退職祝いにお花を贈る際のマナー
お花の選び方にはマナーがあります。お花を贈るタイミングや贈り方などについても、相手の立場も考慮することが大切です。ここでは、退職祝いでお花を贈る際に知っておきたいマナーについて解説します。
1.お花の予算は相手との関係性を考慮する
退職祝いで贈るお花の予算相場は、相手との関係性によって異なります。基本的に、退職する人が同じ部署の上司や同僚であり、部署内のグループで贈る場合には、10,000~30,000円程度の予算が一般的な相場です。
一方、個人で贈る場合は、10,000~15,000円程度が相場です。
2.大きすぎないお花を選ぶ
フラワーギフトは大きなものから小さいものまで、さまざまなサイズがあります。大きなフラワーギフトの方が相手も喜んでくれると考えている人も多いでしょう。
しかし、大きければ良いというわけではありません。あまりに大きいと荷物となってしまい、持ち帰るのが大変です。最終出社日に渡す場合には、ほかの荷物などもあるでしょう。
そのため、大きさにこだわらず、相手に喜んで受け取ってもらえるような花を贈ることが大切です。本数を抑える場合は、見た目が工夫されていて豪華に見えるものを選ぶと良いでしょう。
また、持ち帰り用の袋を添えて渡すと親切です。電車などの公共交通機関で通勤している場合でも持ち帰りやすくなるでしょう。
3.お祝いにふさわしくないお花は避ける
お花はただ見た目が綺麗なら良いというわけではありません。花言葉や一般的な使われ方なども考慮して選ぶ必要があります。よく考えずに選んでしまうと、お祝いにふさわしくないお花を贈ってしまうかもしれません。
また、同じ種類のお花でも、色によって花言葉やイメージするものが異なる場合もあるため注意が必要です。
たとえば、黄色いバラには「嫉妬」の花言葉があります。オレンジのユリの花言葉は「軽率・憎悪」です。いずれも見た目は綺麗に見えるかもしれませんが、お祝いとして贈るのは適していません。
また、キクの花もお祝いにはふさわしくない種類のお花のひとつです。キクの花は仏花として使用するのが一般的で、お墓や葬式などを連想させてしまいます。
4.贈るタイミングに考慮する
お花を贈るタイミングで迷う人もいるでしょう。もし送別会を実施するのであれば、送別会の日に贈るのが無難です。
一方で、送別会を実施しない場合には、退職日当日に手渡そうと考えている人もいるかもしれません。
しかし、退職日当日はデスクの引き出しやロッカーに置いている私物を整理するなどしてバタバタしていることも多いです。手続きが済めばすぐに帰る人もいるでしょう。そのような状況でお花を手渡すのは、あまり良いタイミングとはいえません。
退職日当日に贈りたいなら、落ち着いて手渡せるように、あらかじめスケジュール確認をしておくようにしましょう。
退職日当日に手渡すのが難しい場合には、数日前などでも問題ありません。ただし、早めに贈ってしまうと失礼にあたるため、注意が必要です。
また、場合によっては、上司や同僚の退職を後から知ることもあるでしょう。その際は、退職後でもお詫びの言葉を添えて贈るのが望ましいです。
5.立札やメッセージカードを添える
胡蝶蘭などを贈る際には、お花だけでなく立札やメッセージカードを付けるのが一般的です。
立札には、自分の名前やお祝い文言などを書きます。お祝い文言は自分の言葉で書くのではなく、決まったパターンで書くことが多いです。
自分の言葉で感謝の気持ちを伝えたいなら、メッセージカードを添えるのもおすすめです。メッセージカードなら、短文で自由にメッセージを書けます。ただし、忌み言葉を使わないようにするなど、表現には注意が必要です。
退職祝いにおすすめのお花
退職祝いで贈るお花の種類で迷っている人もいるでしょう。主に次のような種類のお花が退職祝いにはおすすめです。
胡蝶蘭
胡蝶蘭には「幸せを運んでくる」という花言葉があります。お祝いごとでフラワーギフトを贈る際に、よく選ばれているお花のひとつです。
定年退職をする人なら、これから第二の人生を歩むことになるでしょう。新しい人生の幸福を願うという意味で、胡蝶蘭は退職祝いにピッタリです。
また、胡蝶蘭は水やりの頻度が少なくて済むため、あまり手間がかかりません。その上、ほかの種類のお花と比べて長持ちするのも特徴です。簡単なお手入れで長期間花の美しさを楽しむことができます。
バラ
バラはフラワーギフトで定番のお花です。お祝いごとやプレゼントなどで、どのお花を贈れば良いのか迷ったらバラを選ぶ人は多いでしょう。退職祝いとしてもおすすめできるお花です。
バラを贈ろうとしている人の中には、どの色が良いか迷っている人もいるかもしれません。その場合には、花言葉で決めるのが良いでしょう。
たとえば、ピンクのバラには「感謝」という花言葉があります。退職する上司や同僚にサポートしてもらったことが多く、感謝の気持ちを伝えるのであればピンクのバラがおすすめです。
オレンジのバラには「絆」という花言葉があります。仲の良かった同僚が退職するときなどにおすすめです。これまで一緒に仕事をしてきた思い出を大切にしたいという気持ちが伝わるでしょう。
トルコキキョウ
トルコキキョウもフラワーギフトでよく選ばれるお花で、一見するとバラに少し似ています。重なった花びらが特徴的でボリューム感があり、優美に感じられるでしょう。
見た目のとおり「優美」や「すがすがしい美しさ」がトルコキキョウの花言葉です。これまで輝かしい活躍をしてきた上司や同僚に対して、称賛する意味で贈るのにぴったりでしょう。
退職祝いに胡蝶蘭を贈るなら「京都花室 おむろ」
「京都花室 おむろ」は、世界遺産 仁和寺門前の御室で1955年の創業時より花屋事業を営んできた、5年以上の歴史と実績のある老舗花屋です。
特級や特Aなど、花き卸売市場や問屋などではなかなか流通しない胡蝶蘭を取り揃えております。最高ランクで高品質の胡蝶蘭であるため、数ヶ月経過しても花落ちがほとんどありません。長期間綺麗な姿で鑑賞できます。
また、「京都花室 おむろ」で取り扱っている胡蝶蘭は、専属契約している京都や日本全国の生産者で栽培されたもののみです。店主が実際に足を運び目と手で確認をして仕入れており、高品質の胡蝶蘭を365日いつでも安定的に用意できます。
業界で唯一 「枯れ保証- 全額返金制度-」を導入しているため、万が一枯れているお花があれば、返金可能です。また、和紙ラッピングは有料のところが多いですが、「京都花室 おむろ」なら無料で利用できます。送料も無料で、立札や写真報告サービスなども追加料金はかかりません。
退職祝いで胡蝶蘭を贈るなら、「京都花室 おむろ」をぜひご利用ください。
まとめ
退職祝いでお花を贈る際には、10,000~30,000円程度の予算であまり大きすぎないものを選ぶのが一般的です。お花の種類や色などは、ネガティブな花言葉がないものを選ぶようにしましょう。
胡蝶蘭・バラ・トルコキキョウなどがお祝いに使われることが多く、中でも胡蝶蘭が特におすすめです。綺麗なお花を贈って、これまでの感謝の気持ちを伝え、今後の幸せを願いましょう。