長寿祝いには縁起物を贈ろう
長寿祝いには、お祝いの席にふさわしい縁起物を贈るのが基本です。しかし、そもそも縁起物とはどのようなものなのでしょうか。まずは、縁起物と呼ばれるものと、縁起が良いといわれる理由を解説します。
物なら「鶴亀」モチーフのものを
縁起物として代表的なのが「鶴」と「亀」です。鶴は千年、亀は万年生きる長寿の生き物であるとの言い伝えが中国から日本に伝わり、縁起物として扱われるようになりました。
また、鶴の夫婦は生涯連れ添うため夫婦円満の象徴とされていたり、遠くまで響く大きな鳴き声から「鶴の一声」という言葉に使われていたりと良いイメージがあります。
さらに中国では亀は蓬莱山に住む不老不死の仙人の使いとされていて、不老不死の象徴であることも縁起が良いものといわれる理由です。
このように鶴と亀は吉事の象徴として扱われることが多く、長寿のイメージも強いため、長寿祝いには鶴亀モチーフのものを贈るのが好ましいといわれています。
食べ物なら鯛・海老・アワビなどを
長寿祝いに食べ物を贈るなら、鯛や海老、アワビなどの縁起が良いとされる食べ物を選ぶのがおすすめです。
例えば、鯛は「めで鯛」の語呂合わせや邪気を払う赤色から、縁起が良いとされています。海老は丸まった形やヒゲが老人をイメージさせることから、長生き・不老長寿の象徴といわれているため、長寿祝いにぴったりです。
アワビは、昔の熨斗が引き伸ばしたアワビで作られていたことから、「寿命を引き伸ばす」ことを連想させるため長寿祝いに良いとされています。
そのほか、漢字で「長老木」や「長老喜」と書くちょろぎ、細長い形状が「幸せが長く続く」ことを連想させるごぼうなども縁起物として扱われています。
長寿祝いにおすすめの縁起の良い贈り物6選
どのようなものが縁起物に当てはまるかはわかったものの、何を贈るか決められないという方もいるでしょう。そこで、長寿祝いにおすすめの縁起が良い贈り物を6つ紹介します。
胡蝶蘭
胡蝶蘭は「幸せを運んでくる」という花言葉をもつ縁起の良い花です。水やりは1週間に1～2回程度と手間がかからず、鉢植えであれば長期間美しい姿が楽しめます。きちんとお手入れすると毎年花を咲かせるのも魅力です。
長寿祝いに胡蝶蘭を贈るなら「京都花室 おむろ」の胡蝶蘭がおすすめです。「京都花室 おむろ」では、特級や特Aなどの最高ランクで質の良い胡蝶蘭を取り揃えています。和紙ラッピングやメッセージカードも無料でつけられますので、ぜひお気軽にご相談ください。
盆栽
時間をかけて育てることから長寿の象徴とされる盆栽も、長寿祝いにおすすめです。幸せや健康が長く続くようにとの想いが伝えられます。
なかでも松の盆栽は、寒い時期でも緑の生き生きとした姿を保つことから縁起物として親しまれ、初心者でも育てやすいので長寿祝いにぴったりです。
「京都花室 おむろ」でも、京都小鉢（ミニ盆栽）シリーズを取り扱っています。京都小鉢（ミニ盆栽）シリーズは、一般的な盆栽よりもお手入れが簡単で初心者でも扱いやすいのが特徴です。
また、器に信楽焼や北山杉の特選升などの高級感のあるものを使用しているため、贈り物に適しています。
グラス・カップ・湯呑
グラス・カップ・湯呑などの普段使いできるものも、長寿祝いに贈ると喜んでもらえるでしょう。自分ではなかなか買うことのないような、高級感のあるものを選ぶのがおすすめです。
鶴亀をモチーフにした長寿祝い向けのおしゃれなグラスやカップもあります。長寿祝いの記念になる名前やメッセージ入りのものを贈るのも良いでしょう。
箸
箸も「幸せの橋渡し」という意味があり縁起が良いので、長寿祝いの贈り物にぴったりです。2本揃っている必要があるため結婚祝いで贈られることが多いですが、鶴亀モチーフの長寿祝い向けの箸もあります。
グラスやカップなどと同様、名入れができるものを選ぶと記念になるでしょう。贈り先が夫婦の場合は、ペアの箸を贈るのがおすすめです。
お酒
贈り先がお酒好きな方なら、日本酒や焼酎、ワインなど相手が好きなお酒を贈るのもひとつの手です。特に、日本酒には長寿祝い用の縁起の良いお酒もあります。
高級なお酒や入手が難しいお酒、名入り・メッセージ入りの特別感のあるお酒なら、より喜ばれることでしょう。
食べ物
自分で買う機会があまり多くない高級感のある食べ物を贈るのも良いでしょう。一緒に食事をするなら、鯛やアワビなどの縁起の良い食べ物を使った料理を選ぶのがおすすめです。
甘いものが好きな方には、高級なフルーツやメッセージ入りのスイーツなどを贈ると喜ばれるでしょう。
贈り先の好みやアレルギーの有無などがわからない場合は、自分で好みのものを選べるカタログギフトを贈る方法もあります。
まとめ
長寿祝いには、鶴亀モチーフのものや鯛、アワビなどの縁起物を贈るのが定番です。胡蝶蘭や盆栽、箸なども、縁起が良いので長寿祝いに向いています。
贈った相手に喜んでもらうことが1番なので、事前に欲しいものや好みをリサーチしたうえで、何を贈るか決めるのがポイントです。
