胡蝶蘭の花束ギフトを贈ろう!贈る際のマナーやおすすめのシーンとは

胡蝶蘭といえば鉢植えのイメージが強いですよね。しかし、胡蝶蘭は花束として贈るのにも適した花といえます。日頃お世話になっている人や友人、家族に感謝やお祝いの気持ちを込めて胡蝶蘭の花束を贈ってみるのはいかがでしょうか。 今回は胡蝶蘭の花束を贈るのがおすすめな理由や、贈るのにふさわしいシーンについて紹介します。


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胡蝶蘭の花束がおすすめな理由!

贈り物として、胡蝶蘭の花束がなぜおすすめなのでしょうか。ここではその理由について詳しくみていきましょう。

長持ちする

ラン科である胡蝶蘭は長持ちしやすいのが特徴です。切り花でも2~3週間ほど楽しめるので、 胡蝶蘭の花束を贈ると長く楽しんでもらえるのがメリットといえるでしょう。

お手入れも花瓶の水を入れ替えるだけと手間がかかりません。花粉や花びらが落ちることもなく、掃除なども不要で、花粉で服を汚してしまうといった心配がないのも魅力です。

香りも強くないので、贈る場所や相手を選ばないのもおすすめ理由といえます。

高級感や存在感がある

華やかさや上品さがある胡蝶蘭は、花束にしても存在感があります。胡蝶蘭だけで作った花束はとても高級感があり、その場の雰囲気を華やかにしてくれるでしょう。

ほかの花と組み合わせて花束にしても、胡蝶蘭が埋もれてしまうことはありません。胡蝶蘭だと一目でわかるような圧倒的な存在感があります。

胡蝶蘭の花束はどのシーンで贈ると最適?

花束の種類によって、贈るのにふさわしいシーンは異なります。例えば、結婚式に贈る花束と誕生日に贈る花では選び方は異なるものです。

ここでは、胡蝶蘭の花束がおすすめなのはどんなシーンなのか紹介します。

誕生日や記念日などのお祝いごと

誕生日や結婚記念日などのお祝いごとに贈るのにおすすめなのがピンクの胡蝶蘭です。ピンクの胡蝶蘭には「あなたを愛します」という花言葉があるため、大切な人の記念日に贈るのにふさわしいといえます。

また、胡蝶蘭を贈ることには、相手の今後の幸せを祈る意味合いもあります 。卒業式や成人式などの新しい門出を祝って胡蝶蘭の花束を贈ると喜ばれるでしょう。

式典やイベントなどの華やかなシーン

表彰式などの式典で渡す花束は、もらった人の笑顔がこぼれるような豪華なものを用意したいものです。その点、胡蝶蘭の花束なら高級感と華やかな雰囲気を兼ね備えているので、そうしたシーンにぴったりといえるでしょう。

ほかにも、お世話になった方の退職祝いや昇進祝いといったシーンにも胡蝶蘭の花束はおすすめです。これまでの感謝の気持ちを込めて、華やかな胡蝶蘭の花束をプレゼントすると喜んでもらえるでしょう。

お見舞い

お見舞いでは「根付く」が「寝付く」を連想させる鉢植えを贈るのはマナー違反とされているものの、花束なら問題がありません。鑑賞することで気持ちが明るくなれるような花束を贈ると喜ばれるでしょう。

とはいえ、香りが強い花は好みもありますし、人によっては気分が悪くなることもあるので注意が必要です。また、花粉もアレルギーの心配があります。

その点、胡蝶蘭は香りがなく、花粉もほとんどないため、 お見舞いの花として持参するのに適しているといえるでしょう。

お見舞いとして胡蝶蘭を贈る際は、元気になれるような色合いのものを選びたいものです。ピンクや黄色などの胡蝶蘭の花束なら、白がメインの病室を明るくしてくれます。

胡蝶蘭の花束の予算はどのくらい?

胡蝶蘭の花束を贈る際に、気になることのひとつが値段ではないでしょうか。胡蝶蘭は花のなかでも高級な部類に入るため、胡蝶蘭を入れて作った花束はほかの花と比べると値段が高めになります。

一般的な花束は3,000円くらいからですが、胡蝶蘭については5,000円~15,000円ほどが相場です。

とはいえ、胡蝶蘭の花の大きさや品種、使う量によって値段は変わります。稀少な品種だったり、本数や輪数が多かったりすると高額になるのが一般的です。また、お正月など需要が増えるシーズンだと、さらに高額になることもあります。

とはいえ、花のサイズや品種、本数を選ぶことで、費用をある程度抑えることも可能です。「5,000円内で済ませたい」といった希望があるなら、あらかじめ予算を伝えて、それに応じた花束を作ってもらうこともできるでしょう。

