【就任祝い】胡蝶蘭の選び方とは?贈る際のマナーや相場について解説

胡蝶蘭は、見た目の高級感から、華やかなイメージやお祝いの印象が強い花のひとつです。昇進や就任祝いとして胡蝶蘭を贈りたいと考える方は多いですが、なぜ胡蝶蘭が選ばれるのか理由を知っている方は少ないかもしれません。 贈る際には、相手に失礼がないように、胡蝶蘭の選び方や贈り方のマナーなどについて心得ておくと安心です。本記事で紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


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胡蝶蘭が就任祝いに人気な理由とは?

取引先などの社長の就任祝いとして胡蝶蘭を贈るよう、頼まれた経験のある方もいるかも知れません。就任祝いに胡蝶蘭を贈るのに、どのような理由があるのかをご紹介します。

見た目が華やかで高級感があるから

胡蝶蘭は、見た目の高級感や清潔感から、華やかで格式が高い花と位置づけられています。そのため、お祝い事の場面で贈るのにぴったりの花なのです。

胡蝶蘭のイメージとして、「高級・フォーマル・上品」などの言葉を挙げる方も多く、相手に失礼がないように贈ることができるため、ビジネスシーンでの贈り物として高い人気を誇っています。

花言葉の縁起が良いから

胡蝶蘭が就任祝いに選ばれる大きな理由は、「幸せを運んでくる」という花言葉によるものです。胡蝶蘭の花びらは、華麗に舞う蝶 を連想させ、蝶 が舞いながら幸せを運んでくる様子を連想させたことから、花言葉が生まれたといわれています。

ほかにも、胡蝶蘭は「繁栄」「共にする喜び」という花言葉もあり、贈る側・受け取る側の双方が共に発展していこうとの願いを込めて贈ることができます。

これらの花言葉は、新しい門出を迎える就任祝いにぴったりなことから 、胡蝶蘭を贈るのがふさわしいといわれているのです。

鉢植えだから

胡蝶蘭が鉢植えの花であるという点も重要なポイントです。鉢植えには「根を張る」という意味があり、現在の地位や会社の業績が安定して長期間継続できる盤石のものであってほしいという願いを伝えることができます。

鉢植えの花は、切り花に比べて花持ちが良く、美しい状態を長期間楽しめます。水やりの頻度も、1週間から10日に1回程度とお手入れもしやすいため、受け取った相手が困るということも避けられます。

花粉・香りが少ないから

胡蝶蘭は花粉が少なく、粉状ではなく粘着質の花粉塊のため、衛生面の心配がほとんどありません。また、香りがほとんどない品種が多いため、香りに敏感な方にも贈り物として適しています。これらの特徴から、胡蝶蘭はビジネスシーンでの贈り物に最適です。

ただし、稀に胡蝶蘭アレルギーを引き起こす方もいるため、贈り物をする際には受け手のアレルギーの有無に気をつける必要があります。

シーズンを問わずどの時期でも贈ることができるから

胡蝶蘭は一般的に4〜7月に花を咲かせますが、全国の生産者が温室栽培をしているため、季節を問わず販売されています。どの時期であっても胡蝶蘭を贈れるため、就任祝いはもちろん、さまざまなシーンに選ばれる人気の贈り物です。

就任祝いで贈る胡蝶蘭の相場

胡蝶蘭はサイズや本数、輪数などによって価格が変動します。就任祝いで胡蝶蘭を贈る際は、贈る相手との関係性によって適切なものを選びましょう。以下は胡蝶蘭の相場です。

取引先の社長や役員 30,000~50,000円
上司 10,000~20,000円
同僚・友人 10,000~20,000円
部署全体など複数人で合わせて贈る場合 20,000~30,000円

胡蝶蘭を選ぶ際には、贈る相手との関係性に合った価格帯を選ぶことが大切です。関係に合わない高額な胡蝶蘭を贈ると、失礼にあたる可能性もあるため、注意が必要です。相手の好みや関係性を考慮して適切な贈り物を選びましょう。

