お祝いで胡蝶蘭を贈るときに気をつけたい7つのマナー

高級感のある胡蝶蘭は、華やかなお祝いごとの贈り物におすすめです。シーンごとのマナーを守って、相手の方に喜んでいただける一品を選びましょう。 今回は、胡蝶蘭をお祝いに贈るときのマナーについて詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


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お祝いで胡蝶蘭を贈るときの7つのマナー


ここでは、お祝いで胡蝶蘭を贈るときのマナーについて解説します。

フラワーギフトは、相手の方に喜んでいただくことはもちろんですが、ビジネスで贈る際は立札がつくために会社の顔になります。予算も考慮しながら、シーンにふさわしいものを厳選しましょう。

【マナー1】贈るシーンによる相場

胡蝶蘭は相場を目安に、お祝いのシーンにふさわしい予算で選ぶ必要があります。迷ったら、ワンランク上の花を贈ると良いでしょう。

・取引先の企業のお祝いごと 3~8万円
・開店祝いや開業祝い 1~10万円
・大企業へのお祝いごと 3~10万円
・昇進や就任のお祝い 1~10万円
・親しい友達や恋人の誕生祝いなど 5,000~10万円
・母の日や家族のお祝い 5,000~10万円

周年などの大切なお祝いのときは20〜30万円の胡蝶蘭を贈る場合もあります。

【マナー2】花の大きさや本数、色について

花の大きさ

花の大きさは見栄えだけでなく、飾りやすさにも影響します。次にご紹介する花の大きさを参考に用途に合うものを選んでください。とはいえ、大きさによる決まりがあるわけではないので、贈る相手に受け取ってもらいやすいサイズ感と予算で選べば大丈夫です。

・大輪(花の大きさの目安:12~14cm)
存在感があり豪華な印象を与えるため、開店祝いや開業祝いといった華やかなお祝いごとに最適です。

・中輪(花の大きさの目安:7~8cm)
派手さをおさえてしっかりとお祝いしたい誕生日や新築祝い、個人向けのギフトに適しています。

・ミニ(ミディ)(花の大きさの目安:5~6cm)
コンパクトなので、ちょっとしたお祝いごとやメインの贈り物に花を添えたいときにおすすめです。

花の本数

胡蝶蘭の花の本数は、飾るスペースにあわせて選ぶ必要があります。以前は奇数の花は縁起が良いと好まれていましたが、最近は本数にこだわらずに贈る方が増えています。偶数の花は縁起が良くないと敬遠されることはありません。バランスの良さで選びましょう。

花の色

胡蝶蘭の花の色は白が多く、お祝いごとから弔事まで使えます。そのほか、ピンク、黄、紫といったさまざまな色があるので、相手の方やお祝いの内容にふさわしい色で選んでください。

花の中心部のリップが赤い紅白色の胡蝶蘭は縁起が良く、おめでたい贈答品として企業向けのお祝いに好まれます。贈る方が女性ならピンクを、開店祝いで豪華さを演出したいときは黄など、シーンにあわせて選んでください。

ただし、白以外の色は生産数が少ない場合があるため、注文の際に在庫を確認してもらいましょう。

【マナー3】スペースの確認

贈り先によっては、胡蝶蘭を贈るスペースがない可能性があります。あまり鉢や花が大きすぎるとかえって迷惑になるので、事前に確認してください。

スペースが取れないならミディを選び、陶器製で高級感のある鉢の胡蝶蘭を贈るのも良い方法です。大きさや値段にこだわらず、贈り先に喜んで受け取ってもらえるかを重視しましょう。

【マナー4】贈るタイミング

胡蝶蘭を贈るタイミングは、どのようなお祝いごとに対して贈るかによって違いがあります。

移転や開業・開店祝い

お店や会社の移転の場合は、移転当日に届くタイミングで手配します。移転に関わる式典がある場合には、式典当日か前日にお店や会場に届くようにしましょう。

開業・開店祝いの場合は、開業日の前日か当日の午前中に贈るのがマナーです。ただし、オープン当日だとスタッフが忙しく、荷物の受け取りが難しい場合があります。胡蝶蘭を贈りたい場合は、事前に先方に確認しておくなどリサーチが必要です。

プレオープンに招待されている場合は、来訪当日に届くようにしても問題ないでしょう。

就任祝い

社長や役職への就任祝いは、就任当日に届くように手配するのが原則です。

就任式がある場合には、式が執り行われる会場に直接届くようにします。就任する日時の確認は本人ではなく、企業のホームページや新聞、就任挨拶状などで確認しておくことがマナーです。

事情があって就任祝いをどうしても早く贈らないといけない場合には、「就任の祝い」ではなく「内定のお祝い」として贈るようにしましょう。この場合、前任者に迷惑をおかけしないように、就任前の肩書を明記した上で贈ることも重要です。

縁起を気にする場合には、仏滅を避けて贈ります。大安に贈れればベストなので、就任式周辺の暦もチェックしてみてください。

新築祝い

新築祝いとして胡蝶蘭を贈る際は、引っ越し当日ではなく、新生活が落ち着くころに届くようにするのがマナーです。

目安としては、引っ越しから1~2週間経った頃が良いとされています。ほかのお祝いほど厳密なタイミングではありませんが、胡蝶蘭が届く当日が仏滅にならないように注意しましょう。

【マナー5】立札をつける

贈答用の胡蝶蘭には、誰からの贈り物かわかるように立札をつけるのがマナーです。立札にはいくつかの種類があり、さまざまなサイズがあります。

・木札:天然木にお祝い文書を記載した立札
・木目調立札・木目調にプリントした厚紙製の立札
・紙札:紙製の立札

立札には「祝」「御祝」「祝 御開店」といったお祝い文言に、贈り主の氏名を記載する決まりがあります。胡蝶蘭を外に飾る場合など、お祝いごとのアピールをしたい場合は、贈られる相手の方の名前も立札に記載することがあるので、お店に相談してみてください。

