ミニ胡蝶蘭はプレゼントに最適!価格や詳しい育て方もご紹介

お祝い用の花の定番といえば、胡蝶蘭です。上品な佇まいと、最小限のお手入れで長く楽しめる手軽さは、いつの時代も人気を集めています。 一方で、通常のサイズでプレゼントするには胡蝶蘭は大きすぎる、と悩む方も多いのではないでしょうか。その場合は、ひとまわり小さなミニ胡蝶蘭を贈るのもひとつの方法です。 今回は、ミニ胡蝶蘭とはどんな花なのか、花言葉や育て方、プレゼントにおすすめのシーンについてご紹介します。


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ミニ胡蝶蘭はどんな花?

通常よりもサイズの小さいタイプに、ミニ胡蝶蘭やミディ胡蝶蘭があります。ミディよりもさらに一回り小さいのがミニ胡蝶蘭です。

サイズは小振りながら、種類が豊富な点は通常サイズと同様で、さまざまな模様や色を楽しめます。ミニ胡蝶蘭と通常の中輪タイプや大輪タイプで、サイズの違いはおよそ次のとおりです。

タイプ 花の大きさ 全体のサイズ
ミニ胡蝶蘭 5~6cm 高さ:38cm~60cm前後

横幅:30cm~45cm前後

中輪の胡蝶蘭 7~8cm 高さ:38cm~80cm前後
横幅:40cm~50cm前後
大輪の胡蝶蘭 12~14cm 高さ:80cm~120cm前後

横幅:40cm~105cm前後

開店祝いなどで一般的に贈られる大輪タイプと比べると、ミニ胡蝶蘭は約半分のサイズとわかります。中輪や大輪タイプでは場所をとってしまうのでは、と不安な方はミニ胡蝶蘭を検討してはいかがでしょうか。

ミニ胡蝶蘭の種類

ミニ胡蝶蘭の種類は、色の系統ごとに5グループに分けられます。白系、黄・オレンジ系、赤・紫系、ピンク系、ブルー系に分けると、次のとおりです。

色の系統 品種名
白系 エンジェルホワイト、ホワイトアンナ、ホワイトラグーン、クールミント など

 

黄・オレンジ系 キュートオレンジ、ゴールデンドリーム、レモネード など
赤・紫系 ハニービー、シルキーモーヴ、桜ドロップ、ストロベリーポップ など
ピンク系 ファンタジア、ティファニー、恋さくら、ピンクエレガンス など
ブルー系 ブルーエレガンス、ブルーエンジェル、ブルーコメット など

贈るときのルールに、大輪タイプとの違いはありません。贈り先のコーポレートカラーやお店のコンセプトなど、イメージに近い色の胡蝶蘭を贈ると喜ばれます。

ミニ胡蝶蘭の花言葉

花を贈るときに重視されるポイントのひとつが、花言葉です。花にはそれぞれエピソードや外観にちなんだ花言葉が存在します。プレゼントするときは、花言葉の意味を添えて贈るケースも多いです。

同じ花でも色によって意味が異なる場合も多いため、胡蝶蘭を贈るときは花言葉にも注目してみましょう。サイズによる花言葉の違いはないため、ミニ胡蝶蘭を贈るときも大輪タイプと同じ選び方で問題ありません。

胡蝶蘭には、「幸せを運んでくる」という花言葉があります。お祝いごとに胡蝶蘭が選ばれるのも、縁起の良い花言葉が理由のひとつです。

ほかにも西洋独自の花言葉として、「愛」「美」「高級・豪華」「優雅・上品」の意味が込められています。胡蝶蘭の学名に、愛と美を象徴する女神アフロディーテの名が含まれることに由来します。

胡蝶蘭で多く出回っているのが、白やピンク系の花です。白には「純粋な愛」や「清純」、ピンクには「あなたを愛します」などの花言葉もあるため、祝いごと以外のシーンでも胡蝶蘭のプレゼントは適しています。

ミニ胡蝶蘭はプレゼントにぴったり!おすすめのシーンをご紹介

ミニ胡蝶蘭は、さまざまな用途におすすめです。ここではミニ胡蝶蘭のプレゼントに最適なシーンをご紹介します。

結婚祝いや出産祝い

手ごろなサイズのミニ胡蝶蘭は、結婚祝いや出産祝いのプレゼントにおすすめです。

相手の自宅へ送るのも良いですが、リクエストがあれば結婚式や披露宴の会場に送るのも喜ばれます。白色の胡蝶蘭は上品でフォーマルな場によく合い、結婚式や披露宴の会場を美しく演出してくれます。

また、花言葉の「純粋な愛」「清純」も結婚式に最適です。ほかにも花言葉にちなんで、出産祝いにミニ胡蝶蘭を検討してはいかがでしょうか。胡蝶蘭は世話の手間が少なく、長く美しい花を楽しめるため、出産後の忙しい時期でも気軽に楽しんでもらえます。

