最新技術が生んだ青い胡蝶蘭|種類や予算・花言葉などを紹介!

胡蝶蘭といえば、白やピンクが真っ先に頭に浮かびますが、定番ではなく個性的で目を引くギフトを贈りたい方もいるでしょう。そのような場合は、青い胡蝶蘭を贈り物にしてはいかがでしょうか。 さまざまな色があるなかで青い胡蝶蘭を選べば、贈り先の印象に残ります。そこで今回は、青い胡蝶蘭の種類や花言葉、注意点などを紹介します。


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青い胡蝶蘭は珍しいの?

青色の胡蝶蘭は、近年になってから染色や遺伝子組み換え技術により誕生したもので、珍しい品種です。

そもそも、自然界においては、青色の花は少ない傾向にあります。そのうえ、胡蝶蘭自体は青色の色素を持っていないことから、青い胡蝶蘭を作り出すことが難しいとされていました。

技術の結晶!青い胡蝶蘭には2種類ある!

青い胡蝶蘭は、作り方によって2種類に分けられます。その違いについて詳しく紹介します。

青く染色した“ブルーエレガンス”

従来の白い胡蝶蘭に、特殊な染色液を使って染色したのがブルーエレガンスです。品のある青のグラデーションが美しいのが特徴です。

ブルーエレガンスは高度な技術で内側から青く染めあげており、その染色方法は公開されておりません。スプレーで直接吹きつけて染色しているのはブルーエレガンスではないため、品質が異なります。

染めたことで品質に影響を与えることもなく、通常の胡蝶蘭と同様に長く楽しめます。また、早く枯れる心配もなく、花びらに触れても塗料がつくことはありません。

この特許技術ですが、現在は日本を含むアメリカ、オランダ、ブラジルの4ヶ国でしか生産が行われておりません。現在、日本で唯一ブルーエレガンスの生産を行っているのは愛知県の園芸店のみです。

一般的に出回っている青い胡蝶蘭の多くはブルーエレガンスですが、生産量が限られている分、自然と希少価値が高くなるのです。

※2023年10月時点での情報です。

遺伝子組み換えで作られた青い胡蝶蘭

先述のような染色技術を必要とせず、品種改良により生み出された青い胡蝶蘭もあります。品種改良で作られた胡蝶蘭は、深みのある瑠璃色のような青が特徴的です。シルクのような質感で高級感も漂います。

植物全体をとおしても青色の花は貴重であり、全体の10%にも満たないといわれています。そのなかに青色の胡蝶蘭は入っておらず、自然界には存在しないのです。

従来の一般的な品種改良は、さまざまな品種と交配する作業を何度も繰り返して作られます。種をまいて育てる方法が主流ですが、この方法では青い胡蝶蘭の色は作り出せません。胡蝶蘭は、デルフィニジンという青い色素の遺伝子をもっていないからです。

そのため、青い胡蝶蘭には、ツユクサから取り出した青い花を咲かせる遺伝子が使われました。胡蝶蘭はもともと遺伝子組み換えの難しい植物でしたが、15年以上の研究を積み重ねて作り出すことができたのです。

これらの研究を行っていたのが、千葉大学の三位正洋教授らと大阪の石原産業です。長い年月をかけて共同開発してきた成果が実り、2012年に染色が必要ない遺伝子組み換えによる青い胡蝶蘭が誕生しました。ほかの花に比べて多く出回っていませんが、今では一般に流通するようになっています。

青い胡蝶蘭を贈るときに知っておきたい基礎知識

青い胡蝶蘭は流通数が少なく、高価なイメージがあるでしょう。ここからは、青い胡蝶蘭を贈る際の基礎知識として、花言葉や予算、ギフトに適したシーンなどを紹介します。

花言葉

青い胡蝶蘭の花言葉は「愛」と「尊敬」です。ピンク色の胡蝶蘭の花言葉「あなたを愛する」とツユクサの花言葉「尊敬」からつけられたとされています。

花言葉の由来には、品種改良の経緯が関係しています。青い胡蝶蘭には、ピンク色の胡蝶蘭と青色のツユクサの遺伝子が使われているため、ふたつの花言葉が添えられたのです。

予算

青い胡蝶蘭は、一般に多く流通している白い胡蝶蘭よりも高価です。基本的には、大きさや本数によって価格に違いがみられますが、市場に出回っている青い胡蝶蘭は希少価値が高く、価格も上がりやすいといえます。

具体的には、大輪の場合、2本立で10,000円代後半~20,000円台、3本立で40,000円台、5本立で5 0,000円台が相場です。一般的な白い胡蝶蘭と比べて、1本あたり3,000円ほど差がみられます。

青い胡蝶蘭を選ぶときは、予算に合わせて大きさや本数を調整すると良いでしょう。

ギフトにおすすめのシーン

胡蝶蘭はお祝いごとにおすすめのお花です。白い胡蝶蘭が多いなか、青い胡蝶蘭を贈れば特別感を演出できます。

開店や開業祝いには胡蝶蘭を贈る方が多いため、青い胡蝶蘭が飾られていると存在感が増し、お店に華やかさを添えられます。お店や会社のイメージカラーが青なら、さらに喜ばれるでしょう。

