桜盆栽の作り方とは?育て方や剪定方法もあわせてご紹介!

桜盆栽は、すぐ近くで春の訪れを感じられるため人気があります。こまめなお手入れを必要としますが、しっかりとお手入れすることできれいな花が毎年観賞できます。 今回、桜盆栽の作り方や育て方、剪定方法を参考に、ぜひご自宅で育ててみてください。


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桜盆栽の作り方

まずは、桜盆栽を作る手順をご紹介します。始める前に、以下の道具を用意しておきましょう。また、桜盆栽を作る際は苗木が必要となりますが、苗木には庭に植えるものと盆栽用のものがあります。初心者にとっては庭に植える苗木から育てるのは難しいため、今回は盆栽用の苗木を用いて育てる方法について解説します。

・桜の苗
・お好みの鉢
・根切りバサミ
・鉢底用ネット
・スコップ
・赤玉土
・排水性の高い土(日向土や鹿沼土など)

1.鉢を準備する

お好みの鉢を用意したら、鉢の排水穴を覆うように鉢底用のネットを入れます。次にネットを手で押さえるなどして固定しながら、上から排水性の高い土(日向土や鹿沼土)を薄く敷き詰めていきましょう。

さらにその上から赤玉土を薄く重ねていきます。一度に多く入れず、層を意識するように薄く入れていくのがポイントです。

2.桜を植える

桜の苗を取り出して根が底から出ていないか確認し、飛び出している部分があれば周りの土をほぐしておきましょう。根が傷つかないように注意しながら、適度な力加減で慎重に行ってください。

根を整えた後は、鉢の真ん中に桜の苗を植えるためのスペースを作ります。その後、真上ではなく傾けて幅の広い方から入れるなどして、鉢の中心にくるように置きましょう。

中心にこない場合は、幹を指で押さえながら寄せたい方に誘導し、空いたスペースに土を入れていきます。

3.定着させる

鉢の周りを指で軽く押さえながら、表面の土を固めて苗を定着させていきます。ただし、押さえすぎると通気性が悪くなってしまうので、注意が必要です。

土を固めた後に、ハイゴケなどの苔を株元と表面に覆っておきましょう。雑草を抑える効果が期待できるほか、水やり後の保水力を高めたり、見栄えを良くしたりすることができます。最後に、鉢底から水があふれるくらいたっぷりと水やりをして完成です。

「自分で桜の盆栽を作るのが少し難しそう…」という方は、「京都花室 おむろ」の京都小鉢(ミニ盆栽)シリーズの「京桜」がおすすめです。

京桜」は経験豊富な職人が丹精込めて仕立て上げた盆栽であるため、盆栽に詳しくない方でも簡単に育てることができます。

京桜のお手入れ方法について知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
ミニ盆栽(京桜)のお手入れ・管理方法はどうすればいいの?育て方と記録について

桜盆栽の育て方

ここからは、桜盆栽の置き場所や水やりの頻度、針金掛けなど、桜盆栽を育てる際のポイントを解説します。

適した置き場所

桜盆栽は基本的に屋外で育てることをおすすめします。日当たりの良い場所で育てると、より多くの花が咲きやすくなります。屋内や軒先など日差しがあまり入らないところで育てる場合は、通気性を良くしたり、日照不足にならないようにしたりして配慮しましょう。

水やりの回数

鉢の表面の土が乾いたら、たっぷりと水を与えてあげましょう。根腐れの予防に加え、花が咲きやすくなるよう、季節ごとに水やりの回数を変えることをおすすめします。水やりの目安は以下の通りです。

・春と秋:1日1回
・夏:1日1~2回
・冬:2~3日に1回

植え替え時期

桜はすぐに大きくなるため、成長に合わせて植え替えをすることをおすすめします。桜に対して小さすぎる鉢で育てていると、根詰まりしやすく根腐れの原因になってしまいます。開花前の2月頃を目安に、植え替えを行いましょう。

