お祝いの胡蝶蘭に飾る立札の基礎知識|名前の書き方や文例も紹介

お祝いに胡蝶蘭を贈るなら、「立札」が必要です。立札は、いわば贈り主や受け取る方の顔のようなもの。書き方や内容には守るべきルールがあるため、正しいマナーを理解しておきましょう。 今回は胡蝶蘭に添える立札の必要性や書き方について、詳しくご紹介します。シーンにあわせた文例も解説しているので、ぜひ参考にしてください。


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胡蝶蘭を贈る際に立札もつけるのはなぜ?

胡蝶蘭をお祝いごとに贈る場合は、鉢に立札を立てるのが基本です。

立札にはお祝いの言葉と贈り主の名前が書かれており、誰から花が贈られたのかを明確にするものです。お祝いごとをまわりにアピールするとともに、どんな交友関係があるのか、贈られる相手の方のステータスを周囲に示すのにも役立ちます。

また、胡蝶蘭は目立つ位置に飾られるため、贈り主側もまわりに自分の名前をアピールでき、知名度アップに活用できます。

お祝いの胡蝶蘭に飾る立札の基本的なマナーは?

立札は、贈り主と贈られる方の「顔」のようなものです。マナーを守って、胡蝶蘭に添えてください。ここからは、お祝いごとに胡蝶蘭を贈るときの立札に関する基本的な知識を見ていきましょう。

立札の種類

立札の素材には木や紙が使われており、次の3つの種類があります。素材によって見栄えやまわりに与える印象が異なるため、贈るシーンにあわせて選んでください。

・木札
天然の木で作られた立札です。高級感があるため、ビジネス用や厳粛に祝意を示したいとき、豪華なフラワーギフトを贈りたいときに使われます。

・木目調立札
厚紙を木目調にプリントした立札です。木札の代用品として作られたもので、昨今では処分が簡単なことからも、木札よりも一般的な立札になっています。

・紙札
紙札は、はがきサイズほどの厚紙の立札です。カジュアルな印象を与えるため、友人や知人、家族向けのちょっとしたお祝いにおすすめです。見栄えには劣るものの、木札のように厚くないため、贈り物の記録として保管しやすいメリットがあります。

また、より気軽なフラワーギフトとして、名刺サイズのメッセージカードを鉢に添えることもあります。立札の種類が豊富な販売店を選んでおけば、シーンにぴったりの贈り物ができるでしょう。

ただし、胡蝶蘭と立札はセットでも、種類によっては別途費用がかかるので注意が必要です。紙札やメッセージカードは無料でも、木札や木目調立札は追加オプションで費用がかかる販売店もあるため、注文前に確認しておきましょう。

立札に記載する内容には、ルールがあります。すべて漢字で「祝」「御祝」「祝 御開店」といったお祝い文言に、贈り主の名前を書くのが基本です。

お祝いに寄せて長いメッセージを贈りたい場合は、立札とは別にメッセージカードで添えると良いでしょう。

立札のサイズ

立札には、名刺サイズから高さ50cm以上のものまでさまざまなサイズがあります。ですが、胡蝶蘭に添える立札のサイズには、特に決まりはありません。

通常は立札のサイズを選ぶことはできないため、店舗におまかせするようにしましょう。

サイズを選べる場合は、贈る胡蝶蘭の大きさにあわせて、バランスの良い大きさを選んでください。胡蝶蘭の花の見栄えを重視するなら、鉢に対して大きすぎず、小さすぎないサイズを選ぶのがポイントです。

お祝いに贈る胡蝶蘭の立札の書き方は?手順やポイントを解説

ここでは、祝いごとに贈る胡蝶蘭の立札の書き方を解説します。手順を守ると、きれいな立札ができあがり、花の美しさ、華やかさを引き立てます。

目的に合ったレイアウトにする

立札に記載する文字は、お祝いのシーンにあわせて見栄え良くレイアウトする必要があります。

立札は、縦書きが主流です。「祝」「御祝」といった表書きは赤色で、文頭または右側に配置するときれいにまとまるでしょう。贈り主の名前は、縦書きでは立札の左側に記載するのがマナーです。