また、青い胡蝶蘭には「尊敬」の意味が込められるため、お花を通して気持ちを伝えることができます。取引先の慶事に贈ると、より一層喜んでもらえるでしょう。退職祝いや栄転のお祝いなど尊敬する上司に贈れば、さりげなく敬意を示すことができます。

また、敬老の日や父の日・母の日、お世話になっている恩師への贈り物にもおすすめです。青い胡蝶蘭は珍しい品種であり、思い出に残りやすいものです。特別感を演出できるうえ、感謝の気持ちも込められるので思いを伝えたいときにぜひご活用ください。

青い胡蝶蘭を贈るときに注意したいこと

青い胡蝶蘭だけの注意点もあるため、贈る相手に事前に伝えてあげると親切です。ここでは、青い胡蝶蘭を贈るときに注意すべき点を確認しておきましょう。

色ムラが出ることもある

ブルーエレガンスは、特殊な染色方法で作られているので、花びら1枚ごとの色の濃さに差が出る場合があります。また、つぼみの状態では染まりにくく、花びらの先にいくほど色が薄くなる傾向があります。

なかには、染色したときにしっかり染まっておらず、白い花びらのままのこともあるようです。胡蝶蘭によって濃淡に差がみられることで、違いを楽しむメリットもありますが、贈り先に驚かれることもあるかもしれません。

少しずつ花が白くなる

ブルーエレガンスは日々の水やりで色素が抜けていき、胡蝶蘭の青色が少しずつ白くなることもあります。とはいえ、白くなっても花の劣化ではなく、品質に問題はありません。

二度目は白い花が咲く

胡蝶蘭は長く楽しめるお花であり、元気に育っていれば二度目の開花も期待できます。ただし、染色された青の胡蝶蘭で二度目に咲く花は白に変わるため、青い花が楽しめるのは一度限りです。

とはいえ、同じ胡蝶蘭で青と白の2色を楽しめるのは、ブルーエレガンス以外ありません。色違いの胡蝶蘭を楽しめるメリットもあります。

印象的なギフトなら青い胡蝶蘭を贈ろう!

印象的なギフトを贈りたいなら青い胡蝶蘭がおすすめです。ただし、青い胡蝶蘭は珍しい品種であり、市場では出回っていないため購入場所の選定が難しい場合もあるかもしれません。購入先にお困りなら、「京都花室 おむろ」で青い胡蝶蘭を探してみませんか。

「京都花室 おむろ」について

京都花室 おむろ」では、胡蝶蘭の専門店として産地直送の宅配モデルを導入し、新鮮な状態で高品質な胡蝶蘭を適切な価格で配送しております。

京都花室 おむろ」の胡蝶蘭は、すべて特Aランクのものなので、品質にもご満足いただけるでしょう。一部地域を除き、全商品送料無料で対応していることもあり、最小限の費用でギフト配送が可能です。

また、多くの生花店は多くても3色展開ですが、京都花室 おむろ」では安定的に青も含めた5色(白・ピンク・紅白・青・紫・黄・緑)の取り扱いがあり、選択の幅が広がります。希少価値の高い青い胡蝶蘭は、贈り先様へも喜んでもらえるでしょう。

胡蝶蘭に慣れていない方へ贈る場合でも、お手入れのしおりを添えて配送しているので安心してご利用いただけます。

さらに、ギフトに最適なこだわりのラッピングや立札も無料でご用意いたします。写真送付サービスも行っており、直接贈り先へ行けない方でもお花と立札を写真でご確認いただけるので安心です。

長く楽しんでいただける高品質な胡蝶蘭をお探しなら、ぜひ「京都花室 おむろ」までお気軽にご相談ください。

青い胡蝶蘭のラインナップ

青い胡蝶蘭は希少性が高く、2本立での販売が一般的です。とはいえ、2本立では華やかさが足りないとお悩みの方は、3本立や5本立を選んでみると良いかもしれません。

京都花室 おむろ」では、以下のラインナップが充実しております。

・京都 色付き胡蝶蘭 青色 2本立
・京都 色付き胡蝶蘭 青色 3本立
・京都 色付き胡蝶蘭 青色 5本立

3本立や5本立は、色合いだけでなく存在感があり、豪華さを演出できます。

まとめ

白い胡蝶蘭を選ぶ方が多い中、青い胡蝶蘭を贈ると相手の印象に残りやすいものです。青い胡蝶蘭は華やかさがあり、特別感を演出できるため、個性的な贈りものにしたい方におすすめです。

また、「尊敬」の花言葉もあり、敬老の日や父の日・母の日などに贈ると喜ばれます。高品質で長持ちする胡蝶蘭をお探しなら、「京都花室 おむろ」までお気軽にお問い合わせください。

お祝いなら胡蝶蘭通販の「京都花室おむろ」