紅葉の盆栽の作り方は?必要な道具や手順について詳しく解説

美しい日本の風景を彩る紅葉。秋の鮮やかな赤色に染まった姿はもちろん、青々とした葉がついた姿や裸木の状態も魅力的です。そんな紅葉ですが、盆栽として育てられることはご存知でしょうか。 今回は、紅葉の盆栽作りに必要な道具や作り方について解説します。


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紅葉の盆栽作りに必要な道具

紅葉の盆栽作りに使う基本的な道具は、以下の4つです。

・鉢
・鉢底ネット
・用土
・園芸用はさみ

針金や割り箸も用意しておくと、作業が進めやすくなります。どの道具も100円ショップやホームセンターなどで入手可能です。

盆栽用の本格的な道具もありますが、そうした道具をそろえるのは盆栽作りに慣れてからで問題ありません。

紅葉の盆栽の作り方

紅葉を使った盆栽の作り方についてその手順を解説していきます。紅葉の盆栽の作り方として、種から育てる方法と苗から育てる方法の2種類がありますが、初心者にとっては種から育てるのはハードルが高いため、今回は苗から育てる方法についてご紹介します。

また、盆栽は日々成長していくため、定期的に植え替えをすることが大切です。ミニ盆栽の植え替え方法については、以下の記事で詳しく紹介しているため、ぜひご覧ください。

ミニ盆栽の植え替えに挑戦!方法や時期、最適な土の種類などについて解説

1.紅葉の苗を入手する

まずは規模が大きめのガーデニングショップや盆栽園、山野草の取り扱いがある園芸店などで紅葉の苗を入手します。

紅葉の苗にはいろいろなサイズがありますが、大きすぎると扱いづらくなります。盆栽初心者の場合は、20cmくらいの高さの苗でミニ盆栽からスタートするのがおすすめです。

2.鉢を用意する

続いて、盆栽用の鉢を用意します。盆栽用の鉢も規模が大きめのガーデニングショップや盆栽園などで販売されています。

盆栽用の鉢というと浅い鉢をイメージする方が多いと思いますが、浅い鉢は管理が難しいため失敗しやすくなります。盆栽初心者の場合は、ある程度深さのある鉢を使用したほうが良いでしょう。

また、鉢のデザインは好みで選んでかまいませんが、紅葉が映える色合いの鉢にするのがおすすめです。

3.用土を入れる

鉢が用意できたら、鉢底ネットをセットしましょう。鉢底ネットがずれてしまう場合は、針金を使って固定してください。

鉢底ネットをセットしたら、日向土や鹿沼土などの水はけの良い用土を浅めに入れ、その上から赤玉土を薄く重ねます。一度にたくさん用土を入れると植え付けにくくなるので、層を作ることを意識しながら少しずつ入れましょう。

4.紅葉を植える

鉢に用土を入れたら、いよいよ紅葉の苗を植え付けます。土が濡れていると作業しづらくなるので、植え付け前日は水やりせずに土を乾かしておいてください。

紅葉の苗をポットから抜き取ったら、割り箸や指の腹を使って古い土をやさしく落としていきます。土に割り箸や指を差し込んで引っ張ると、根が切れたり傷ついたりするので、そっとつつくように取り除いてください。

ある程度古い土が落ちたら、鉢の中心に紅葉の苗を置き、周囲に赤玉土を入れていきます。苗が鉢の真ん中にこないときは、苗を寄せたい方向に押さえつつ、反対側に赤玉土を足しましょう。

最後に鉢の周囲を指で軽く押さえて、入れた土を固めます。ぎゅうぎゅうと強く押さえると根が弱るので、押さえすぎに注意してください。

5.株元に苔をかぶせる

株元に苔をかぶせると盆栽の見た目が良くなります。また、植え付け直後の土は乾きやすいので、苔をかぶせると保水力が高まるという点も魅力です。根付いた苔は、水やりの際に用土が流出するのを防ぐのにも役立ちます。

使用する苔には、ハイゴケやギンゴケなどを選びましょう。ゼニゴケやヒメジャゴケなどは、盆栽の水はけを悪くしたり生育を妨げたりするため、使用を避けてください。

紅葉の盆栽を手軽に楽しみたいなら「京都花室 おむろ」がおすすめ

ここまで紅葉の盆栽の作り方を解説してきましたが、盆栽は苗から育てるのが難しく、手間ひまかけないと枯れてしまうこともあります。

盆栽初心者で紅葉盆栽を手軽に楽しみたいなら、プロが植え付けた盆栽を購入するのもひとつの選択肢です。

京都花室 おむろ」では、信楽焼や北山杉の特選升などのこだわりの器を使った、京都小鉢(ミニ盆栽)の「京紅葉」を取り扱っています。

創業65年以上の歴史をもつ老舗ならではのネットワークを活かし、専門技術をもつ生産者と長年の歳月をかけて作り上げた完全オリジナル商品です。「京紅葉」の大きな特徴としては以下のとおりです。

◆特徴1:すぐに飾れる
経験豊富な職人が丹精を込めて仕立てた数千鉢以上の盆栽のなかから、店主自らが手作業で目利きし剪定してお届けするため、一般的な盆栽とは異なり、すぐに飾れます。

◆特徴2:お手入れが簡単
通常の盆栽とは違って、難しいお手入れは一切必要ありません。水やりや数回の肥料だけで育てられるので、初心者でも簡単にお手入れできます。また、盆栽に慣れていないお客様でも安心して育てられるよう、「お手入れのしおり」を付けています。

専門職人が数年の歳月をかけて育てており、生産数量が限定されているため、数量限定・先着順での販売となります。

自分で盆栽を育てたい方、大切な方への贈り物として届けたい方はぜひお問い合わせください。

京紅葉の購入はこちら

ミニ盆栽「京紅葉」の育て方について、以下の記事で詳しくご紹介しています。ミニ盆栽「京紅葉」にご興味がありましたら、ぜひご覧ください。

ミニ盆栽(京紅葉)のお手入れ・管理方法について!初心者でも簡単な育て方のしおり

まとめ

庭などに地植えしてあるイメージが強い紅葉ですが、盆栽にしても年間を通してさまざまな姿を楽しめます。20cmほどの高さの苗でミニ盆栽にすれば、初心者でも育てやすいでしょう。

ただし、苗から育てる盆栽はこまめにお手入れする必要があり、うまく管理できないと枯れてしまうこともあります。自信がない場合は、プロが植え付けた盆栽を購入するのもひとつの方法です。