女性へのプレゼント

女性へのプレゼントにミニ胡蝶蘭を贈るなら、ピンクもおすすめです。ピンクの胡蝶蘭には「あなたを愛します」の花言葉があります。

花言葉にちなんで贈る場合、プロポーズシーンや想いを寄せる相手へのプレゼントにも効果的です。ピンクの胡蝶蘭は上品で可愛らしさもあり、女性に愛情を伝えるアイテムとして活用しやすい色です。

開店・開業祝い

胡蝶蘭は開店・開業祝い用の花として、多くの企業や個人から重宝されています。胡蝶蘭そのものの花言葉「幸せを運んでくる」にちなんで定番の白色を贈るのも良いですが、店舗やオフィスへ贈るなら、黄もおすすめです。

現在、黄の胡蝶蘭には特定の花言葉が存在しません。一方で、黄そのものには、「金運・幸運」や「商売繁盛」のイメージがあります。たとえば風水を重視する方が、財布に黄を選ぶ理由も、金運や幸運にちなんでいるためです。

定番の白い胡蝶蘭では物足りない、無難すぎると感じる方は、黄を選んではいかがでしょうか。ビタミンカラーの黄は、その場を明るくしてくれます。少し変わった色を贈ると、白い胡蝶蘭が飾られているなかで目立ちやすく、華やかな印象になります。

長寿祝い

胡蝶蘭は広く縁起の良い花として親しまれているため、下記の長寿祝いにもおすすめです。

・古希:70歳のお祝い

・喜寿:77歳のお祝い

・卒寿:90歳のお祝い

古希や喜寿を祝うとき、濃紫色または紺色の贈り物が用いられます。祝い花も節目ごとのテーマカラーに合わせる場合が多く、紫色の胡蝶蘭は最適です。

卒寿は、白色または紫色のどちらかを用います。白い胡蝶蘭では味気がないと感じたら、紫色を選んでみるのもおすすめです。紫色は、古来より日本で高貴な色として親しまれてきました。紫色の胡蝶蘭を選べば、お祝いだけではなく相手を尊敬する気持ちも伝えられます。

ほかにも、還暦の赤をはじめ、長寿のお祝いはそれぞれテーマカラーが存在します。たとえば、80歳(傘寿)や88歳(米寿)のテーマカラーは黄です。古希、喜寿、卒寿には紫を、傘寿や米寿には黄の胡蝶蘭をプレゼントするなど、節目に合わせて贈りましょう。

また、陶器製で高級感のある鉢入りの胡蝶蘭をお贈りするのもおすすめです。

目上の人へのプレゼント

上品な胡蝶蘭は、目上の人に贈る花としても適しています。定番の白色も喜ばれますが、一工夫したいなら青もおすすめです。

青には「尊敬」「誠実」の花言葉があるほか、親愛の意味も込められています。敬老の日や父の日、母の日など家族間のプレゼントとしてはもちろん、上司や先輩の定年退職祝いなどビジネスシーンでも活用しやすい色です。

さまざまな品種がある胡蝶蘭の中でも、青は珍しいタイプです。個性を出したいときも、青の胡蝶蘭を選べば周りとかぶりにくくなります。

ミニ胡蝶蘭は安い?価格相場

ミニ胡蝶蘭を選ぶときは、予算とも相談しましょう。ミニ胡蝶蘭の価格は品種や本数によって大きく異なり、目安としては数千円~1万円程度です。

平均的なサイズの3本立タイプで、1万2,000円~程度と見ておきましょう。5本立など本数が多いものや、希少な品種のミニ胡蝶蘭は高額傾向です。

ミニ胡蝶蘭の育て方

ミニ胡蝶蘭も、基本的な育て方は大輪タイプと同様です。こまめな水やりが必要ないため、初心者でも手入れしやすく、長く花を楽しめます。

ミニ胡蝶蘭を置く場所は、レースカーテンやブラインドのある、明るい室内がおすすめです。育て方のポイントを季節ごとにまとめると、次のとおりです。

お手入れ内容 季節ごとの注意点
温度管理 基本は18~25℃(冬場は最低でも15℃以上に保つ)

 

水やり 春・夏は1週間に2回程度
秋・冬は1週間に1回程度

胡蝶蘭は水やりを頻繁に行うと、根腐れを起こして枯れるおそれがあります。手間のかからない花ですが、直射日光、エアコンや扇風機の直風(暖房含む)があたらないよう配慮しましょう。胡蝶蘭はもともと熱帯地域原生の植物であり、寒さに弱い性質があるためしっかりとした温度管理が必要です。

