【移転祝いの定番】胡蝶蘭が選ばれる理由・選び方・マナーを解説!

取引先などのオフィスや店舗の移転に際して、お祝いの花を贈るのであれば、定番の胡蝶蘭がおすすめです。移転祝いに胡蝶蘭を贈る場合は、どのような点に配慮すると相手に喜ばれるのでしょうか。今回は、移転祝いに胡蝶蘭を贈るときのマナーを詳しく紹介します。


この記事は約7分で読み終わります。

移転祝いの定番として胡蝶蘭が選ばれる理由

オフィスの移転祝いには、胡蝶蘭が選ばれることが定番となっていますが、これにはいくつか理由があります。ひとつずつ見ていきましょう。

縁起が良い

胡蝶蘭は根のついた鉢植えで贈るために幸福が「根付く」といわれ、昔から縁起が良い花といわれていました。

また、胡蝶蘭は蝶が舞っているように見えることから、蝶が幸せを運ぶようなイメージに見立てて、「幸せを運んでくる」という花言葉があります。

花言葉はほかにも「清純」「純粋」などがあり、お祝いや感謝などの気持ちを相手に伝えたいときに贈られます。お祝い事で縁起をかつぐ習慣がある日本人にとって、ぴったりの花といえます。

花持ちが良く手入れが簡単

胡蝶蘭は、乾燥や暑さに強く多湿を好む性質があります。毎日の水やりは不要で、1週間から10日に1回程度水やりをする程度です。

忙しい方でも手間がかからず楽しめるほか、アレンジメントやスタンド花に比べて花持ちが良いことも特徴です。1ヶ月から3ヶ月ほど美しさを保てるため、お祝いに最適です。

華やかで香りが少ない

胡蝶蘭はひとつの苗に複数の花輪がつくため、見た目が華やかなことからも、お祝いとして贈るのに適しています。その見た目から、香りが強いのではないかと思われる方もいますが、香りはほのかに感じられる程度のため、事務所や店舗に飾っても気になりません。

さらに、花びらの奥に花粉が溜まるため、床に落ちることはほとんどなく、飛散しにくいこともお手入れしやすい理由です。移転により、贈り先の業務が多忙になることを考えると、できるだけお手入れの手間がかからない花を贈るのは、心遣いとして受け止められます。

季節に関係なく供給されている

胡蝶蘭の原産地は熱帯地域であるため、日本では胡蝶蘭を温室栽培しています。熱帯の気候条件を保ちながら育てるため、季節を問わずいつでもきれいな花が供給されています。

贈る時期にかかわらず用意できる点も、移転祝いとして胡蝶蘭の人気が高い理由のひとつです。

移転祝いにおける胡蝶蘭の選び方

移転祝いとして胡蝶蘭を選ぶときは、どのようなポイントに着目すると良いのでしょうか。ビジネスシーンにおける胡蝶蘭の選び方を解説します。

種類

胡蝶蘭は、大きさによって次の3種類に分けられます。贈り先での設置スペースを考えて選ぶと喜ばれるでしょう。

大輪

花の大きさが12~14cmほどの胡蝶蘭です。存在感の大きさや見栄えの良さなどから、重要な取引先への移転祝いなど、特別な贈り物として人気があります。

中輪

中輪の大きさは7~8cm前後と、大輪に比べてやや小さく、飾りやすく見栄えが良いサイズです。移転祝いのほかに、幅広いシーンで贈り物としてのニーズがあります。

小輪(ミニ・ミディ)

花の大きさは5~6cmほどで、中輪よりもひと回り小さいサイズです。上品さのなかにも可愛らしさがあり、場所を選ばず置けるため、置き場所を確保できない場合でも贈りやすいと評判です。

本数

胡蝶蘭でいう本数とは、ひとつの鉢に花がついている苗が何本入っているかをさしており、本数が多いほど全体の幅が広がり豪華な印象を与えることができます。移転祝いには、縁起が良いとされる3本立ちもしくは5本立ちが選ばれることが一般的です。

とはいえ、今日では縁起の悪い数字(4,9など)を除いて、どの本数を贈っても良いとされています。

輪数

1本の苗に付く輪数が多いほど、胡蝶蘭全体が華やかな印象になります。ひとつあたり10~15輪のものが多く、先述した本数と合わせると、たとえば10輪の3本立ちならば「約30輪」と表現され、つぼみを含んだ輪数であることを表記します。

カラー

胡蝶蘭というと、定番の白を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、白以外にもピンク・黄色・リップなどカラーバリエーションが豊富です。中には、花の中心のリップが赤くなっている、特徴的な紅白色の胡蝶蘭もあります。

移転祝いに選ばれる人気の色は、白・リップ・黄色などです。贈る相手やオフィスの雰囲気によっては、華やかなピンクが選ばれることも多くなっています。相手に合ったカラーを選ぶと、さらに喜ばれるでしょう。

移転祝い向け胡蝶蘭の価格相場は?

