開院祝いなら胡蝶蘭|費用相場や押さえておきたいマナーとは

知り合いで病院やクリニックが開院されることを聞いて、お祝いの花を贈ろうと考えている人はいるでしょう。開院祝いでは、胡蝶蘭を贈ることが定番とされています。実際に、開院したばかりのところでは、胡蝶蘭が飾られているのを見かけるでしょう。今回は、開院祝いになぜ胡蝶蘭が良いとされているのか、その具体的な理由や、お花の選定以外のさまざまなお祝いのマナーについて紹介していきます。


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開院祝いに胡蝶蘭が良い理由

開院祝いの定番として、なぜ胡蝶蘭が親しまれているのか紹介します。

香りや花粉が少ないため

開院祝いで贈る花は、院内で飾られることを想定する必要があります。病院では、強い香りの花や花粉が多い花は置けません。その点、胡蝶蘭は香りがほとんどなく、花粉も少ないため、開院祝いとして選ばれることが多いのです。

たとえば、産婦人科では妊娠中で匂いに敏感な人が、皮膚科では花粉によって皮膚がかぶれてしまう人もいるかもしれません。上記に該当しない人でも、人によっては花の香りや花粉が苦手な方もいます。胡蝶蘭であれば、花粉や香りがそれほど気になることはありません。

花言葉に良い意味が込められているため

胡蝶蘭の花言葉は「幸せを運んでくる」です。また、胡蝶蘭は根のある植物であり、鉢植えで飾られます。鉢植えの胡蝶蘭には「運んできた幸福が根付く」という意味もあります。

その縁起が良さから、ビジネスシーンでもお祝いの花として贈られています。

もちろん、開院祝いに贈る花として、花言葉にメッセージ性を込めることで気持ちが伝わりやすくなるでしょう。新たな門出を祝うための花として、花以外の価値をプラスするために花言葉にもこだわってみてはいかがでしょうか。

手入れが簡単なため

花の贈り物は、種類によって乾燥や寒さに弱いものもあり、手入れに手間がかかってしまいます。

その点、胡蝶蘭は水やりなどの世話が簡単なので、多忙な医療関係者への贈り物に向いています。

切花は花瓶を用意したり、花を生けたりする必要がありますが、胡蝶蘭は花瓶を用意することもなく、そのまま手入れができて業務の妨げにならないのもポイントです。あまり日が差さない室内でも比較的長持ちするので、長く楽しんでもらえます。

時期を問わないため

花には旬の時期がありますが、胡蝶蘭は年間通して栽培されているため、贈る時期を選びません。いつでも手に入り、贈ることができるのは胡蝶蘭のメリットといえるでしょう。

胡蝶蘭は季節を問わず入手できますが、亜熱帯地域のような温かい気候を好むため、冬場は生産量が少なくなってしまいます。

開院祝いを贈る時期によっては、ほかの季節よりも数が限られてしまうため注意が必要です。寒い時期に開院祝いを贈る予定があるのなら、早めに準備しておくことをおすすめします。

開院祝いに贈る胡蝶蘭の費用相場

一般的に開院祝いに贈る胡蝶蘭の相場は3~10万円程度です。贈り先との親密度や贈り先の規模を考慮し、目安となる金額を決定します。

安価な胡蝶蘭もありますが、重要なビジネスシーンで1万円以下などの安い胡蝶蘭を贈ることは失礼にあたるため、気を付けましょう。

大きな総合病院などに贈る場合は、20~30万円程度まで予算が上がることもあります。贈る相手との関係性にもよりますが、金額面で迷ったときは少し高めの金額のものを選ぶと安心です。

開院祝いに胡蝶蘭を贈るときのマナー

開院祝いという新たな門出を祝うために、失礼のないよう基本的なマナーを押さえておくことが大切です。開院祝いに胡蝶蘭を贈るときの基本的なマナーと注意点を解説します。

胡蝶蘭を贈って良いか確認

開院祝いに胡蝶蘭を贈っても問題ないか、事前に確認しておくことも大切です。胡蝶蘭は香りや花粉が少なく、衛生面でも開院祝いに適しています。土ではなくミズゴケや木のチップなどが使われているため、院内を汚すこともありません。簡単なお手入れで、院内に華やかさを添えられるので人気があります。

しかし、なかには衛生管理上、生花を受け付けていない病院もあるため注意しなければなりません。また、そもそもお祝い自体を受け付けていない場合も考えられます。病院やクリニックの方針によって変わるため、あらかじめ確認しておくと安心です。

贈るタイミング

開院祝いを贈るときは、贈るタイミングに配慮しましょう。開院日の午前中に贈るのが一般的とされているため、当日か、早くても前日までに届けると良いでしょう。また、大安や友引、先勝など縁起の良い日に贈るのもおすすめです。

宅配は梱包された花を開封する手間がかかりますが、細かな指定ができるので近年利用されています。

仮に、開院前日にスタッフが受け取れない場合は、開院当日の休憩時間や診察終了後など、忙しい時間帯を避けて贈るなど配慮が大切です。

なかには、開院前に内覧会やセレモニーを行う病院もあります。内覧会がある場合は、内覧会の日に届くように手配しましょう。

内覧会に上司や関係者が出席していた場合、自社の花が飾られていないと居心地の悪い思いをしてしまうかもしれません。

あとから花を贈っても、「内覧会に花がなかった」「忘れられた」というイメージがついてしまうことがあります。贈るタイミングは重要であり、漏れのないよう手配することが大切です。