ほかにも、果物が出すエチレンガスの影響も受けやすいため、近くに置かないこともポイントです。肥料に関しては、1年目は追肥する必要はありませんが、2年目からは春から夏にかけて1ヶ月に1回程度、希釈した液肥を与えることをおすすめします。

花を長持ちさせるために、病害虫の予防や対策も行っておきましょう。土を使用しないで育てるため比較的虫が発生しにくい環境ですが、注意が必要です。カイガラムシなどが発生する場合があるため、見つけ次第綿棒などを使って取り除いておきましょう。

胡蝶蘭の詳しい育て方が知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
【胡蝶蘭の育て方】お手入れ方法や置き場所などの注意点を解説

ミニ胡蝶蘭でよくあるトラブルとその対処法

ここからは、ミニ胡蝶蘭を育てている際に発生しやすいトラブルやその対処法についてご紹介します。

葉が黄色くなっている

葉が黄色くなる原因は、病気だけではありません。葉が寿命を迎えると、下の葉から黄色くなる場合があります。無理にちぎると胡蝶蘭の負担になるので、完全に枯れて自然に落ちるまで待つか、指先で枯れ葉を取り除いておきましょう。

葉の色がおかしい

葉の色が黒や白っぽくなっているときは、直射日光が原因で起こる葉焼けが考えられます。気づいたら、すぐに日陰へ胡蝶蘭の鉢を移しましょう。変色した葉は元に戻らないため、消毒済みのハサミで切り取っておきます。

早めに対処することで、葉焼けの進行を食い止めることができます。ただし、葉の変色が広範囲にわたる場合は、完全に葉が枯れて自然に落下するまで待ちましょう。

葉がシワシワ、ベタベタ

葉にしわが多く見られるようになってきたら、水分不足のサインです。植物は根から給水される水分と、葉に蓄えられている水分を使って成長しています。そのため渇水症状がみられると、すべての葉に水分が行き渡らなくなり、葉の勢いがなくなってしまうのです。

ただし、水やりをしていても渇水状態が続く場合は、根腐れしている可能性があります。過度な水やりは逆効果になりかねないため注意しましょう。

葉がべたべたしている場合は、葉ダニの発生が懸念されます。葉の裏側に白い斑点を発見したら、2~3日ほど連続して霧吹きなどで水をかけて駆除することをおすすめします。

根が腐っている

基本的に胡蝶蘭は、あまり水やりは必要ありません。頻繁に水やりをすると通気性が悪くなり、根腐れを引き起こしてしまうおそれがあります。放っておくと根腐れが広範囲に広がってしまうため、腐った根を取り除いてから植え替えておきましょう。

ラッピングされたミニ胡蝶蘭をもらった際は外してから育てよう

贈り物でミニ胡蝶蘭をいただいたときは、ラッピングは外して育てることがおすすめです。そのまま育てると、鉢の中が蒸れてしまいカビや根腐れの原因になりかねません。

ラッピングを外して育てることで、胡蝶蘭が長持ちしやすくなります。数日飾った後、最初の水やりをする前に外しておくと良いでしょう。

ラッピングを外したくないという場合は、リボンのみ残して包装紙だけ外しておくのもひとつの方法です。ラッピングを外した後は、受け皿を用意して周囲が汚れないように配慮します。

ミニ胡蝶蘭の寿命は?花が終わったら植え替えよう

大輪サイズと同様に、ミニ胡蝶蘭も花が散るまで1~3ヶ月ほど観賞できます。寿命は生育環境で異なり、野生の場合は50年程度、鉢植えで販売されているものは10年程度です。

寿命を延ばすためには、花が終わった後に植え替えする必要があります。夏前の4~6月ごろに行いましょう。

胡蝶蘭の植え替えは、まず花芽や根をハサミで切り、水苔やバーク(樹木の皮を原料とした堆肥)を使用して植え替えます。水苔を使用していた胡蝶蘭を、バーク入りの鉢へ植え替えても問題ありません。

植え替えるときは1株ごとに分け、水苔には素焼き鉢を、バークにはポリポット鉢を使用します。

ミニ胡蝶蘭なら「京都花室 おむろ」がおすすめ

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京都花室 おむろの胡蝶蘭は、どこにでも手軽に飾れるよう品種改良されており、1~2ヶ月半ほど美しい姿を楽しめるのが特徴です。上品で高級感のある、信楽焼の陶器入りもご用意しております。大切な方へのギフトにぜひご活用ください。

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まとめ

通常の胡蝶蘭では贈る相手が置き場に困るのでは、と心配な方はミニサイズがおすすめです。ミニ胡蝶蘭も大輪タイプと同じく色や品種が豊富なため、相手のイメージに合ったものを選択できます。

上質なミニ胡蝶蘭をお探しの方は、ぜひ「京都花室 おむろ」へご相談ください。店主自ら厳選した、高品質な胡蝶蘭を大輪タイプからミニまで豊富に取り揃えております。

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