど困っている」という意味がある
・靴やスリッパ:「踏みつける」「踏み台にする」などの意味がある
・ベルト:「気を引き締めて」という意味がある

とくに指定されていない場合は、上記のものを贈るのは避けるようにしましょう。相手の希望に沿う場合は、贈っても問題ありません。

会社や部署によってはルールがある

会社や部署によっては、「複数人で贈ること」など、昇進祝いのルールが決められていることがあります。

そもそも昇進祝いを贈ってはいけないルールになっていることもあるので、事前に社内ルールを確認しておきましょう。

複数人で贈るルールにもかかわらず個人的にギフトを渡すと、トラブルの原因となることがあります。どうしても個人的にお祝いしたい理由がある場合は、会社内では会社のルールに従い、プライベートの機会で渡しましょう。

周囲への配慮も必要になる

昇進祝いは贈る側、贈られる側の両方とも、周囲への配慮も忘れないようにしましょう。社内や部署内に、昇進できず悩んでいる人や悔しい思いをしている人がいる可能性があるためです。

そうした人への配慮を怠ると、気分を害してしまい、社内の人間関係が悪化することも考えられます。周囲の状況に気を配り、慎重に対応するようにしましょう。

昇進祝いを贈るときに守るべきマナー

昇進祝いには、贈るタイミングや予算、熨斗(のし)などに関するマナーもあります。タイミングや予算を間違えて恥ずかしい思いをすることがないように、基本のマナーを知っておきましょう。

昇進祝いを贈るタイミング

昇進祝いは、昇進の正式発表から1週間以内を目安に贈るのがマナーです。遅くとも正式発表から2週間以内には贈り終えておきましょう。渡すのが遅くなる場合は、先に手紙などでお祝いのメッセージを伝え、後日ギフトを贈るのがおすすめです。

正式発表よりも前の早いタイミングで昇進祝い贈るのは、マナー違反なので注意しましょう。

昇進祝いを渡すタイミングを周囲の人と合わせることも大切です。個別に昇進祝いを贈る場合でも、1人だけ先走って渡すのは控えて、ほかの人と近いタイミングで渡しましょう。

昇進祝いの予算相場

個人で昇進祝いを贈る場合、予算は3,000~3万円が目安とされています。金額に幅があるのは、相手との関係性によって予算が変わるためです。

・配偶者や親、兄弟姉妹などに贈る場合:1万~3万円程度
・友人や知人、親戚に贈る場合:5,000~1万円程度
・上司や同僚に贈る場合:3,000~1万円程度

社内や部署内の複数人で贈る場合は、人数によって金額が異なります。これまでの慣例を参考に、1人あたりの金額を考えましょう。

昇進祝いに掛ける熨斗

昇進祝いに熨斗を掛ける場合、表書きは「御祝」「御昇進御祝」「祝御昇進」などとするのが一般的です。お祝いごとなので、文字は濃い色で記載します。

水引はひもの本数が3本・5本・7本のいずれかで、紅白か金銀の蝶結びのものを選びましょう。ひもの本数が偶数のものや9本のものは、「割り切れる」「苦を連想させる」などの理由で、縁起が悪いとされているので避ける必要があります。

昇進祝いにおすすめのギフト4選

昇進祝いのギフトに、何を選べば良いのか迷う人もいるのではないでしょうか。そこで、昇進祝いにおすすめのギフトを4種類紹介します。

昇進祝いに定番のフラワーギフト

昇進祝いの定番といえば、花束やプリザーブドフラワーなどのフラワーギフトです。華やかで花言葉に気持ちを込めることができるので、お祝いごとのギフトに向いています。

昇進祝いの場合は、「(この地域・会社に)根付いて仕事をする」という意味になるため、鉢植えを贈るのもおすすめです。

どの花にするか迷ったら、お祝いのシーンで定番の胡蝶蘭を贈ってみてはいかがでしょうか。

胡蝶蘭は「幸せを運んでくる」という花言葉をもち、見た目も美しく昇進祝いのギフトにぴったりです。小ぶりなミディサイズなら、個人のデスクや自宅にも飾りやすく、贈りやすいでしょう。

京都花室 おむろ」では、信楽焼陶器入りのミディサイズの胡蝶蘭も取り扱っています。高級感があるので、ビジネス上の相手への贈り物におすすめです。

お祝いなら胡蝶蘭通販の「京都花室 おむろ」

仕事の日にも身に付けられるアイテム

昇進祝いのギフトなら、仕事で役立つアイテムを贈るのもおすすめです。たとえば、ネクタイとタイピンのセットや、おしゃれなカフスなどは、職場でも身に付けやすいでしょう。

昇進によって名刺が変わることも多いので、名刺入れを贈るのもおすすめです。

お祝いのギフトに最適なお酒

昇進祝いをはじめとしたお祝いのギフトなら、お酒も定番です。ラベルに名前やメッセージを入れて贈れば、特別感も演出できます。お酒にはいろいろな種類がありますが、シャンパンやワイン、日本酒などがお祝いらしいでしょう。

お酒そのものを贈るのではなく、高級グラスなどのお酒関連のグッズを贈るのもおすすめです。

ただし、お酒を飲まない人にお酒やグラスを贈るのは避けましょう。贈る相手がお酒好きかどうかチェックしておきましょう。

好きなものを選んでもらえるカタログギフト

贈る相手の好みがわからない場合や、何を贈れば良いか迷う場合は、カタログギフトを贈る手もあります。カタログギフトなら、豊富なギフトの中から相手の好みのものが選べるので、ギフト選びに失敗することがありません。

カタログギフトには、日用品やグルメだけでなく、スパやヨガなどを体験できる体験型ギフトなどもあります。昇進祝いを贈る相手の好みや年齢などに合ったカタログギフトを探してみましょう。

まとめ

昇進祝いは贈るほうも贈られるほうもうれしいものですが、贈る物やタイミングなどを間違えると失礼になることがあります。せっかくの昇進祝いが残念なものにならないように、基本のマナーをしっかり理解しておくことが大切です。

何を贈るか迷った場合は、お花やお酒などの定番ギフトや、好きなものを選べるカタログギフトなどにすると良いでしょう。胡蝶蘭やシャンパンなど、昇進祝い向きのギフトはさまざまあるため、じっくり探してみてください。