盆栽の幹を太くするには?取り入れたいコツを詳しく解説

こまめにお世話をしているつもりなのに、なかなか盆栽の幹が太くならないことがあります。幹の太さは樹形に影響するため、どうすれば幹を太くできるのかと悩む方もいるでしょう。そこで今回は、盆栽の幹を太くする方法や注意点などについて解説します。


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盆栽の幹を太くする方法

盆栽の幹が太くならないのは、今の環境が盆栽に合っていない可能性が考えられます。ここでは盆栽の幹を太くする方法を4つ紹介しますので、実践できそうな方法がないかを確認してみましょう。

鉢のサイズを大きくする

盆栽の幹を太くしたいときは、鉢のサイズを見直してみましょう。盆栽は底が浅い鉢に植えられていることが多く、自生樹木よりも遥かに狭い範囲・少ない土で育つ必要があります。

その結果、思うように根が張れなかったり養分が不足したりして、幹が太くならないことがあるのです。そのため、これまでよりも大きめの鉢に植え替えて、根を張る場所や養分を与えてあげると幹が太くなる場合があります。

幹が理想の太さになったら枝作りを開始し、小さめの鉢に植え替えてもかまいません。大きめの鉢のまま、空いている場所にオブジェや水石を置いて見栄えを整えるのもおすすめです。

直接地面に植える

幹が理想の太さになるまで、思い切って地植えする手もあります。自由に根を張り養分を吸収できる地植えは、樹木の自然な育ち方なので高い効果が期待できます。

植木鉢の倍以上のスピードで樹木が育つといわれており、盆栽の産地には専用の畑があるほどです。ただし、伸び伸びと荒々しく育ち、思ったような形にならない場合がある点に注意しましょう。

ザルで育てる

ザルで育てる方法も、理想の盆栽を育てる方法として知られています。鉢植えの場合、樹木の根は鉢の中で渦巻きながら伸びていきます。

一方ザルで育てると、ザルの網目まで進んで空気に触れたところで根の成長がストップしてほかの根を伸ばし始めるので、根が細かく張った理想的な形が作れるのです。

地植えして根が伸びすぎたり、荒さが出たりするのを防止したいときは、ザルで育てる方法を試してみると良いでしょう。

ただし、ザルに植えると空気に触れる面積が多い分、土が乾きやすくなるので、こまめに水やりする必要があります。

犠牲枝を伸ばす

犠牲枝を伸ばして幹を太くする方法もあります。犠牲枝とは、樹形からすると不要ではあるものの、幹を太くするためにあえて残しておく枝のことです。

太くしたい幹の根元部分の枝を2~3年ほど伸ばすと、幹が太く育ちます。幹が太くなったら犠牲枝を切り落としましょう。

ただし、犠牲枝を残していた期間が長いほど切り落とした後の傷が大きくなるため、幹が目標の太さまで育ったら早めに切り落とすことが大切です。

幹を部分的に太くしたい場合のポイント

幹を部分的に太くしたい場合は、幹が細くなっている部分から上の枝を残しておきましょう。

すると、枝を残した部分より下に多くの養分が送られて、太く育っていくはずです。太くする必要がない上部の枝は、あらかじめ切り落としておきましょう。

【注意】幹を部分的に太くするのは難しい?

「枝を残しているのに、なかなか幹が太くならない」と悩んでいる方もいるかもしれませんが、幹が太くなるにはそれなりの時間を要するものです。目に見えて変化を感じるまでには、最低2年はかかるでしょう。

早く理想の形に仕上げたい場合は、初めから幹の太さにムラのない盆栽を選ぶのがおすすめです。

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まとめ

盆栽は限られた範囲の少ない土で育てるため、思うように幹が太くならない場合があります。なかなか理想の太さに育たない場合は、鉢を大きめのものに変える、1度地植えしてみるなどの方法を試してみましょう。

ただし、盆栽の幹が太くなるまでには長い年月を要します。早く理想の形にしたいときは、初めから幹の太さにムラのない盆栽を選びましょう。

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