お悔やみの胡蝶蘭はマナーをチェックしてから贈ろう!注意点や贈り方は?

上品な佇まいの胡蝶蘭は、お悔やみの際にも相応しい花です。この記事では、お悔やみに胡蝶蘭を贈る際に気を付けたいマナーや贈る際の注意点を解説します。ご遺族に失礼となることがないよう、しっかりと確認しておきましょう。


この記事は約7分で読み終わります。

お悔やみに胡蝶蘭を贈る意味や理由


胡蝶蘭に対して、お祝いのイメージを持つ方も多いでしょう。しかし、お悔やみにも選ばれることが多い花です。なぜ胡蝶蘭をお悔やみに贈ると良いのか、その理由を解説します。

お悔やみの場に適している

胡蝶蘭は、お祝いだけでなくお悔やみの場にも適しています。

その理由は、胡蝶蘭は高貴な花とされるからです。上品な佇まいに加え、白い胡蝶蘭の花言葉には「清純」という意味があります。お悔やみは亡くなられた方のご冥福を祈るわけですから、穢れのない白色をもつ意味でも、お悔やみに相応しい花なのです。

また、お悔やみには派手な色の花は適しません。同様に、トゲや毒のある花も殺生を連想させること、触れると痛いことなどからタブーとされています。

トゲも毒もなく、清楚な印象の胡蝶蘭は、亡くなられた方を偲ぶ気持ちを表すのにぴったりです。

そのほか、香りがほとんどせず花粉が飛ばないため、飾る場所を問わないことや和洋どちらの葬儀の場にも合うことなども選ばれる理由となっています。

お手入れが簡単で長持ちする

胡蝶蘭はお手入れしやすいことも魅力です。水やりは鉢植えなら秋冬は週に1回程度、春夏でも週に2回程度と、少ない回数で済みお手入れが簡単です。何かと慌ただしく時間が過ぎる喪中に、ご遺族の手を煩わせません。

早くに傷んでしまう生花はご遺族を悲しませてしまうこともありますが、胡蝶蘭なら花持ちは1ヵ月ほどあり、長く飾っておけます。ご遺族のつらい気持ちにそっと寄り添ってくれる、そんな花なのです。美しい胡蝶蘭を見ることで次第に悲しみから癒されていく感じがした、という声も聞かれます。

お悔やみに胡蝶蘭を贈る際のマナー

お悔やみの胡蝶蘭を贈る際には、時期や選び方、立札などのマナーがあります。ご遺族に失礼がないようにマナーを守って贈りましょう。

贈る時期

葬儀での供花は、会場指定の業者に手配するのが一般的です。胡蝶蘭に限らず外部から葬儀場へ供花を贈ることは難しいため、胡蝶蘭を贈りたい場合には葬儀場に胡蝶蘭の受け取り可否について確認の連絡を入れましょう。

このような事情もあり、お悔やみの花を贈る時期は葬儀が終わったあとでも構わないとされています。

葬儀直後はご遺族の方に余裕がないことも多いので、ご遺族に配慮しながら初七日~四十九日までにご自宅に贈りましょう。

あまりに時期が早すぎると不幸を待っていたと捉えられかねませんので注意は必要です。

なお、家族が亡くなった悲しみは慌ただしい葬儀が終わってから訪れることも少なくありません。お見舞いの連絡とともに、負担なく受け取っていただけるタイミングをうかがうのも良いでしょう。

選び方

従来、お悔やみの花は四十九日までなら白を選び、四十九日以降はほかの色でも良いという考え方が一般的でした。そのため胡蝶蘭も白でなければならないと考える人もいるでしょう。

しかし、近年では四十九日に関係なく、亡くなられた方の好きな色を贈ることが多くなっています。ピンクや黄色など、白色以外の胡蝶蘭を贈っても失礼にはあたりません。

むしろ、「あなたを愛する」という花言葉を持つピンクは、気持ちを明るくするとして歓迎されるケースもあるようです。

とはいえ、考え方はご遺族それぞれというのが実情でしょう。「好きな色の胡蝶蘭を贈りたいけれど、ご遺族に不快感を与えてしまうのでは……」と不安なときはお贈りする前にご遺族に確認を取るのも良いでしょう。