ミニ盆栽の植え替えについて気になる方は、以下の記事をご覧ください。
ミニ盆栽の植え替えに挑戦!方法や時期、最適な土の種類などについて解説

桜盆栽の剪定方法・整え方

桜の枝は成長スピードが速く、枯れてもすぐに新しい枝が出てきます。そのため、こまめな芽摘みや剪定をすることで、美しい桜盆栽を楽しむことができるのです。ここからは、桜の盆栽の剪定方法と整え方について解説します。

芽摘みの方法

芽摘みとは、新梢(新しく伸びてきた枝)を2~3節残してハサミで切り取る作業のことです。4月中旬~7月下旬を目安に行いましょう。

芽摘みの時期が早過ぎると枝の成長に影響を与えてしまい、芽が伸びないことがあります。そのため、少し伸ばしてから芽摘みを行うことをおすすめします。

剪定方法

若木と完成樹では、剪定する際の注意点が異なります。樹齢1年未満の若木の場合は、まだ成長段階のため基本的に枝を切る必要はありません。芽摘みを中心に行い、樹形を整えておきましょう。

完成樹の場合は、古い枝や徒長枝(極端にまっすぐに伸びている枝)を切って形を整えます。

剪定のタイミングは、花の観賞が終わった時期と落葉後です。花が咲き終わった後の剪定では、枝の外芽を残して内側の芽を2~3節のところで摘み、形が悪い部分は針金を使って修正しておきましょう。

落葉後の剪定では、内側が混み合わないように不要な枝を整理し、必要に応じて針金で向きを直しておきます。剪定するときは、花芽(成長すると花になる芽)ではなく、葉芽(成長すると葉になる)を切るようにしましょう。

桜盆栽を育てるなら「京都花室 おむろ」がおすすめ

ここまで桜盆栽の作り方や育て方についてご紹介しました。桜盆栽は美しい桜を間近で楽しめる一方、自分で一から作るとなると手間が多く、剪定方法も複雑なため、ハードルが高いと感じる方もいるでしょう。

桜盆栽を失敗せずに楽しみたい方は、「京都花室 おむろ」の盆栽から始めてみるのがおすすめです。京都花室 おむろ」では、京都小鉢(ミニ盆栽)シリーズの「京桜」を取り扱っております。

「京桜」は世界文化遺産 御室仁和寺で有名な御室桜をイメージして作られています。創業65年以上の歴史をもつ老舗ならではのネットワークを活かし、専門技術をもつ生産者とともに長年の歳月をかけて作り上げた完全オリジナル商品です。経験豊富な専門の職人が数年の歳月をかけて丹念に育てているため、生産数量には限りがあります。

◆特徴1:すぐに飾れる
職人が育てた数千鉢以上の盆栽の中から、店主自らが一鉢ずつ手作業で目利きし、お客様にお届けする盆栽を選定しているため、購入後はすぐに飾れます。

◆特徴2:お手入れが簡単
「京桜」は従来の盆栽イメージとは異なり、剪定などの難しい手入れは一切不要です。基本的に水やりと数回の肥料だけで済むので、お手入れも簡単です。

信楽焼や北山形の特選升など、器にもこだわりがあります。見栄えが良く育てる楽しみもあるため、贈り先にも喜ばれるでしょう。桜盆栽を育てたい方は、「京都花室 おむろ」までお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

桜の盆栽はお手入れが難しそうなイメージがありますが、手順に沿って作業していけば簡単に育てることができます。管理する際は、日当たりや通気性の良い場所に置き、適度な水やりを行いましょう。

また、成長に応じて植え替えを行うことも大切です。桜盆栽を長く楽しむために、芽摘みや剪定を行い、樹形を整えておきましょう。「京都花室 おむろ」では、簡単に育てられる桜盆栽を取り扱っております。この機会に桜盆栽を始めたいという方は、「京都花室 おむろ」をぜひご検討ください。