胡蝶蘭の気になる相場は?贈る際のポイントやおすすめの胡蝶蘭も紹介

胡蝶蘭は華やかで高級感があり、お祝いなどの贈り物の定番として知られています。 しかし、いざ贈ろうと思ったとき、どのくらいの価格のものを選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 今回は、お祝いのシーン別にみた胡蝶蘭の相場や、金額に違いが出る理由について解説します。


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高級感のある胡蝶蘭はお祝いにぴったりの花

胡蝶蘭は、その優雅で美しい花の姿が特徴です。独特の形と洗練された色合いは、贈り物として魅力的で、受け取る人に喜んでいただけます。

高級感があり品質の高い花であるため、お誕生日や結婚祝いだけなく、開業祝いや昇進祝いなどのビジネスシーンの贈り物にもぴったりです。

また、胡蝶蘭には「幸せを運んでくる」という花言葉があります。この花言葉からもわかる通り胡蝶蘭は幸福を呼び込むシンボルとされ、縁起の良い花です。

そのほか、胡蝶蘭は花が長く咲き続けることや1年通していつでも花を咲かせられる点も魅力のため、季節に関係なく贈れるほか、贈り物として受け取った人が長い間鑑賞を楽しめます。

色は白やピンク、黄色などいくつかあり、気軽にプレゼントできる小ぶりの胡蝶蘭もあるので、受け取り手の好みに合わせて選べます。

【シーン別】胡蝶蘭の相場

胡蝶蘭の相場は、どのようなシーンで、どのような方に贈るかによって異なってきます。ここからは、シーン別の胡蝶蘭の相場をご紹介します。

誕生日

誕生日に贈る胡蝶蘭の相場は1万円前後です。このぐらいの値段の胡蝶蘭は「ミディ胡蝶蘭」と呼ばれる高さ40〜60cmの大きさのもので、胡蝶蘭の中でも小ぶりのサイズとなります。

誕生日に贈る胡蝶蘭の色は、白やピンク、赤リップがおすすめです。赤リップは花びらの中心にある「リップ」が赤くなっている特徴があり、紅白で縁起が良いとされています。相手の好きな色があれば、その色に合わせて贈るとよいでしょう。

結婚祝い

結婚祝いの場合、1万円〜1万5,000円ほどが相場です。結婚式のお祝いとして贈るのであれば、ご祝儀に加える形にするのが一般的です。

長寿祝い

長くきれいな状態を楽しめる胡蝶蘭は、長寿祝いとしても喜ばれます。

一般的な相場は1万円ほどですが、身内であれば1〜3万円が目安となります。子どもから親へ贈る場合は2〜3万円、孫から祖父母へ贈る場合は1〜2万円くらいです。

親戚や知人に贈るのであれば、1万円くらいが目安です。少し豪華なものを贈りたいときは、1人あたり3,000〜5,000円くらいになるようにして、複数名で共同購入するのもおすすめです。

引越し祝い

引越し祝いや新築祝いで胡蝶蘭を贈る場合の相場は、5,000円〜3万円ほどです。

家族や親戚であれば1〜3万円、友人や知人であれば5,000円〜1万円程度のものを目安にしましょう。

葬儀・お供え

お祝いの場面だけでなく、胡蝶蘭は葬儀などの供花としても贈られることが多いです。

金額は故人との関係によっても変わってきますが、相場は、5,000円〜3万円ほどです。家族や親戚であれば15,000円〜3万円、知人や友人であれば1万円〜15,000円くらいが目安です。

葬儀に参列する場合は、香典の金額も考慮して予算を検討するようにしましょう。

開店・開業祝い

開店・開業祝いでは、1〜5万円程度が相場です。

一般的な取引先であれば1〜3万円、付き合いが深く重要な取引先であれば3〜5万円を目安にすると良いでしょう。

昇進・就任祝い

昇進・就任祝いの相場も、1〜5万円程度です。一般的な取引先は1〜3万円、重要な取引先は3〜5万円程度が目安です。

また、役職によっても相場は異なります。部長昇進なら1〜3万円、社長就任なら1〜5万円程度となります。特に重要な取引先の場合は、10万円ほどの豪華なものが選ばれることもあります。

社内の昇進・就任祝いの場合は、上司であれば2〜3万円、部下であれば1〜2万円程度が相場です。

移転祝い

移転祝いの場合は、一般的な取引先であれば1~2万円、重要な取引先は2~3万円程度が目安です。

胡蝶蘭の金額が違うのはなぜ?