相場

お悔やみに贈る胡蝶蘭の相場は、2~3万円程度が中心です。亡くなられた方との関係性にもよりますが、個人から取引先の場合には2~5万円、身内の場合は1~3万円を目安にすると良いでしょう。金額だけでなく、ご遺族に受け取っていただきやすい大きさにすることも大切です。

胡蝶蘭の相場については、以下の記事でも詳しく解説しています。

胡蝶蘭の相場はどのくらい?シーン別相場と金額の違い

立札・ラッピング

お悔やみの胡蝶蘭には、贈り主が分かるように立札を付けます。お悔やみ用の立札を使い、お悔やみの気持ちを表す「供」または「御供」と、贈り主の名前や企業名を明記します。お悔やみでは、お祝いとは異なり贈り先の相手の名前は入れないのがマナーです。

ラッピングには一般的に不織布や和紙が用いられます。お悔やみでは落ち着いた色を選び、華美になりすぎないようリボンも控えめな結び方にするのが一般的です。ラメや原色はそぐわないため注意しましょう。

なお、立札やラッピングのルールは地域によっても異なります。よく分からない場合には、注文先へお悔やみであることを伝えて依頼することをおすすめします。

お悔やみの胡蝶蘭を贈るときの注意点

お悔やみの胡蝶蘭を贈るときにはマナー以外にも訃報の内容や宗派の違いにも注意が必要です。

訃報の内容を確認する

胡蝶蘭の手配は原則として訃報が届いてから行います。まずは訃報を確認し「供花辞退」などの文言がないか確認しましょう。

家族葬の場合やご事情がある場合は、供花を辞退されることもあります。辞退を希望されているにもかかわらず贈ると、かえって負担をかけてしまうため注意してください。

また、葬儀へのお贈りができるか問い合わせるため、葬儀場所の住所や連絡先、お通夜などの時間を確認しましょう。

先に述べたとおり、外部からの供花の受け取りは扱っていないケースも多いので、その場合は後日ご自宅へのお贈りを検討してください。

宗派の違いにも配慮する

お悔やみの花を選ぶ際は、宗派の違いにも配慮が必要です。

神式の場合は仏式と同じで構いませんが、熨斗(のし)には御供物またはお供えと書きます。

キリスト教式の場合には、基本的に立札を立てません。

このように細かな差があるので、ほかの宗派で異なるしきたりがある場合には、葬儀業者や花店に確認することをおすすめします。

お悔やみの胡蝶蘭の贈り方とは

お悔やみの胡蝶蘭の贈り方や、おすすめの花屋を紹介します。お悔やみの胡蝶蘭は、インターネットから簡単に配送手配できます。

手軽な配送で贈る方法

お悔やみの胡蝶蘭を後日贈る場合、ご遺族に直接持参することも可能です。

しかし、葬儀後のご遺族の負担を考えると配送がおすすめです。事前にご遺族に連絡し、都合の良い日時を確認して日時指定で贈りましょう。

お悔やみには老舗「京都花室 おむろ」の高品質な胡蝶蘭がおすすめ

配送は便利なものの、きちんとした胡蝶蘭が届くのか不安を感じることもあるでしょう。依頼先は実績豊富で信頼できる花屋を選ぶことがポイントです。

お悔やみの胡蝶蘭をご検討されているなら、ぜひ「京都花室 おむろ」にお任せください。

「京都花室 おむろ」は、世界遺産 仁和寺門前の御室で創業65年以上の歴史と実績のある老舗花屋で、胡蝶蘭を数多く取り扱っております。

一般には流通しない最高ランクの胡蝶蘭を取り揃えているので、数ヶ月経っても花落ちがほとんどない姿で鑑賞いただけます。業界で唯一「枯れ保証- 全額返金制度-」を導入しているのも、品質に自信があるからこそできる取り組みです。

また、一般的に有料とされている和紙ラッピングをはじめ、立札、送料、写真報告サービスも無料で承っております。悩みやすいお悔やみの立札の書き方などもご相談ください。

お悔やみなら胡蝶蘭通販の「京都花室 おむろ」

まとめ

胡蝶蘭は上品な佇まいで花持ちも良いことから、お悔やみの花としてもおすすめです。亡くなられた方を弔う気持ちや、ご遺族をいたわる気持ちを花に託してお贈りしましょう。

信頼できる花屋なら気になるマナーや地域の風習なども知り尽くしているので、適切な対応ができます。お悔やみであることを伝えた上でお任せすると安心です。