立札の書き方

開院祝いに花を贈るときは、立札が必要です。立札を付けることで、贈り先の相手がすぐに贈り主を確認できます。また、来院される方に対し、贈り先とのつながりをアピールすることも可能です。

立札には、以下の種類があります。

・木札(天然の木に印字した透明シールを貼る)
・木目調立札(厚紙の台紙に印字した透明シールを貼る)
・紙札(はがきサイズほどの厚紙)
・メッセージカード(名刺サイズ)

贈り主がひと目で分かるように立札に名前を書いて胡蝶蘭に飾るのが、胡蝶蘭を贈る際のマナーです。

立札がなければ贈り主がわからず、宅配伝票を確認する必要があるため、相手を困らせないためにも、お花だけでなく立札も付ける必要があります。

お祝いの文言である頭書きは「祝御開院」「開院御祝」などにし、ひと目でお祝いの内容が理解できるようにします。もし、長いメッセージでお祝いの言葉を入れたいときは、立て札とは別にメッセージカードを添えましょう。

誤字にも細心の注意を払います。とくに相手の名前を間違えてしまうと、大変失礼にあたるので注意が必要です。

もし、お祝いを贈るタイミングを逃して開院後となってしまった場合は、「祝御発展」や「御祝」などの文言にするのがおすすめです。開店・開業後の文言として多く使われるので、問題はありません。ただし、やはりタイミングは逃さないようにしましょう。

ラッピングの選び方

一般的に胡蝶蘭を贈る際は、見栄えが良くなるようにラッピングを施します。しかし、マナーを守ってラッピングを選ばないと、相手に不快感を与えてしまいます。

病院はさまざまな患者様が治療のために訪れる場所なので、派手すぎず、優しい色や柔らかい色など、院内になじむような落ち着いた色を選ぶと良いでしょう。病院のイメージカラーに合わせて、ピンクやグリーンなどを選ぶのもおすすめです。

どの色にしたら良いかわからないときは、お店に相談しながら決めることもできます。経験豊富なスタッフに相談すれば、イメージに合うラッピングを選んでもらえるでしょう。

サイズの選び方

サイズの選び方は相手との関係性によって変わります。一般的には、白大輪の3本立ちが選ばれることが多く、開院祝いの贈り物として重宝されます。また、華やかな印象を与えることができて、設置場所を選ばないため喜んでもらえるでしょう。

3本立ちよりも豪華な胡蝶蘭を選びたいのなら、5本立ちがおすすめです。本数は偶数を避けて奇数にすると良いでしょう。

開院祝いには、仕事の関係者や友人、知人、親族など、多方面からお祝いが届きます。本数を増やすことでほかの胡蝶蘭よりも目立たせたい方は、ぜひ検討してみてください。

ただし、5本立ちの胡蝶蘭を贈っても飾る場所がないと、かえって迷惑になってしまう場合があります。相手を困らせないためにも、事前にスペースの有無を確認しておきましょう。

開院祝いにおすすめの胡蝶蘭をご紹介!

開院祝いに贈る胡蝶蘭を選ぶポイントについて解説します。

おすすめの胡蝶蘭の色

胡蝶蘭に限りませんが、色によって与える印象は変わるため、色選びも重要です。開院祝いに贈る胡蝶蘭には白がおすすめです。白は清潔さや新しいという印象を与える色なので、新たな医療機関を開院するお祝いに適しています。

ピンク色の胡蝶蘭はかわいらしさがあり、柔らかい雰囲気を演出できます。建物の雰囲気や部屋の規模に合わせて胡蝶蘭を選ぶと良いでしょう。

おすすめは「京都花室 おむろ」の胡蝶蘭

開院祝いの花を選ぶなら、品質にもこだわりたいところです。今後の関係性や祝福の意味を込めて納得のいく花を選びましょう。

老舗の「京都花室 おむろ」の胡蝶蘭は、花き卸売市場や問屋などでは流通しないといわれている、特級や特Aなどの最高ランクで高品質の胡蝶蘭を取り揃えています。

一般的な生花店やネット通販会社と違い、店主が日本全国の生産者に何度も足を運び、実際に目を手で確かめているため、年中をとおして高品質の胡蝶蘭を用意できます。

胡蝶蘭の選定には自信があり、京都花室 おむろでは業界唯一、「枯れ保証-全額返金制度-」を導入しております。送料やラッピング、立札や写真報告サービスはすべて無料で行っているため、これらの追加料金はかかりません。

写真報告サービスは、商品を購入した後になかなか贈り先にお花の状態をお伺いに行けない場合にご活用いただけます。京都花室 おむろでは、お贈りするお花の状態を事前に立札付きで発送前に写真で報告するため状態が知れて安心です。

まとめ

開院祝いに花を贈るなら、胡蝶蘭にすると良いでしょう。とくに白い胡蝶蘭は清潔感もあり、医療機関の開院を華やかに彩ります。

胡蝶蘭を贈る際のタイミングなどのマナーに注意し、開院祝いを贈りましょう。高品質な胡蝶蘭をお探しの方は、京都花室 おむろの胡蝶蘭をぜひご検討ください。