開院祝いに贈る花の【基本マナー】
開院祝いのお花を贈る際にはマナーがあります。贈る時期を間違えてしまうと相手の迷惑になってしまうため注意しましょう。ここでは、開院祝いのお花を贈る時期や立札の書き方、費用相場について解説します。
贈る時期
プレオープンや内覧会の当日、または開院の前日から当日の午前中に贈るのが適しています。プレオープンや内覧会に招待された場合は、その日に間に合うよう贈りましょう。
ただし、病院によっては贈り物の受け取りをしていないところもあります。そのため、事前にお届けの有無や受付期間を確認してから、用意するようにしましょう。
前日や当日までに贈るのが難しい場合は、開院後2週間以内に贈るようにしましょう。地域の人々に対して開院したことを告知する宣伝効果もあるので、2週間以内に贈ればその効果も高まります。
それまでに贈れない場合は、お花と一緒にメッセージカードで一言添えておくと良いでしょう。
立札の書き方
胡蝶蘭など大きな鉢植えの開院祝いには、熨斗(のし)ではなく立札をつけるのがマナーです。立札には贈り主の名前を必ず入れ、誰からのお祝いなのかが分かるようにしましょう。立札で贈り先の交友関係の広さもアピールできます。
開院祝いの立札には贈り主の名前に加えて、「御開院御祝」「御祝」などと「頭書き」を記載しましょう。頭書きはお祝いの用途に応じた文言のことで、ひと目で何のお祝いなのかを把握するためのものです。
費用相場
開院祝いの費用相場は贈る相手との関係性によって変化します。友人や知人の場合は5,000円から3万円程度が一般的です。お返しのことも考え、相手の負担にならない金額を設定しましょう。
家族や親戚といった身近な人に贈る費用相場は、3,000円~5万円程度と価格帯が広くなります。身内であるからこそ手頃な予算で済ませるのも良いですし、激励として大きな金額を贈るケースも多いです。
取引先の場合は、1万円以上が相場です。大口の取引先やお世話になった人の場合は3~5万円程度と高めにすると良いでしょう。デザインやアレンジの選択肢も広がるため、より豪華にできます。
あまりにも高価な贈り物にすると相手が恐縮してしまうので、費用の設定に気をつけましょう。
開院祝いでお花を贈る際の注意点
開院祝いのお花は待合室や受付に飾られる可能性もあるため、患者様に配慮して選ばなければなりません。ここでは、開院祝いでお花を贈る際の注意点を3つ紹介します。
花粉がつくものや香りが強いものは避ける
お花の香りに対して不快に感じる人もいます。そのため香りの強いお花は避けるのが無難です。また花粉がつきやすいお花も同様です。花粉症の人は、花粉の飛ぶ花は迷惑に感じます。
花粉が落ちると掃除の手間にもなるため、花粉のつきやすいお花を選ぶ際は雄しべを切ってもらうなど配慮が必要です。
また、開院祝いに赤い花を選ぶのも避けましょう。赤色は「火事」「赤字」「血」などを連想させる場合があります。どうしても赤を用いたい場合は、ほかの色も組み合わせると良いでしょう。
お手入れしやすいものを選ぶ
観葉植物は眺めているだけでストレス解消になったり、リラックスできたりとさまざまな癒し効果があります。しかし、観葉植物の中には乾燥や寒さに弱いものがあるため、手入れには気を使わなくてはいけません。
スタッフの手を煩わせてしまわないように、比較的手入れしやすいお花を選びましょう。
とげのある植物は避ける
小児科や子どもが多く来院する医院に贈る際は、尖った葉の観葉植物やとげのあるものは避けましょう。ケガをさせてしまうおそれがあります。
開院祝いにおすすめの花
開院祝いでどのようなお花を選べば良いか、分からない人も多いのではないでしょうか。ここでは、開院祝いに適したお花を解説します。
胡蝶蘭
まずおすすめしたいのが「胡蝶蘭」です。胡蝶蘭は「幸せを運んでくる」という花言葉であるため縁起が良いとされています。
胡蝶蘭は花粉や花の香りが少ない点もポイントです。患者さんにはアレルギーをもっている人もいますし、花の香りの感じ方は人それぞれです。花もちも良いため、医療機関に飾るにはぴったりでしょう。
「どこで胡蝶蘭を買ったら良いか分からない」という人は、「京都花室 おむろ」の胡蝶蘭をご検討ください。「京都花室 おむろ」は、世界遺産 仁和寺門前の御室で創業65年以上の歴史と実績をもつ老舗花屋です。
「京都花室 おむろ」では、花き卸売市場や問屋などでは流通しないといわれている、特級や特Aなどの最高ランクの胡蝶蘭を取り揃えています。
店主自らが専属契約をしている全国の生産者に何度も足を運び、1955年創業からの実績と経験から、店主が目と手で確認した高品質の胡蝶蘭のみをご用意しています。
一般的に有料とされている和紙ラッピングや立札、送料は無料でご利用することが可能です。開院祝いにふさわしい胡蝶蘭を購入するなら、ぜひ「京都花室 おむろ」の胡蝶蘭をご利用ください。
観葉植物
観葉植物を贈るメリットはたくさんあります。まずおしゃれで置き場所を選ばない点です。医療機関では清潔感が重視されます。グリーンの観葉植物は白を基調にした医院とマッチし、インテリアとしても楽しめるでしょう。
待合室やエントランスにも調和するため、贈られた側が好みの場所に置けるのもメリットです。
世話が簡単なことも挙げられます。観葉植物の多くが、土が乾燥してから水をあげれば良いため、こまめな水やりが必要ありません。
少し水やりを忘れてもすぐに枯れないため、安心して管理できます。また耐陰性に優れている観葉植物も多く、日当たりの良い場所でなくても置けます。医院は多忙なことも多いため、管理の負担が少ないお花は喜ばれるでしょう。
観葉植物にはリラックス効果や空気浄化効果があるとされ、患者様の緊張を和らげるのに適しています。
「京都花室 おむろ」では胡蝶蘭だけでなく、観葉植物も扱っています。ぜひ一度ご覧ください。
フラワーアレンジメント
院内の受付や玄関で飾りやすいタイプとして、フラワーアレンジメントもおすすめです。比較的安価な予算で頼めるうえに、デザインの選択肢も広いメリットがあります。ただし、香りが強いお花や花粉のあるお花は避けるようにしましょう。
フラワーアレンジメントの中でも、プリザーブトフラワーもおすすめです。お手入れも不要で、花粉や強い香りがないのが魅力です。
雑菌が繁殖したり小バエやアリなどの虫が湧いたりしないため、清潔感を重視する医院にはぴったりです。
「京都花室 おむろ」ではフラワーアレンジメントやプリザーブドフラワーも取り扱っています。
まとめ
開院祝いのお花を贈る際には、贈る時期や花の種類など、相手に配慮しましょう。花粉のつきやすいお花やお手入れの難しいお花は、相手に負担をかけてしまうおそれがあります。費用は贈る相手との関係性によって決めると良いでしょう。