お祝い花の胡蝶蘭。できる人がみな「おむろ」推しなのはなぜ?

京都 世界遺産仁和寺門前で65年以上にわたって花屋事業を営み、仁和寺やシンガポール政府機関の御用達である「京都花室 おむろ」。 おむろの胡蝶蘭は、他社と比較しても花持ちが圧倒的に長く、品質水準の高さを証明しています。品質管理に重きを置く島本社長の取り組みや思いを知れば、あなたもきっと「おむろ」を選ぶはずです。


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産地直送胡蝶蘭の先駆け「おむろ」

――京都花室 おむろは業界に先駆け、胡蝶蘭を産地直送で届けるサービスを導入されました。なぜ産地直送のサービスを取り入れようと思ったのでしょうか?

「おむろ」は代々、葬儀の供花や仏花、種苗などまで、多種の花々を取り扱う生花店でした。2011年に私が弊社を継承したのを機に、私が幼少期から大好きだった胡蝶蘭を京都ブランド化した事業に転換いたしました。

胡蝶蘭事業に参入するからには、弊社の胡蝶蘭がお届け先で一際美しい姿のまま、長く咲き続けることができる品質が何よりも大事であると私は思いました。当時、私が目指したビジネスモデルはトレンドであった産地直送の新鮮野菜でした。安心安全、高品質で美味しいことを保証する、「生産者の顔が見える」写真付きのポップが大手スーパーなどの店頭に貼られ、産地直送野菜が非常に流行していたのです。

私はこの仕組みを生花業界に持ち込んで、胡蝶蘭で新しいマーケットを切り拓こうと決意したのです。

――胡蝶蘭の産地直送サービスが実現されるまでの経緯を教えてください。

まず全国の胡蝶蘭の生産者を訪ねて、協力してくださる生産者を探しました。今でこそ珍しくもないサービスですが、当時は「花の産地直送って何?」といった時代。そんな中でも私の考えに共感してくださる素晴らしい生産者にめぐり合うことができ、共に品質の管理と向上や、商品開発に協働で取り組む専属契約を結びました。

そして私たちは将来、「おむろ」といえば高品質な胡蝶蘭、と認知されるブランドの確立にも尽力することを誓って、胡蝶蘭の産地直送サービスをスタートさせました。当時は日経新聞など、多くのメディアで話題になりました。業界初とは言えませんが、産地直送胡蝶蘭の先駆けであったことは間違いありません。

大切な贈り物だからこそ、花持ちが良い胡蝶蘭を

――おむろの胡蝶蘭はなぜこんなにも長く咲いていられるのでしょうか?

みなさんは、胡蝶蘭はどこで買っても同じだと思っていませんか?花も果物と同じように、花びらや苗に傷みがあると安価で流通します。お客様が店頭で品質の良し悪しを判断することは難しいため、通常商品と同じように平気で販売して利益を得ている花屋さんもいます。

けれども胡蝶蘭が届いて日にちが経つと、花が萎み始めるものも現れるはず。環境にもよりますが、数か月以上が過ぎても咲き続けるのが「おむろ」の胡蝶蘭。花持ちが断然違います。
その理由は流通プロセス。一般的なお花屋さんの店頭に並ぶ胡蝶蘭は、生産者→JA(地元農協)→市場→卸売→小売店→お客様まで、3段階~5段階ものプロセスがあります。これでは鮮度がどんどん失われてしまいますよね。

しかし、弊社は生産者→お客様の産地直送。胡蝶蘭は環境の変化に弱いので、発送する当日まで生産者のビニールハウスで管理します。ですからみずみずしくて鮮度の良い胡蝶蘭が届き、お届け先で長く咲き続けることができるのです。

――それだけ胡蝶蘭の品質に対してこだわっているのは、おむろならではの強みですね。

「おむろ」の胡蝶蘭は現在、京都などで生産しており、95%以上は海外からの苗で育てていますが、一部は独自の技術を生かして種から5年以上の歳月をかけて栽培している国産品です。京都の土壌で育てた胡蝶蘭の花持ちの良さは証明済み。実は弊社では新入社員に必ず胡蝶蘭を手渡すのですが、花や胡蝶蘭の知識が全くない社員でも「半年くらい咲いた」、「2回目の花が咲いた」など、喜ぶ声が聞かれます。品質の良い胡蝶蘭は花持ちが良いだけでなく、手をかけずとも再び花を咲かせてくれます。

弊社では品質への自信から、業界唯一の「枯れ保証・全額返金制度」も導入。私自身が生産者にできる限り足を運んで信頼を深め、自分も一緒に育てている感覚でいます。最近、「自分でつくったら」と生産者に言われて…。私の胡蝶蘭への愛や思いが熱過ぎるようです(笑)。

信頼関係を深めてくれるひとつの胡蝶蘭

――最後に、胡蝶蘭を贈り物として届けるお客様へ、お伝えしたいメッセージをどうぞ。

平素は「京都花室 おむろ」の胡蝶蘭を多くの方にご利用いただき、誠にありがとうございます。多くのお客様から、「本当にお花が長く持ちました」「得意先様に喜んでいただけました」など、ありがたいお言葉をたくさんいただいております。

胡蝶蘭は長い間不特定多数の方々の目の付くところに飾られるため、弊社では「会社の顔」であると考えております。

そのため、花持ちの良いほうがお客様にも喜んでいただけますし、良いお花を贈れば必ずお得意様との関係性が良くなる、上司からの評価も上がる、出世が早くなります。個人であれば「私のことをちゃんと思って贈ってくれたのだな」と感じることができ、円滑な人間関係の構築を助けてくれます。

私は贈る人、贈られた人との間に生まれるストーリーを思い描いて胡蝶蘭の生産にも関わって販売しています。しかしながら、こんなこと、一般の花屋さんは考えないと思いますね。一般の花屋さんの場合、胡蝶蘭の単価が高く、他の花に比べてロスになりやすいため、あまり取り扱わないことが多いです。そのため、胡蝶さんに触れる機会がなく、知識を持っていない方が大半です。

ですから胡蝶蘭を贈るのならぜひ「おむろ」を選んでほしいと思います。長年胡蝶蘭をメインに販売してきた老舗花屋だからです。間違いなく花持ちの良い高品質な胡蝶蘭をお届けします。

また、専門店としてお客様のニーズに応えられるように140種類以上の商品を揃えています。お客様と大切な方との信頼を「おむろ」の胡蝶蘭が一層深めてくれるでしょう。