胡蝶蘭の選び方と見極める4つのポイントを解説!

ビジネスシーンでは、胡蝶蘭を贈る場面が多くあります。胡蝶蘭を選ぶときは、贈り先を考えたうえで贈ることが大切です。今回は、ビジネスシーンにおける胡蝶蘭の選び方や贈る際のマナーなどを詳しく解説します。


この記事は約11分で読み終わります。

ビジネスシーンのお祝いに相応しい胡蝶蘭の種類

胡蝶蘭の種類はとても多く、原種だけでも50種類以上あります。胡蝶蘭の大きさには、大輪・中輪・小輪の3種類があります。シーンに合った選び方を知るために、それぞれの種類の詳細を把握しておきましょう。

大輪

花の大きさが12~14cmほどで、サイズが最も大きい種類です。お祝いで贈る花の定番といわれ、豪華で存在感があります。大切な取引先の社長や役員の就任祝いなど、特別な贈り物の場面に適しているほか、幅広い用途に用いられる種類です。

中輪

大輪と小輪の間の大きさで、大輪よりもひと回り小さいサイズです。花の大きさは7~8cmほどです。飾りやすさと見栄えの両方を兼ね備えていることから、開業や開院などのオープン祝い、移転や就任などのお祝いに適しています。

小輪(ミニ・ミディ)

花の大きさは5~6cmほどであり、ミディまたはミニと呼ばれることもあります。小ぶりの花をたくさんつけるタイプで、場所を選ばず省スペースで飾れるため、飲食店やクリニックなど小規模の店舗だけでなく、個人間での贈り物に選ぶ方もいます。

【ビジネスシーンのお祝い】胡蝶蘭の選び方

ビジネスシーンのお祝いとして胡蝶蘭を選ぶのに、どのようなポイントに気をつけると良いのでしょうか。選び方を解説します。

種類・サイズを決める

ビジネスシーンで贈るフラワーギフトには、見栄えが良い大輪系の胡蝶蘭が人気です。豪華で華やかな雰囲気を醸し出し、お祝いの気持ちをより強く伝えられます。

個性的な種類の胡蝶蘭を贈るのであれば、中大輪や小輪がおすすめです。特に多くの贈り物が届く場面では、相手に印象付けるために希少な品種を選ぶケースも見られます。

カラーを選ぶ

ビジネスシーンのお祝いで胡蝶蘭を選ぶときに、最も多く選ばれるカラーは白です。白はお祝いで胡蝶蘭を贈る際の定番色であり、年代や業種を問わず贈ることができます。

縁起が良い花を贈りたいという方は、白い花びらと赤い唇弁が特徴の紅白リップや、華やかなピンクなどもおすすめです。白同様お祝いの場面を選ばず、豪華な印象を与えることができます。

個性的な胡蝶蘭を贈りたい人には、黄色がおすすめです。黄色には「金運」や「商売繁盛」といった意味を連想させるので、開店祝いをする飲食店への贈り物としても人気があります。

本数を決める

種類・サイズ・カラーを決めたら、次は本数を決めます。胡蝶蘭には2本立・3本立・5本立などがあり、本数が増えるほどボリュームが増して華やかな印象になります。以前は、お祝いには縁起の良い奇数を用いるのがマナーでしたが、今日では気にしないケースも増えています。

花業界の商習慣として、胡蝶蘭は3本立と5本立が一般的でしたが、ニーズの多様化により近年は1本立や2本立の扱いも増えています。ただし、5本立以上になると、胡蝶蘭の取り扱い経験が少ない店舗では、花同士が重なり傷むのを防ぐことが難しく、うまく飾ることができないため、取り扱う花屋は限られます。

各本数の相場は、以下のとおりです。
・1本立 4,500円~20,000円くらい
・2本立 7,500円~47,000円くらい
・3本立 12,000円~60,000円くらい
・5本立 18,000円~85,000円くらい
・6本立以上 36,000円~300,000円以上

また、本数とは別に「輪数」にも違いがあります。輪数とは、1本の苗についている花の数をさす数字です。数字が大きいほど花の数も多く、全体が華やかになります。

20輪・30輪・50輪など幅広い種類があり、輪数が多いほど価格も高くなっていくのがポイントです。さらに、同じ本数であっても輪数が違うとボリュームも大きく変わります。