参考として、「京都花室 おむろ」で販売している花輪サイズと価格を紹介します。

種類 花の大きさ 高さ 値段
大輪 12~14cm 80cm~120cm前後/横幅:40cm~105cm前後 3本立で20,000~45,000円、5本立で44,000~75,000円
中輪 7~8cm 38cm~80cm前後/横幅:40cm~50cm前後 3本立で20,000~、5本立で40,000円前後
小輪(ミニ・ミディ) 5~6cm 38cm~60cm前後/横幅:30cm~45cm前後 3本立で12,000~円、5本立で18,000円〜

就任祝いにふさわしい胡蝶蘭の選び方

次に、胡蝶蘭の選び方についてご紹介します。就任祝いにふさわしい胡蝶蘭を選ぶと、相手との関係性をより強固にできるでしょう。

就任祝いとして胡蝶蘭を贈るのであれば、白がおすすめです。白は清潔感や信頼感を印象づけることができ、ビジネスシーンにぴったりです。

白以外であれば、相手が好きな色や企業のコーポレートカラーを選んで贈っても良いでしょう。相手が好きな色であれば、相手のことを思って選んだという気持ちが伝わりますし、企業のコーポレートカラーであれば、企業の更なる発展を願っている気持ちを伝えられ、先方の印象に残ります。

予算

胡蝶蘭を選ぶときには、色と合わせて予算も考慮することが大切です。相手との関係性によって予算が異なりますので、注意しましょう。

就任祝いで胡蝶蘭を贈る予算の相場は、1~10万円前後です。重要な取引先であれば、5万円以上を目安としましょう。友人へ贈る場合は、1~3万円前後の花を贈るケースが多く見られます。

とくに重要な取引先や親しい間柄の人物に贈る場合は、金額を上乗せすることも多いので、社内で相談したうえで決めましょう。

胡蝶蘭の本数

これまで胡蝶蘭の贈り物をする際は、3本立ちもしくは5本立ちなど、縁起が良いとされている奇数の本数を贈るのがマナーでした。しかし、今日では縁起の良くない数字(4,9など)を除けば、どの本数を贈っても問題ないとされています。

胡蝶蘭の本数は、贈り先で飾られるスペースを考えて、適切な本数を贈るようにしましょう。

就任祝いに胡蝶蘭を贈るときの7つのマナー

就任祝いに胡蝶蘭を贈るときには、相手に失礼がないように、次にご紹介するマナーも合わせて心得ておくようにしましょう。

1.当日から1週間以内に贈る

就任祝いとしての胡蝶蘭は、正式な辞令が出た後、正式な就任当日に届くよう手配しましょう。社長の就任や就任日は株主総会で決まることが一般的ですが、贈るタイミングに迷う場合は相手企業の総務などから就任日を教えてもらいましょう。

縁起を気にする相手であれば、到着日が仏滅に当たらないよう配慮することもポイントです。仏滅は最も縁起が悪い日とされているので、贈るタイミングに気をつけてください。

万が一贈るのが遅れてしまう場合、1週間程度であれば問題ありません。ただし、特定の日付で確実に贈りたいのであれば、できるだけ早く手配しましょう。

2.就任式の会場または会社に届ける

就任式が行われる場合は、胡蝶蘭を式の会場へ届けるよう手配しましょう。就任式へ出席する場合は、当日持参しても問題ありません。就任式に出席しない、または行われない場合は、会社へ直接届けます。

3.立札をつける

胡蝶蘭だけでなく、お祝いの花を贈るときには立札をつけるのが一般的です。就任祝いには、多くの会社から一度にお祝いが届けられるため、立札を立てることで贈り主がひと目で把握できるようにするためです。

立札には、お祝いの文言を表す頭書きをつけます。就任祝いにおける頭書きでは、「祝御就任」「御就任御祝」などと記載します。

4.ラッピングをする

就任祝いとしての胡蝶蘭は贈答品にあたりますので、必ずラッピングをしてもらいましょう。相手が好きな色を選んだり会社のイメージカラーに合わせたりすると、相手に喜ばれます。

