ミニ盆栽(京桜)のお手入れ・管理方法はどうすればいいの?育て方と記録について

京都の四季の花々を気軽にお部屋で楽しめる、おむろの京都小鉢シリーズ(ミニ盆栽)。 中でも京桜シリーズは、毎年人気の盆栽です。 綺麗な満開の桜を毎年楽しむには、どのようなお手入れをすればよいのでしょうか。


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累計販売5万鉢以上、オリジナル仕立ての京桜盆栽

高品質な胡蝶蘭を多数取り扱う老舗花屋・京都花室 おむろでは、四季の花々を楽しめる京都小鉢シリーズ(ミニ盆栽)も取り揃えています。

中でも毎年大人気な、京桜シリーズ

世界文化遺産 御室仁和寺で有名な名高い品種の桜をイメージして、おむろの専属契約の接師(つぎし)が 丹精こめて作り上げた、期間・数量限定のオリジナル商品です。

中でも代表的な おむろ盆桜 は、薄ピンクで半八重の大きな花をたくさん咲かせ、初心者の方でもお手入れが簡単な品種です。

ギフトにおすすめな信楽焼の陶器鉢入りの他、「京都府伝統工芸品」に指定されている北山杉を使用した特選升仕立てもあります。今回はおむろ盆桜をどのようにお手入れすれば良いのか、おむろの社員が実際に育てた記録とともに、ポイントをお伝えしていきます。

主なお手入れついて

一般的な盆栽よりも、難しい手入れは一切不要の京都小鉢シリーズ。春には花を咲かせ、秋には紅葉をご家庭で楽しむためには、水やりは必要不可欠です。

ここでは水やり・置き場所についてお伝えします。

水のあげ方

・土の表面が白く乾いたら、鉢の底穴から流れるくらいたっぷりとお水を与えてください苔がある場合は、苔を持ち上げて土の状態をご確認ください。

・特選升入りの場合は、升から容器ごと取り出し、底穴から流れるくらいたっぷりとお水を与えてください。水滴が落ちないことを確認してから、升に戻してください。

・お水は、お花の上からシャワーのようにかけるのではなく、根元・土にたっぷりとあげると良いです。

※毎年お花を咲かせるために、夏の時期に必ず水を切らさないようにしてください。

※特選升入りの場合、升に水がかからないようにご注意ください。

 

置き場所について

京桜シリーズの開花時期は、例年4月中旬頃です。

開花時は、室内でご鑑賞いただくと、お花をより長くお楽しみいただけます。開花時以外は、必ず戸外の日当たりと風通しの良い場所で育ててください。

実際の桜の成長過程

ここからは、実際におむろ盆桜がどのように成長していくのか、過程を追って解説していきます。是非ご自宅の桜盆栽の状況と合わせてご確認ください。

1.開花前の状態

お手元に桜盆栽が届いた頃、まだお花が咲いていない状態のときは上記写真のような状態です。

だんだん暖かさでつぼみが膨らみ始めます。

 

2.咲き始め~2・3分咲き

やがて膨らんだつぼみが咲き始め、翌日あたりには少しずつ開花が見られ始めます。

 

3.満開を迎える

つぼみが膨らみ始めてから約1週間ほど満開・見頃を迎えます。やがて最初に咲き始めたお花から徐々にしおれていきます。

お花の開花時は室内でご鑑賞いただくと、より長くお花をお楽しみいただけます。(エアコンの風などが直接当たらない場所にて管理してください。)

お花が咲き終わったら…

お花を楽しんだ後、来年も綺麗な状態で桜を咲かせるためにはどのようにお手入れをすればよいのでしょうか。

こちらも過程を追って解説していきます。

 

1.花がらを摘み取る

お花が終わった後は、必ず戸外の日当たりと風通しの良い場所で育ててください。

お花が枯れ始めたら、ハサミまたは手で花がらを摘み取っていきます。必ず、根元から1cmほど茎を残すようにして切り取ってください。根元から抜き取るのはやめましょう。

また、さくらんぼのような緑の実が出来始めていたら、こちらも手で摘み取ってください。養分が実の成長に吸い取られてしまうので、実は残してはいけません。(※本来は実が出来たころにはもう遅いため、お花が満開を過ぎたあたりから早くも花摘みをしないといけません。)

 

2.花後は新緑を楽しむ(初夏~秋)