お祝い文言は、すべて漢字で書くのが原則です。長い文章でお祝いの言葉を贈りたい場合は、紙のメッセージカードを添えると良いでしょう。

一般的に紙札やメッセージカードは無料でも、木札や木目調立札は別途費用がかかるため、注文時に確認してください。

また、胡蝶蘭に添える立札は、贈る相手の方の顔ともいえるものです。

特に贈る方のお名前やお祝いの内容、昇進祝いの役職名は、間違えないよう、注意が必要です。「高」と「髙」といった旧字体、「代表取締役」と「代表取締役社長」などの細かい部分に気をつけて、注文時に確認してください。

【マナー6】メッセージカードを添える

先方に対して親しみを込めるなら、胡蝶蘭にメッセージカードを添えるのもおすすめです。手紙とは違うため、全部で50文字程度にとどめて長くなりすぎないように注意しましょう。

メッセージカードの言葉は多少フランクなもので構いません。ただ、お祝いとして贈るメッセージなので、「失う」「切れる」などの忌み言葉を入れないようにします。

「いろいろ」「次々」といった重ね言葉も避けます。つい使ってしまいそうな言葉ですが、重ね言葉は「不幸が重なる」「繰り返される」というイメージを連想させるため、注意が必要です。

【マナー7】胡蝶蘭を贈っても迷惑にならないか確認する

胡蝶蘭はお祝いごとにぴったりの花ですが、最も大事なのは先方が本当に喜んでくださるかどうかです。

生花は病院や飲食店、ペットや小さいお子さんがいる家庭などでは衛生面で気になる方もいらっしゃいます。また、水やりの頻度が少ないとはいえ、お手入れをする手間も多少はかかるものです。

自分が良かれと思って選んだとしても、贈り先の負担になってしまうことは避けたいですよね。そもそも、先方が皆さんからのお祝いを辞退されている場合もあるため、胡蝶蘭を贈っても迷惑にならないか確認しておくとより良いでしょう。

また、胡蝶蘭は鉢植えで贈ることが多いフラワーギフトなので、お見舞いには避けたほうが無難です。「根を張る」「根付く」につながるため、お見舞いには切り花を贈りましょう。

ただし、相手の方がお好きなら、退院祝いに胡蝶蘭を贈るのも選択肢のひとつです。手をかけずに長持ちし、豪華な花で気持ちが明るくなるのでおすすめです。

お祝いで胡蝶蘭が選ばれる理由

胡蝶蘭は、お祝いのはなむけにふさわしいフラワーギフトです。胡蝶蘭がお祝いの贈り物に選ばれる理由をみていきましょう。

縁起の良い花言葉だから

花の形が蝶に似ている胡蝶蘭には、「幸せを運んでくる」という花言葉があります。縁起が良く、見た目も豪華なので、贈り物に適しています。

また、鉢植えで贈る胡蝶蘭には「根を張る」という意味もあり、開店や移転祝いなどのビジネスシーンに最適です。

長持ちするから

胡蝶蘭は手間がかからず、長持ちする花としても知られています。花を摘むなどお手入れがなく水やりの頻度が少ないにもかかわらず、数ヶ月にわたり美しい花を楽しめます。

花粉や匂いが少ないから

胡蝶蘭は花粉や匂いが少なく、室内に飾りやすいのもポイントです。花の匂いが好まれない飲食店などにも、気兼ねなく贈れるでしょう。

年間を通して流通しているから

胡蝶蘭は温室で栽培されるため、季節を選びません。年間を通してお祝いごとに使えるため、非常に重宝されています。しかし、冬の寒い時期は生産量や花の大きさが小ぶりになることもあります。

全国で栽培されていて、希望したときにいつでもフレッシュなフラワーギフトが贈れるのも魅力のひとつです。

品質の良い胡蝶蘭を贈るなら「京都花室 おむろ」がおすすめ

京都花室 おむろは、世界遺産 仁和寺門前の御室で創業65年以上の歴史と実績のある老舗花屋です。

京都花室 おむろでは、花き卸売市場や問屋などでは流通しないといわれている、特級や特Aなどの最高ランクで高品質の胡蝶蘭を取り揃えています。そのため、数ヶ月経っても花落ちがほとんどない姿で鑑賞できることが特徴です。

専属契約をしている京都の生産者や日本全国の生産者に何度も足を運び、1955年創業からの実績と経験から、店主が目と手で確認をした胡蝶蘭のみをご用意しています。そのため、年間を通して、高品質の胡蝶蘭を安定的に365日ご用意しています。

また、弊社では、一般的に有料とされる和紙ラッピングが無料です。立札、送料をはじめ、写真報告サービスも無料でご提供しています。お贈りする胡蝶蘭の状態を事前に立札つきで確認できますので、大切な方へのフラワーギフトには、ぜひ京都花室 おむろにお任せください。

贈答品のマナーについてもお電話やメールで丁寧にご案内していますので、ぜひご利用ください。

お祝いなら胡蝶蘭通販の「京都花室おむろ」

まとめ

花の形が蝶の姿に似た胡蝶蘭は、幸せを運ぶ、縁起の良い花です。マナーに則った贈り方で、心からの祝う気持ちを伝えましょう。

鉢植えなので長持ちし、管理もしやすいため、贈る相手の方にも喜ばれます。ぜひ相手の方の笑顔を思い浮かべながら、美しい胡蝶蘭を選んでください。