胡蝶蘭の花束を作ってもらうときに伝えること

胡蝶蘭の花束をオーダーして作ってもらう場合、いくつか伝えておきたいポイントがあります。できあがった花束を見て、「イメージと違う」「贈るシーンとミスマッチ」といったことがないように、オーダーする前には以下の点を伝えておきましょう。

贈るシーン

贈るシーンによって、ふさわしい花束は異なります。胡蝶蘭の花束をオーダーする際は、予算だけでなく贈るシーンについても伝えておくと、イメージに合った花の組み合わせやラッピングをしてもらえるでしょう。

また、贈る相手についても具体的に伝えておくのがおすすめです。相手の年齢や性別だけでなく、「明るい人」「上品な人」「面倒見の良い人」など相手の雰囲気についても伝えておきます。そうすれば、相手のイメージに合った花束を作ってもらいやすくなるでしょう。

メインカラー

花の色の組み合わせでも、花束の雰囲気は大きく変わります。贈りたい花束のイメージが決まっているなら、メインで使う色を伝えておきましょう。

白のイメージが強い胡蝶蘭ですが、ピンクや黄色、紫、青といった色から選べます。

贈る相手の好みの色を選ぶこともできますが、色によって与える印象が異なるので自分が伝えたいメッセージに近いイメージの色を選ぶのもひとつの方法です。

色別のイメージは、以下を参考にしてみてください。

清楚で純粋なイメージ。結婚式や記念日にはもちろん、法事にも使える色です。
ピンク 柔らかでかわいらしいイメージ。贈る相手を選びません。ピンクの胡蝶蘭には「あなたを愛します」という花言葉があるので、大切な人へのプレゼントにもぴったり。
紅白 白い花びらの中央に赤の差し色が入った胡蝶蘭。紅白のイメージから、当選祝いなどのおめでたいお祝いの際に最適です。
黄色 元気で明るいイメージ。お見舞いにもおすすめですし、縁起の良さをイメージさせることから、開店・開業祝いなどにもふさわしいといえます。
神秘的で高貴なイメージ。古希祝いなどに適しています。
誠実で知的なイメージ。青色の胡蝶蘭には「尊敬」の意味もあるので、目上の方へのプレゼントにおすすめです。

もちろん、メインカラーを決めずにお任せで作ってもらうこともできます。

胡蝶蘭の花束を贈るときの注意点!

豪華な胡蝶蘭の花束はプレゼントに適しているとはいえ、贈る相手によっては受け取った後の扱いに困ってしまうこともあります。

せっかく贈り物をするのなら、相手が心から喜べるような贈り物にしたいものです。胡蝶蘭の花束を贈る際は、以下の点に注意しましょう。

相手の状況に配慮する

お花が好きで、普段から花を生ける機会が多い人に胡蝶蘭の花束を贈ると、とても喜ばれるでしょう。お花の扱いに慣れているので、自分好みにアレンジして花瓶に生けることができるからです。

しかし、普段お花に触れる機会があまりない人は、胡蝶蘭の取り扱い方がわからない可能性があります。そもそも花瓶さえ家になく、どうしたら良いかと困る人もいるかもしれません。

相手がお花を好きでない場合、生花を贈るのは避けたほうが良いでしょう。また、高齢者の方だと定期的にお花の水替えをするのが難しいこともあり、生花を贈ると迷惑になることもあります。

そのような方に花束を贈る場合は、そのまま飾れるフラワーアレンジメントや、お手入れ不要のプリザーブドフラワーのほうが良いかもしれません。

お見舞いでは花の持ち込みが禁止されていることもある

病室にお花があると、明るい雰囲気になって鑑賞するだけで癒しとなるものです。しかし、お見舞いに胡蝶蘭の花束を持って行くことを考えているなら、事前に生花の持ち込みができるかどうか確認しておきましょう。

病院によっては、衛生面での心配や花の香りで気分が悪くなる患者さんがいることなどを理由に、生花の持ち込みが禁止されているところもあります。

また、生花の持ち込みが可能な病院であっても、病室に花瓶があるかという点も確認しておきましょう。そのほか、入院している相手が自分で水替えができないのであれば、花束のギフトは負担となるかもしれません。その場合も、プリザーブドフラワーのような手間のかからないものを贈ったほうが喜ばれるでしょう。

まとめ

豪華で高級感のある胡蝶蘭の花束は、切り花でも2~3週間鑑賞でき、手間もかからないためギフトにぴったりです。お祝いごとにもお見舞いにも贈ることができる花なので、本記事の内容を参考に相手にふさわしい花束を贈ってみましょう。

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