紅葉の盆栽の育て方とは?きれいに保つお手入れのコツもご紹介

紅葉の盆栽は自宅で簡単に育てられるうえに、新緑から紅葉まで季節の移り変わりが楽しめるので人気があります。とはいえ「紅葉の盆栽は、お手入れが大変そう。きれいに育てられるか不安……」という方もいるでしょう。 そこで今回は、紅葉の盆栽の育て方とお手入れのコツについてご紹介します。


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紅葉の盆栽の育て方

紅葉の盆栽は、季節に応じて適切なお手入れを行うと、美しい色合いを保つことができます。ここからは、紅葉の盆栽の育て方についてご紹介します。

紅葉の芽を摘む(3月~4月)

春になると新芽が増えてくるので、こまめにチェックしながら不要な芽をピンセットなどで取り除いておきましょう。木を傷つけないように注意しながら、葉と葉の真ん中にある芽を摘んでいくのがポイントです。

紅葉の葉を刈る(5月~6月)

5~6月頃の葉が成長してきたタイミングで、葉を刈って紅葉全体の形を整えていきます。1番目の葉をカットすることで、2番目に出てくる葉が多くなるという性質を利用することで、きれいに葉を揃えることができるのです。

ただし、ミニサイズの盆栽の場合、葉刈りすると芽が出なくなるおそれがあるため、そのままの状態を維持するか、葉すかし(片葉刈りや葉切り)で対応することをおすすめします。

片葉刈りは対になっている葉の片方のみを切り取り、葉切りは葉の一部分を切り取る方法のことです。

葉が枯れてしまった場合は、すべての葉を取り除く「全刈り」という方法もあります。全刈りを行うと数週間ほどで新しい新芽が出てきますが、適切なタイミングで行わないと葉がつかなくなってしまうケースもあるので注意が必要です。

全刈りの適切なタイミングについて気になる方は、お気軽に「京都花室 おむろ」の店舗までお問い合わせください。

紅葉の葉を切る(10月半ば~11月)

葉の量が増え、サイズが大きくなってきたタイミングで、風通しを確保するために「葉切り」を行いましょう。大きな葉が重なると日光が遮られてしまうので、すべての葉に日が当たるよう、バランスを見ながら調整していきます。

紅葉に針金かけをする(10~12月)

葉刈りや落葉したあとは、春に向けて紅葉に針金をかけながら理想の形に整えていきます。枝が横に広がらないようにしたい部分を中心に、針金をかけて修正しておきましょう。

無理に枝の向きを変えようとすると、折れたりヒビが入ったりするおそれがあるため、注意しながら少しずつくせをつけていくことが重要です。

紅葉を剪定する(11月〜2月)

新芽が見え始める頃になったら、徒長枝(とちょうし)を剪定しておきましょう。徒長枝とは、勢い良く伸びている不要な枝のことです。

とはいえ、どの枝を切ってもいいというわけではありません。基本的に紅葉の葉は対になって生えています。枝元からすぐの葉の対までを1節とし、不要な枝に新しい枝が伸びてきたら1~2節を残して丁寧に切り落とします。

切り落とすときは、対になっている葉のすぐ近くで切ることがポイントです。こまめに枝を整えると新芽の形が良くなり、葉の大きさが揃うことで見栄えも良くなります。

紅葉を植え替える(3月)

紅葉は、3月から5月にかけて成長期に入ります。根元に生えていた苔にヒビが入ってきたり、鉢の底から根が飛び出してきたりしたら、植え替えを検討しましょう。紅葉の成長に合わせて2~3年を目安に植え替えることをおすすめします。

京都花室 おむろ」のミニ盆栽「京紅葉」なら、一般的な盆栽とは違って難しいお手入れは不要です。基本的には水やりや数回の肥料を与えるだけで、簡単に育てることができます。

ミニ盆栽でありながら、秋には美しく葉が色づき、夏は新緑の葉が茂るなど、京都の四季のうつろいを身近に感じられます。紅葉の盆栽を楽しみたい方はぜひ京都花室 おむろの「京紅葉
を検討してみてはいかがでしょうか?

紅葉の盆栽の手入れのコツ

ここからは、紅葉の盆栽のお手入れのコツをご紹介します。

ミニ盆栽(紅葉)の詳しいお手入れ方法について知りたい方は以下もチェックしてみてください。
ミニ盆栽(京紅葉)のお手入れ・管理方法について!初心者でも簡単な育て方のしおり

水やり・葉水を忘れない

水分が不足すると美しい紅葉が育たないため、水やりを忘れずに行いましょう。特に、夏は気温が高くすぐに水切れを起こしやすくなるため、こまめな水やりが必要です。

紅葉は水を好む性質があるため、表面が乾いているときはたっぷりと水をあげてください。水やりをする際は、根元だけでなく葉にも水がかかるようにしましょう。また、根腐れを起こさないように、風通しの良い場所に置いておくのもポイントです。

病気や害虫対策をする

紅葉はうどんこ病やすす病にかかりやすいため、風通しの良い場所や日当たりの良い場所で育てることが大切です。

ほかにも、アブラムシやテッポウムシにも注意しなければなりません。アブラムシは新芽や葉につきやすく、成長を妨げてしまうことがあるため、見つけたら早急に取り除いておきましょう。

また、テッポウムシは幹で食害を起こすことがあります。防虫ネットや予防樹脂フィルム、忌避効果のあるもの(酢、草木灰)などを活用して、予防しておくことをおすすめします。

肥料を与える時期に気をつける

肥料は、春と秋の年2回に与えるのがポイントです。

4月中旬頃に、新しい葉が開いて丈夫になってきてから有機肥料を与えます。成長のスピードを見ながら5月頃に再度追肥をして、秋まで無肥料で育ててください。

秋に肥料を与えるときは、気温が下がり始める8月中旬以降から行い、9月には終わらせるようにするのがポイントです。

紅葉の盆栽を購入するなら「京都花室 おむろ」

紅葉は、四季折々に美しい色合いを楽しむことができます。「京都花室 おむろ」では、京都小鉢(ミニ盆栽)の「京紅葉」を取り扱っているので、気軽に紅葉を育てたい方におすすめです。

創業65年以上の歴史をもつ老舗ならではのネットワークを活かし、契約した専門技術を持つ生産者と長年の歳月をかけて作り上げた完全オリジナル商品です。

経験豊富な専門職人が数年の歳月をかけて丹精込めて育てているため、生産数量には限りがあり、毎年、数量限定での先着順での販売となっています。

また「京都花室 おむろ」の盆栽は、従来の盆栽イメージとは異なり、剪定などの難しい手入れは一切不要です。職人が育てた数千鉢以上の盆栽の中から、店主自らが一鉢一鉢を手作業で目利きし、お客様にお届けする盆栽を選定しています。

基本的に水やりと数回の肥料を与えるだけで済むので、お手入れが簡単です。信楽焼や北山杉の特選升など、器にもこだわりがあるので、贈り物にもぴったりです。紅葉の盆栽を始めたい方は、「京都花室 おむろ」までぜひご相談ください。

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まとめ

紅葉の盆栽を美しく保つためには、季節に応じたお手入れが必要です。芽摘みや葉刈り、葉切り、針金かけ、剪定、植え替えなど、適切なタイミングで行っていきましょう。

お手入れのコツは、たっぷりと水を与えたり、害虫対策をしたり、適宜肥料を与えながら育てることです。紅葉の盆栽は観賞するだけでなく、育てる楽しみもあるので、この機会に始めてみてはいかがでしょうか。