胡蝶蘭を選ぶとき、金額の違いで迷ったり悩んだりした方も多いのではないでしょうか。同じボリュームに見えても、さまざまな理由から金額に差が出ます。ここでは、胡蝶蘭の金額に違いが出るポイントについて解説します。

大きさ

胡蝶蘭の金額に影響を与える要素のひとつが、花の大きさです。「大輪(12~14cm)」、「中輪(7~8 cm)」、「ミディ(5~6cm)」の3種類のサイズに分けられます。

花が大きい胡蝶蘭ほど値段が高くなるとは限りません。品種によっては大輪より中輪の方が高くなるということもあるのです。

より華やかで高級感がある大輪は、ビジネスシーンでの贈答用に向いています。小ぶりで飾りやすいミディは、場所を問わず飾ることができるので、個人用に贈るときに重宝されています。

とはいえ、贈るときは大きさだけで選ぶのではなく、目的にかかわらず、贈り先に受け取ってもらいやすいサイズ感と予算で選ぶことが大切です。

本数

胡蝶蘭の金額は、ひとつの鉢に何本の胡蝶蘭があるかによっても変わってきます。本数が多ければ多いほど華やかになり、金額も高くなります。

購入する店舗にもよりますが、飾りやすいサイズの1本立から、豪華な10本立まで、広くラインナップされています。4などの縁起のよくない本数は除き、1・2・3・5……とそろえているところが多いです。

一般的には、3本立・5本立・7本立など、奇数で割れない本数にした方が、縁起が良いとされていますが、今日ではあまり関係がなくなっており、シーンやニーズに合わせた本数で選ばれることが多いです。

胡蝶蘭の種類によっては扱えない本数もあるので、お店で相談すると良いでしょう。

輪数

輪数(1本にどれだけの花やつぼみがついているか)も胡蝶蘭の金額に影響し、花やつぼみの数が多くついている方が豪華で、金額も高くなります。

ただしミディは花がつきやすいので、金額が変動することはあまりありません。

品種・色

胡蝶蘭の定番色は白ですが、それ以外にもピンクや紅白、黄色、青、紫などさまざまな色があります。中でも青、紫などは、染色水の吸い上げや吹き付けによって染色されていることが多く、その分金額も高くなる傾向にあります。

また、希少な品種であったり、種から苗を育てたりする場合も高価になる傾向があります。

サイズや予算などを検討しながら選ぶようにしましょう。

胡蝶蘭を贈るときのポイント3つ

胡蝶蘭を贈る際、気を付けておきたいポイントがあります。ここからは、贈る前のチェックポイントを3つご説明します。

1.贈るタイミング

胡蝶蘭を贈るタイミングは、大安や友引、先勝などの縁起の良い日を選びましょう。イベントや開店日など、日程が決まっている場合は、当日の午前中に届くようにするのが一般的です。

もしイベント当日や開店初日などは先方が忙しく、贈り物を届けるとかえって迷惑になると予想される場合は、必ず事前に予定を伺い、前日にお送りできるようにしましょう。花を断られることもあるので、伺うときには、「前日からおられますでしょうか。」など確認しておくことも大切です。

贈るのを忘れていた場合や初日を過ぎた場合でも、「折御発展」といったような形で贈ることができます。大安などの縁起の良い日を選び、午前・午後を問わず早めに贈ることが大切です。

2.立札

立札は誰が贈ったかのかがわかるようにするためのもので、贈答品などの熨斗のようなものです。お祝い事の際はたくさんのお祝いが届く可能性があるため、一目で送り主がわかるようにします。

立札にはいくつか種類があり、木札(木に印字したものを貼る)、木目調立札(厚紙の台紙に印字したものを貼る)、紙札、名刺サイズのメッセージカードなどを選べます。

法人の贈り物であれば、木札もしくは木目調立札を選ぶと良いでしょう。紙札は親しい間柄の場合でのみ使うもので、ビジネスシーンにはあまり向きません。

立札に記載できる内容は決まっており、「祝」「御祝」「祝 御開店」などのお祝い文言と、贈り主の名前になります。お祝い文言は、すべて漢字で書かなくてはならないため、決める際は注意が必要です。

お届け先様に置き場所がなく外に置かれる場合など、場面によってはお届け先様名を記載することもあります。

立札にあまり長すぎるメッセージなどを入れると、格好が悪くなってしまいます。長いメッセージを入れたい場合は、立札とは別にメッセージカードを添えると良いでしょう。

3.ラッピング

胡蝶蘭のラッピングには、不織布と和紙の2種類が使用されます。お店でラッピングしてもらう際、一般的には不織布は無料、和紙は有料とされていることが多いです。

色は置かれる場所やお届け先様の規模、特徴などに合わせて選ぶのがおすすめです。選ぶのが難しい場合は、花に合わせた色をお店に選んでもらう形で大丈夫です。

葬儀やお供えとして贈る場合は、華美にならないよう、グレーや紺などの落ち着いた色にすると良いでしょう。

胡蝶蘭を贈る際の際の注意点

胡蝶蘭はお祝いの贈り物にぴったりですが、状況によっては適していない場合があります。胡蝶蘭を贈る前に、ここでご紹介する注意点を押さえておきましょう。

飾る場所を考慮する

胡蝶蘭を贈る際は、贈り先に喜んで受け取ってもらえるかどうかに注意して選びましょう。胡蝶蘭は風通しが良く、明るい室内に置いて管理する必要があります。

しかし、贈り先が胡蝶蘭の管理に適したスペースがない場合、胡蝶蘭を贈られても困ってしまうでしょう。特にサイズの大きい胡蝶蘭を贈る際は注意が必要です。

もし、贈り先にスペースがなさそうな場合は、胡蝶蘭のサイズを小さくしたり本数を抑えたりするとよいでしょう。

「本数を少なくすることで物足りない見た目になるのでは」と心配な方は、鉢のデザインを工夫するのがおすすめです。モダンなデザイン、高級感のあるデザインにすれば、美しい外観をキープできます。