就任祝いの後も、会社や自宅に胡蝶蘭を飾っておいてもらえるのであれば、胡蝶蘭の根腐れを防ぐためにラッピングを外してから水やりをしてもらうよう伝えると親切です。

5.安売りの胡蝶蘭は選ばない

就任祝いとしての胡蝶蘭は贈答品にあたりますので、必ずラッピングをしてもらいましょう。相手が好きな色を選んだり会社のイメージカラーに合わせたりすると、相手に喜ばれます。

就任祝いの後も、会社や自宅に胡蝶蘭を飾っておいてもらえるのであれば、胡蝶蘭の根腐れを防ぐためにラッピングを外してから水やりをしてもらうよう伝えると親切です。

6.前任者に配慮する

就任祝いとしての胡蝶蘭は贈答品にあたりますので、必ずラッピングをしてもらいましょう。相手が好きな色を選んだり会社のイメージカラーに合わせたりすると、相手に喜ばれます。

就任祝いの後も、会社や自宅に胡蝶蘭を飾っておいてもらえるのであれば、胡蝶蘭の根腐れを防ぐためにラッピングを外してから水やりをしてもらうよう伝えると親切です。

7.メッセージカードを添える場合は忌み言葉に注意

就任祝いのメッセージカードを書く際には、ネガティブなイメージを連想させる言葉や冠婚葬祭で使用を避けるべき「忌み言葉」を使わないように注意しましょう。特にビジネスシーンでは、以下のような言葉や表現を避けるべきです。

【変化に関連する言葉】
・四季の移ろいの早さ〜
・変化の早い昨今〜
・環境の変化は早く〜

【衰退を連想させる言葉】
・失う
・燃える
・切れる
・終わる
・敗れる
・辞める
・枯れる
・倒れる
・潰れる
・詰まる
など

就任祝いのメッセージ例として、以下を参考にしてみてください。

<社長宛>
この度の社長御就任おめでとうございます。今後ますますのご健勝とご活躍を祈念いたします。

<上司宛>
新たな職位への就任、素晴らしいスタートを祈っています。成功への道のりが明るく続きますように。

<同僚宛>
新しいポジションへのステップアップ、おめでとうございます。優れたリーダーシップを活かして一層の活躍に期待いたします。

就任祝いに胡蝶蘭を贈るなら「京都花室 おむろ」にお任せください

就任祝いに胡蝶蘭を贈るのであれば、ぜひ「京都花室 おむろ」にお任せください。京都花室 おむろは、京都府から各種認定を受けた企業であり、世界遺産 仁和寺門前の御室で創業65年以上の歴史と実績のある老舗花屋です。

花き卸売市場や問屋などでは流通しないといわれている、特級や特Aなどの最高ランクで高品質の胡蝶蘭を取り揃えています。店主が日本全国の生産者に直接何度も足を運び、花の状態を実際に目と手で確かめているため、品質の高い胡蝶蘭をお届けできます。

弊社では、一般的に有料とされる和紙ラッピングが無料です。立札・送料に加え、写真報告サービスも無料で行っています。

写真報告サービスでは、お客様にお贈りするお花の状態を、立札付きで発送前に写真でご報告するため、「お花の状態が大丈夫か不安」という方も状態を確認することができます。万が一ご満足いただけなかった場合は、業界初の全額返金サービスをご利用いただけますので安心です。

大切な方の就任祝いには、「京都花室 おむろ」の胡蝶蘭をぜひご利用ください。

まとめ

就任祝いでは、その企業の繁栄を願って贈り物をすることが大切です。胡蝶蘭には、「繁栄」の花言葉も含まれているため、就任祝いのお祝いに最適です。今回ご紹介したマナーを参考に、取引先との良好な関係が続くよう、心を込めて贈り物をしましょう。