花がらを摘み終え、すっかり何もなくなった後は、美しい初夏の青々とした新緑を楽しみましょう。

桜は「落葉樹(らくようじゅ)」のため、春は花が咲き、初夏は新緑、秋には紅葉し、落葉後の冬には力強い幹や枝をご鑑賞いただけます。四季を通して様々な姿の移り変わりをお楽しみいただけます。

※葉っぱだけの状態になっても、夏の時期も必ずお水を切らさないようにしてください。

 

3.秋にかけて来年の花芽の形成~紅葉・落葉へ

夏の終わり~秋にかけて、上記写真のように茶色い小さな花芽がつきはじめます。これは来年の花芽となるので、必ず切らないようにしましょう。

やがて秋にかけて、赤や茶色に色づく紅葉をお楽しみいただけます。冬には落葉し、また2月頃から花芽がだんだん膨らみ始めます。冬の間もお水を切らさないように与えると、春の花付きがよくなります。あたたかい陽だまりで保管しましょう。

 

4.新芽について

・新芽が伸びすぎた場合は、こちらも同様にハサミではなく手で摘み取ってください。

・株元から新しい枝(台木)が生えてきた場合は、違う品種の桜が生えてくる場合があるため、土を掘って根元から切除してください。

▼台木に関するより詳しい内容・解説はこちらの記事をご覧ください。

ミニ盆栽(京桜)の根元から若芽が出た!切ったほうがいい?桜盆栽の仕組みと剪定について

 

5.その他のお手入れについて

・肥料(玉肥など)は、開花後と秋の時期に与えてください。肥料はバラ科の植物用のものを使用ください。

・地植えや植え替えをする場合は、2月頃に行ってください。

・特選升入りの盆栽の場合は、地植えをする際に根土を崩さないように植えてください。

・樹形を整える場合は、2月頃に蕾を確認してから不要な枝を切ってください。

▼詳しい植え替え方法についてはこちらの記事をご覧ください。

ミニ盆栽の植え替えに挑戦!方法や時期、最適な土の種類などについて解説

気軽にお部屋で桜を楽しみたいなら、「京都花室 おむろ」のミニ盆栽

お手入れ簡単に、気軽にいつでもお部屋で桜を楽しみたいのであれば、「京都花室 おむろ」の京桜シリーズがおすすめです。

創業65年以上の歴史をもつ老舗ならではのネットワークを活かし、契約した専門技術を持つ接師(つぎし)に持ち込むことで実現した完全オリジナル商品です。2〜3年の月日をかけて、専門接師が丹精に育てているため、生産量は限定されており、毎年、数量限定での先着順での販売になっています

人気のおむろ盆桜の他にも、希少品種の桜のミニ盆栽も多く取り扱っています。京都の観光地各所で見られる珍しい品種の桜を、ご自宅で手軽に育てることができます。

おむろの京都小鉢シリーズ(ミニ盆栽)は、従来の盆栽のイメージとは異なり、難しい手入れは一切不要です。園芸初心者の方でも、簡単なお手入れだけで何年にも渡って花を咲かせます。

京都の四季を彩る代表的な植木をピックアップし、ご家庭でも楽しんでいただけるミニチュアサイズの小さな鉢植えにしてお届けします。

シーズンになると観光などでご覧になられる満開の桜の花をつけ、室内でも京都の四季を感じていただけます。

また、鉢のサイズを調整することで、お望みのサイズまで育てることができます。初心者の方でも安心のお手入れのしおり付きでお届けいたします。

1955年からの創業の実績と経験をもつ店主が、専属契約している京都の生産者や日本全国の生産者のもとに何度も足を運び、目と手で確認したもののみをご用意しています。そのため、年間を通して季節に合った高品質のミニ盆栽をお届けできます。

弊社では、メッセージカードを無料でお付けしています。大切な方への贈り物に一言添えることで、気持ちをより伝えることが出来ます。

大切な人に京都の四季折々のお花を楽しんで頂きたいなら、京都花室 おむろの京都小鉢シリーズ(ミニ盆栽)がおすすめです。

お祝いなら胡蝶蘭通販の「京都花室 おむろ」

まとめ

なかなか外出が出来ない方にも、お家で気軽にお花見を楽しんでいただける京都小鉢シリーズ。

満開のお花見は圧巻で、ギフトでは必ず喜ばれる一鉢です。

ぜひ相手の方の笑顔を思い浮かべながら、心からのお祝いを贈りましょう。

 

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