胡蝶蘭を贈るのが不安な場合は、贈り先に事前に確認しておくのも手です。胡蝶蘭は比較的管理しやすい花ですが、水やりや適切な温度管理が大事となるため、そういった手間がかかることも考慮して贈り物として相応しいか検討しましょう。

お見舞いに贈るのはNG

鉢植えの植物は土から根が生えることから、「根付く」「寝付く」を連想させるため、病気やケガの「お見舞い」で贈るのはタブーとされています。1日も早く退院したいと考えている方に対して、鉢植えを贈るのは失礼にあたるため避けましょう。

胡蝶蘭は鉢植えであるため、「お見舞い」ではなく「退院祝い」として贈るのがおすすめです。

胡蝶蘭を贈るなら「京都花室 おむろ」がおすすめ!

京都花室 おむろが取り扱う胡蝶蘭は、花き卸売市場や問屋などでは流通しないといわれている、特級や特Aなどの最高ランクで高品質の胡蝶蘭を取り揃えています。そのため、数か月経っても花落ちがほとんどない姿で鑑賞できることが特徴です。送り先の方へのお祝いの気持ちも、しっかりと伝わるでしょう。

一般的な生花店やネット通販会社と異なり、京都花室 おむろでは、専属契約をしている京都の生産者や日本全国の生産者に何度も足を運び、1955年創業からの実績と経験から、店主が目と手で確認をした胡蝶蘭のみをご用意しています。そのため、年間を通して、高品質の胡蝶蘭を安定的に365日ご用意することを可能としています。

京都花室 おむろでは一般的に有料とされる和紙ラッピングや立札、送料だけでなく、写真報告サービスも無料です。お贈りする花の状態を、立札付きの写真で発送前にご報告します。

花を贈ったものの、なかなか贈り先に花の状態をお伺いに行けない…という場合でも、花の状態を知ることができるので、送り主の方にとっても安心です。ここでは、おむろの胡蝶蘭を5つ紹介します。

京都 おむろ胡蝶蘭(白大輪)3本立M

京都 おむろ胡蝶蘭は、数十年以上何度も失敗しながら、交配を繰り返して誕生した日本初の京都ブランド胡蝶蘭です。通常の3倍以上の歳月をかけて作り上げた胡蝶蘭であり、存在感と奥ゆかしい美しさを兼ね備えています。立体的でボリューム感があるため、360度どの角度から見ても楽しめるのも特徴です。

>>京都 おむろ胡蝶蘭 (白大輪)の詳細ページはこちら

京都 はんなり胡蝶蘭(白大輪)3本立 松

京都 はんなり胡蝶蘭は、胡蝶蘭の最上級品です。「はんなり」は京ことばで「上品で華やかな様子」を表します。京都 はんなり胡蝶蘭はその名の通り、上品さと美しさを兼ね備えています。一般的な胡蝶蘭は花の向きが「ハの字」になるのに対して、京都 はんなり胡蝶蘭は、花の向きがすべて前に向いて平行になっているのが特徴です。

>>京都 はんなり胡蝶蘭 (白大輪)の詳細ページはこちら

京都 色付き胡蝶蘭 青色 3本立

京都 色付き胡蝶蘭 青色は、鮮やかな青色の花びらが特徴的な胡蝶蘭です。従来の色のついた胡蝶蘭は、白色の花にスプレーを直接吹きつけていたため、品質にばらつきがありました。おむろでは特許を取得した技術により、花本来の美しさを残しつつ、内側から染めることに成功しています。青以外にも紫や黄色、緑などの色も取り扱っています。

>>京都 色付き胡蝶蘭 青色の詳細ページはこちら

京都 手染め胡蝶蘭(白大輪)3本立

京都 手染め胡蝶蘭は、花びらに職人が丁寧に絵を描きこんでいるのが特徴です。四季によって描かれる絵柄は異なり、企業名や会社のロゴマークなどを描くこともできます。オリジナリティのある贈り物をしたい方におすすめの胡蝶蘭です。

>>京都 手染め胡蝶蘭 (白大輪)の詳細ページはこちら

京都 ミニ胡蝶蘭 黄色 5本立

京都 ミニ胡蝶蘭 黄色は、大輪の胡蝶蘭の小型化を実現した商品です。サイズがコンパクトで置き場所を選びません。黄色以外にも紅白、ピンクのカラーバリエーションがあります。

>>京都 ミニ胡蝶蘭 (黄色)の詳細ページはこちら

まとめ

胡蝶蘭の相場は、贈るシーンや贈る相手との関係によって変わってきます。金額はもちろんですが、お相手の状況なども考慮して、色やサイズにもこだわると良いでしょう。

質の良い胡蝶蘭は長く楽しむことができ、お相手にお祝いの気持ちも伝わります。胡蝶蘭を選ぶ際は、質の高い花を取り扱っているお店での購入がおすすめです。