初心者でも安心!誰でもできる盆栽の育て方をご紹介

盆栽に憧れているものの、「育て方がわからない」「難しそう」と思ってなかなか始められない方もいるのではないでしょうか。この記事では、盆栽の育て方やお手入れ方法について、詳しく紹介します。


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盆栽を育てるときに準備するもの

盆栽を育てるなら、まずは道具を準備しましょう。基本の道具は以下のとおりです。

・水やり用のじょうろ
・盆栽ばさみ
・ヘラ付きピンセット(芽摘みや雑草の除去などに使うもの)
・盆栽用の肥料
・害虫や病気の駆除・予防用薬剤 など

また、盆栽を植え替えるときには、以下のような道具を用意する必要があります。

・植え替え用の鉢
・鉢底ネット
・盆栽用土
・スコップ
・ペンチ
・アルミワイヤー など

初めから植え替え用の道具まで準備する必要はありません。また、はさみやペンチなどは、ガーデニング用や家庭用のもので代用できます。必要に応じて少しずつそろえていきましょう。

盆栽の育て方

基本の道具をそろえたら、さっそく盆栽を育ててみましょう。ここでは、盆栽の育て方を解説します。

【置き場所】屋外に置く

基本的に植物は屋外で育てたほうが良いので、盆栽も屋外に置くようにしましょう。

ただし、夏場の直射日光は盆栽にとって大敵であるため、日差しが強いときは、遮光ネットやすだれ、日傘などで日除けする必要があります。長時間直射日光にさらすと、葉焼けを起こしてしまうので注意してください。

豪雪のときや鉢が凍るほど寒いときは、一時的に室内で管理するのがおすすめです。

風通しが悪い場所だと害虫や病気が発生しやすくなるので、風通しが良い場所に置くことも重要です。エアコンの室外機の前は風が吹きますが、盆栽が急速に乾いてしまうため避けてください。

室内で盆栽を育てられないわけではありません。しかし、外の環境を室内で再現する必要があり非常に手間がかかるため、手軽に育てたいなら屋外に出すのがおすすめです。

【水やり】土が乾いたタイミングで水をあげる

水やりは盆栽の土が乾いたタイミングで行いましょう。鉢底から水が流れ出てくるくらい、たっぷりと与えます。

どの植物も根から水を吸い上げます。鉢底の近くに根があることが多いため、ただ表面が濡れる程度ではなく、鉢底から出てくるのをきちんと目で確認しましょう。

季節ごとの水やりの目安は以下のとおりです。

・春と秋:1日1回
・夏:1日2回
・冬:2日に1回

上記はあくまで目安であり、鉢の大きさなどにより、水切れをする頻度が変わります。そのため、何日サイクルで土が乾くのかを確認し、その乾く頻度で水をあげるようにしましょう。(1日目乾いていない、2日目で乾いたら、2日の1回与える、など)

盆栽は水を好むので、特に夏は土が乾いていたらこまめに水やりをすることが大切です。

【肥料】適切な時期に肥料を与える

盆栽は鉢が小さいものが多く、土が少ないため栄養が足りないことがあります。また、水やりの際に栄養が流れていくので、定期的に肥料を与えましょう。

ただし、休眠期である冬に肥料を与えると、盆栽に負担がかかってしまいます。寒い時期を避けた4月~11月の間に、月1回を目安に与えてください。

【害虫・病気対策】定期的に消毒をする

盆栽は定期的に消毒して、ハダニ・カイガラムシ・カビなどの害虫や病気の発生を防ぐ必要があります。園芸用の殺虫剤・殺菌剤を用意して、月1回を目安に消毒を行いましょう。

盆栽に使える薬剤には、スプレーや希釈タイプなどさまざまな種類があります。害虫や病状が現れている場合は、専用の薬剤を使用するのが効果的です。

どの薬剤を使えばよいかわからない場合は、症状の写真を撮り、園芸店や盆栽を購入したお店などに相談しましょう。

盆栽のお手入れの方法

盆栽は定期的にお手入れする必要があります。どのようなお手入れをするのか、詳しくみていきましょう。

剪定や芽摘みなどで樹木の形を整える

盆栽はただ育てるだけでなく、見て楽しむものでもあります。より美しい盆栽になるように、剪定や芽摘みなどで樹木の形を整えましょう。

・剪定:忌み枝(あまり美しくない枝)をカットすること
・芽摘み:春先に育ち始める新芽を摘み取ること

剪定や芽摘み以外に、針金を使って盆栽の形を整えることもあります。盆栽の種類によって剪定や芽摘みなどの時期・やり方が異なるため、購入時にお店で確認すると良いでしょう。

盆栽の植え替えは鉢底に根が出てきたタイミングで行う

盆栽が成長すると、鉢のなかが根でいっぱいになり、水はけや栄養の吸収が悪くなります。
そのため、植え替えのタイミングは、鉢底から根が出てきたらすぐに植え替えをしてあげましょう。

植え替えの際には今までのものよりひと回り大きな鉢を準備し、鉢底ネットを敷いて土を入れ、木を植えつけましょう。木の傾き具合や必要に応じて、木をワイヤーなどで固定します。

盆栽の植え替えについて、下記の記事にて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
ミニ盆栽の植え替えに挑戦!方法や時期、最適な土の種類などについて解説

盆栽を育てるなら「京都花室 おむろ」がおすすめ

一般的な盆栽はお手入れが複雑で、初心者には扱いが難しいこともあります。盆栽を手軽に育てたいなら、「京都花室 おむろ」の盆栽をご検討ください。

京都花室 おむろ」では、初心者でも簡単に育てられる京都小鉢(ミニ盆栽)シリーズを取り扱っています。世界文化遺産 仁和寺の御室桜や宇治 平等院の藤など、京都で有名な神社仏閣の植物を室内で楽しめる、おむろの完全オリジナル商品です。

おむろのミニ盆栽の特徴としては、以下のとおりです。

◆特徴1:すぐに飾れる
職人が仕立てた数千鉢以上の盆栽の中から、店主自らが手作業で目利きをしてお客様にお届けする盆栽を選定しているため、購入後はすぐに飾れます。

◆特徴2:お手入れが簡単
一般的な盆栽とは異なり、難しいお手入れは一切不要。水やりと数回の肥料のみで簡単に済ませられるため、初心者でも盆栽を長持ちさせることが可能です。

全国に送料無料で配送可能ですので、ぜひご自宅用・贈り物用としてお楽しみください。

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まとめ

盆栽は必要な道具をそろえ、育て方やお手入れ方法のポイントを覚えておけば、初心者でも育てられます。

とはいえ、一般的な盆栽は初心者では扱いが難しいものも多いため、初めての場合や手軽に楽しみたいならミニ盆栽など育てやすいものを選びましょう。