記載する文字のなかにカタカナやアルファベットが入る場合は、立札を横書きにする方法もあります。横書きでは、立札の下側に贈り主の名前を入れましょう。スタイリッシュな印象にまとまります。

お祝いの文言を選ぶ

立札にはお祝いの文言を入れて、胡蝶蘭を贈る目的を明確にする必要があります。「祝」「御祝」が一般的ですが、シーンにあわせて「開店御祝」「開業御祝」としても良いでしょう。

一目でお祝いの内容がわかる簡潔な文言にすると飾りやすくなり、贈る方にも喜ばれます。

名前を記載する

胡蝶蘭を贈る相手の方を強調したいときは、文頭に「祝」または「御祝」を入れてから、贈り主の名前を記載するのが基本です。誰にとってのお祝いなのかが明確になり、胡蝶蘭を飾るお祝いの理由をまわりにわかりやすくアピールできるでしょう。

胡蝶蘭の贈り主の名前の後に、贈られる側の名前を記載するといったやり方もあります。

ビジネスシーンで贈る胡蝶蘭に付ける立札の文例をご紹介

ここからは、ビジネスシーンで贈る胡蝶蘭に添える立札の具体的な文例を紹介します。フラワーギフトを贈るときの参考にしてください。

開店祝いの文例

開店祝いで胡蝶蘭を贈る場合は、外などに置くとどこのお祝いかわかりにくいため、贈り先の名前を入れることがあります。立札の文言は、詰め込みすぎると見た目が悪くなることもあるため、必要最低限の情報を入れることを優先するといいでしょう。

お祝いの内容によって、次のお祝い文言を使い分けてください。

・店舗の開店:「祝 御開店」、「開店御祝」
・事業の立ち上げ:「祝 御開業」、「開業御祝」
・事業所の開設:「祝 御開設」、「開設御祝」

あえて開店や開業の文字を使いたくない場合は、単純に「祝」としましょう。すっきりした立札に仕上がります。

就任祝いの文例

就任祝いで胡蝶蘭を贈るときは、まず、立札の最上部に「祝」と赤文字で記載しましょう。その右側に赤文字で「御就任」を入れ、中央と左側に贈り主の名前を記載するのがマナーです。

同時期に何人かが就任する場合は、誰に対してのお祝いなのかわかるよう、贈られる相手の方と贈り主の両方の名前を記入してください。

また、複数人のお祝いとして贈る場合は、立札をふたつ立てることができないため、会社全体として「祝」や「御祝」などのお祝い文言にしましょう。

贈られる方の名前を入れるだけでなく、新しい役職を入れるのもお祝いのアピールにおすすめです。

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立札のマナーにお悩みの際は、「京都花室 おむろ」におまかせください。

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京都花室 おむろでは、立札はもちろん、一般的に有料とされる和紙のラッピング、お届けする胡蝶蘭の写真報告サービスなども無料でご提供しています。

写真報告サービスではお花の状態を事前に確認できるため、なかなか贈り先に顔を出せないというときにもおすすめです。仕事が忙しい方にとっても重宝するでしょう。

お祝いにふさわしい立札つきで、高品質な胡蝶蘭を贈りたいときは、どうぞお気軽に京都花室おむろにご相談ください。

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まとめ

花の形が蝶に似ている胡蝶蘭は気品があり、飾ると華やかで豪華な雰囲気を演出します。「幸せを運んでくる」という花言葉のとおり縁起が良く、お祝いごとのフラワーギフトにぴったりです。

鉢植えで贈られることが多い胡蝶蘭は、「根付く」にもつながるため、特にビジネスのお祝いごとにおすすめです。立札でお祝いの内容を明確にして、心からのお祝いを贈りましょう。