移転祝いを目的として、胡蝶蘭を購入する場合の価格相場は、個人から取引先へ贈る場合は2~5万円、法人から贈る場合は3~8万円が相場といわれています。

価格によっては、他社から贈られた移転祝いと並べたときに見劣りする場合がありますので、見た目が華やかで豪華なものを贈るよう意識すると良いでしょう。

周年などの大切なお祝いのときは20万円、30万円などの胡蝶蘭を贈る方もいます。

なお、ここで紹介した相場はあくまでも目安であり、先方との関係性に合わせて予算を決めることが大切です。

移転祝いに胡蝶蘭を贈る際のマナーは4つ

移転祝いに胡蝶蘭を贈るときには、気を付けるべきマナーが4つあります。それぞれの内容を心得て、相手に失礼がないように贈りましょう。

移転祝いの受け取り可否を確認する

さまざまな理由で、先方がお祝いの受け取りを辞退するケースがまれにあります。案内のはがきなどには「辞退」と書いている場合でも、実際には多くの花が届いている場合もありますので、先方の意向はもちろんのこと、自分のお祝いの意思で贈るようにしましょう。

一昔前は、業務縮小に伴う移転の場合のお祝いは失礼にあたるとされていましたが、近年では働き方などの多様化により、特に関係なくなってきています。

設置スペースに合わせてサイズを選ぶ

胡蝶蘭は、サイズが大きくなるほど豪華な印象となりますが、先方が設置スペースを確保できないと置き場所に困ってしまいます。見た目の華やかさだけで選ぶのではなく、先方の都合も考えてサイズを選びましょう。

移転祝いには、大輪でないと贈れないものではありません。近年では、省スペースでオフィスに飾りやすいように、ビジネスの場面で小輪を贈答用に選ぶ方も多くいます。

陶器に入った商品などであれば、小輪でも高級感がありビジネスでの贈答品としても最適です。

移転前日から移転後2週間以内を目安に贈る

胡蝶蘭を贈るタイミングは、移転当日から移転後2週間以内を目安と考えましょう。移転披露などのセレモニーが行われる場合は、前日に現地へ届くように手配しますが、前日まで移転準備をしていることも多いため、必ず先方にお届け時間を確認しましょう。

移転後2週間を過ぎてしまった際に、胡蝶蘭などの花を贈る場合は、立札は「移転御祝」ではなく「御祝」として贈りましょう。場合によっては、商品券などでお祝いの気持ちを伝えるのも良いでしょう。

いずれの時期に贈る場合でも、工事スケジュールなどの関係で、移転日が変更になっていないかを事前に確認しておくと安心です。

お祝いの立札を付ける

ビジネスシーンで花を贈る際には、お店に依頼して立札をつけてもらいます。立札に書く文字として、「祝い文字+贈り主名」「祝い文字+相手名+贈り主名」のスタイルが人気です。祝い文字は「移転御祝」「祝移転」「御祝」が一般的です。立札を依頼する際には、誤字がないかどうかをしっかり確認しましょう。

移転祝いに胡蝶蘭を贈るなら「京都花室 おむろ」がおすすめ

移転祝いに胡蝶蘭を贈るのであれば、「京都花室 おむろ」をご利用ください。京都花室 おむろ世界遺産 仁和寺門前の御室で創業65 年以上の歴史をもつ老舗花屋です。

花き卸売市場や問屋などでは流通しないといわれている、特級や特Aなどの最高ランクで高品質の胡蝶蘭を取り揃えています。

一般的な生花店やネット通販会社とは異なり、店主が日本全国の生産者に直接何度も足を運び、実際にお花の状態を目と手で確かめています。そのため、年中を通して高品質な状態で贈り先へお届けすることができます。

弊社では、一般的に有料とされる和紙ラッピングが無料です。送料・立札もすべて無料であり、万が一お花にご満足いただけなかった場合は全額返金の保証をご利用いただけます。長持ちで高品質な京都花室 おむろの胡蝶蘭を、大切な取引先への贈り物としてぜひご利用ください。

お祝いなら胡蝶蘭通販の「京都花室おむろ」

まとめ

移転祝いは、取引先の発展を願う大切な贈り物です。相手に喜んでいただけるよう、心を込めて選ぶようにしましょう。不明な点がありましたら、京都花室 おむろまでお気軽にお問い合わせください。

 

▼この記事を読んだ人におすすめ

ビジネスシーンでの贈り物なら胡蝶蘭がベスト!選び方やマナーを解説

スタンド花と胡蝶蘭どっちにする?特徴やデメリットから考えよう!

新社屋のお祝いには何の花を贈るべき?マナーを守って取引先との関係を円滑にしよう

移転祝いにお花を贈ろう!相手に喜んでもらえる贈り方とは

【就任祝い】会長と社長が同時就任する場合の胡蝶蘭の贈り方は?

胡蝶蘭の相場はどのくらい?シーン別相場と金額の違いについて解説