縁起物のプレゼントを贈りたい!おすすめの種類と利用シーンを解説

出産祝いや入学祝い、お世話になった方へのお礼など、日常生活で贈り物をする機会は意外に多いものです。そのようなときに「せっかくだから縁起物のプレゼントを贈りたい」と考える方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、縁起物としておすすめのプレゼントや縁起物を贈る際の注意点を紹介します。


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縁起物としておすすめのプレゼント


「縁起物」には下記のようなものがあります。

・招き猫
・フクロウ
・だるま
・鯛
・鶴
・亀
・ひょうたん
・胡蝶蘭
・盆栽(梅・松)

これらが縁起物といわれる理由や、プレゼントするのにおすすめのシーンなどについて解説します。

招き猫

招き猫は、開運招福・千客萬来のご利益があるといわれるメジャーな縁起物です。挙げている手が右なら金運、左なら人を招くといわれています。「金運・人=商売繁盛」のイメージがあるため、開店祝いとして贈ると喜ばれます。

また、招き猫は白・三毛が商売繁盛、黒が厄除けなど色によってご利益が変わるのが特徴です。陶器・木・布・クリスタルなど材質もさまざまで、おしゃれなものやかわいいものもあるので幅広くプレゼントに活用できます。

フクロウ

フクロウはさまざまな意味をもつ縁起物です。

・夜目が利く=見通しが良い、目利きの力がある
・首がよく回る=借金で首が回らなくなるような事態が起こらない、金運が上がる
・「福来朗」=幸福を呼ぶ
・「不苦労」=苦労をしない
・「福籠」=福がたくさん詰まった籠のように幸せな人生を送る

このように「福」や「金運」に関するものが多いので、大願成就の贈り物としておすすめです。また、フクロウは知恵の神として神話に登場するため、学業成就の縁起物として贈られることもあります。

だるま

中国に仏教禅宗を広めた達磨大師がモデルのだるまと、何度倒しても起き上がる起き上がり小法師が組み合わさった「起き上がり小法師型だるま」も縁起物のひとつです。

招き猫と同じく、赤は魔除けや家内安全、白は学業成就など色によって意味が異なります。金運アップの黄色だるま、恋愛アップの桃色だるまなどもあるので、プレゼントの目的に応じて選びましょう。

縁起が良い食べ物を贈るなら、やはり鯛が定番です。「めでたい」の語呂合わせと、皮が赤く身が白い紅白であること、七福神の恵比寿天が鯛を抱えていることから開運招福の縁起物として祝い事に用いられます。

ちなみにお祝いの席で鯛を振舞うときは、「物事や寿命を最初から最後まで全うする」との意味を込めて尾頭付きで出すのが一般的です。

鶴は数十年生きる長生きの鳥で、「鶴は千年」の言葉があるように長寿の縁起物として扱われます。また、1度夫婦になると一生添い遂げるといわれていることから、結婚祝いにもおすすめです。

古代の中国では、亀は仙人が住んでいる蓬莱山の使いであり、知恵と長寿を象徴すると考えられていました。それが日本にも伝わり、「亀は万年」として鶴と並ぶ長寿の縁起物として扱われます。

ひょうたん

ひょうたんは6つ揃えると「むびょう」、つまり無病息災の意味がある縁起物といわれています。ひょうたんモチーフのものを贈るときは、6点セットで贈りましょう。

また、ひょうたんは種が多いこと、日本書紀にひょうたんが身代わりになった話があることから子孫繁栄や厄除けのプレゼントとしても活用されます。

胡蝶蘭

胡蝶蘭は「幸せを運んでくる」「純粋」「あなたを愛しています」など縁起の良い花言葉をもち、見た目も可憐なことから贈答用として人気です。特に鉢植えは「幸福が根付く」として、さまざまなお祝いのシーンで活用されています。

京都花室 おむろ」の胡蝶蘭には、高級北山杉を使った升(ます)の鉢入りのものがあります。升には「ますますお元気で、お幸せに」「ますます繁盛されますように」といった意味が込められているため、縁起の良い贈り物にぴったりです。

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盆栽(梅・松)

梅や松の盆栽を贈るのも良いでしょう。梅は寒い時期に香り高い花を咲かせることから、生命力の強さや華やかさ、気高さ、清らかさなどを表します。また、鬼は梅の香りが苦手だといわれており、魔除け・厄除け・出世・開運などの贈り物におすすめです。

松は寒い時期でも葉が落ちず、緑の生き生きとした姿が続くため⻑寿・健康のプレゼントに向いています。

京都花室 おむろ」では、京都の神社仏閣の四季を感じられる「京都小鉢シリーズ(ミニ盆栽)」を取り扱っています。

京松や京桜、京紅葉など種類はさまざまで、なかでも「京都小鉢(ミニ盆栽)シリーズ 京都北山杉 特選升」は、大切な方や得意先に縁起物を贈りたいときにぴったりです。

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縁起物を贈る際の注意点

ここでは縁起物を贈る際に注意したい点を3つ紹介します。

結婚祝いには数に注意す る

結婚祝いを贈る際に、2で割り切れる偶数のものは「別れ」を連想させるためNGです。ただし、ペアマグカップや夫婦茶碗などは、「1対」と奇数で数えれば問題ないケースもあります。

お見舞いではタブーとなる物がある

縁起が良いものでも、お見舞いで贈るのはタブーなものがあります。例えば胡蝶蘭の鉢植えはお祝いの席では喜ばれますが、「根付く=寝付く」を連想させるためお見舞いには向きません。

また、椿・ケシ・シクラメン・菊など、花が落ちるものや散りやすいもの、忌事を連想させるものもNGです。

還暦祝いや目上の方への贈り物選びには気を付ける

還暦祝いや目上の方に贈るには相応しくないといわれるものもあります。例えば、靴やスリッパは「踏みつける」との意味をもつため、目上の方への贈り物には向きません。

また、筆記用具や腕時計なども、「今以上に頑張るように」との意味で捉えられる場合があるので、本人が希望しない限りは避けるようにしましょう。

まとめ

風習や語呂合わせなどから、縁起が良いといわれるものはいろいろあります。贈り物をするときには、今回紹介したような縁起が良いものを選んでみてはいかがでしょうか。