胡蝶蘭はボリュームが大きければ大きいほど良いというわけではありません。贈る相手との関係性や、胡蝶蘭を飾るためのスペースがあるかどうかを配慮して選ぶことが大事なので、十分見極めてから選びましょう。

胡蝶蘭の良し悪しを見極めるポイントは4つ

胡蝶蘭の良し悪しを見極めるには、ポイントを知っておくと便利です。見極めるポイントを4つご紹介しますので、チェックしてみましょう。

花弁の状態

まずチェックしたいのは、花弁の状態です。適切な温度や湿度で育った胡蝶蘭は、花弁に張りがあり、肉厚で平らに開いています。

しかし、生育環境が悪いと花弁の反り返りが起こるほか、病気になりやすくなってしまいます。花弁に黒いシミがある場合は、病気になっている可能性がありますので要注意です。

葉の状態

胡蝶蘭の生育環境は、葉っぱを見て判断できます。理想の状態は、葉肉が厚い・葉にシワがなく光沢がある・葉の先端が少し垂れているなどが挙げられます。

一方で、湿度が高い温室で詰めて蒸らした状態で育てられた胡蝶蘭の葉は、葉が大きくなりすぎてぐったりと垂れてしまいます。

また、日当たりの悪い環境で育てられた胡蝶蘭の葉は葉肉が薄く、色味も薄いのが特徴です。葉のつやはそれなりにあるものの、理想の環境で育てられた胡蝶蘭との差は歴然といえます。

良い環境で育った胡蝶蘭は花持ちが良く、長い間楽しむことができますので、購入前に葉っぱの状態を確認しておきましょう。

販売までの管理状況

一般の生花店で販売されている胡蝶蘭は、ほかの生花と並べて長期間展示されているケースが多いです。環境によって、時間の経過とともに花びらにキズ・歪み・シミなどが起こる場合もあります。特に胡蝶蘭はエアコンの風に弱く、当たるとすぐに状態が悪くなってしまいます。

新鮮さが失われてしまった胡蝶蘭はしおれるのが早く、見栄えも悪くなってしまうため、産地直送など品質の高い胡蝶蘭を取り扱う販売店に依頼しましょう。

胡蝶蘭のことをよく知っている販売業者か

最近は胡蝶蘭を扱う業者の新規参入が多く、胡蝶蘭を扱った経験のない業者が粗悪品を販売していることも多くあります。

質の悪い胡蝶蘭は長持ちせず、早く枯れる傾向があるため、長年胡蝶蘭を取り扱っている業者や販売店から購入しましょう。

本当に胡蝶蘭に自信のあるお店なら、万が一の場合の全額返金保証がついています。「京都花室 おむろ」は、専門店として長年胡蝶蘭を取り扱ってきた実績があり、「枯れ保証 -全額返金制度-」をつけています。

京都花室 おむろ」が胡蝶蘭に詳しく、自信のある販売店であることについて、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。

胡蝶蘭を贈るなら専門店の【おむろ】がおすすめ!その理由と他社との違いとは?

胡蝶蘭を贈る際の注意点

ここまでご紹介してきた内容以外にも、胡蝶蘭を贈る際に心がけておきたいマナーや注意点などがあります。順にご紹介しますので、贈る際の参考にしてください。

設置スペースに配慮する

胡蝶蘭は華やかな花である一方、サイズによってはかさばって設置できない場合があります。飾るスペースを確保できるかどうかを考えて、サイズを選びましょう。可能であれば、相手先に設置スペースがあるか確認しておくと安心です。

設置スペースが限られる場合はあえて小輪を選び、相手が飾る場所に困らないよう配慮することも大切です。大きさだけでなく、品種や色選びで気持ちを伝えましょう。

届くタイミングを考える

移転祝いや開院祝いの場合、開店日よりも早く届きすぎると置き場所に困ることがあるため、可能な限り開店日の当日に届くように手配しましょう。当日は混雑する場合があるので、受取側に確認するのがおすすめです。

ただし、就任祝いでは、就任前に届くと前任者への失礼にあたるため、正式な就任当日に届くようにしましょう。

お店の在庫の有無によっては、希望のサイズやカラーを選べないこともあります。確実に希望に沿ったお花を贈るには、1週間以上前に手配を済ませておきましょう。

立札の宛名は誤字脱字に注意する

ビジネスシーンで花を贈る際には、必ず立札をつけます。立札は贈り主の会社名・肩書・名前が記載されており、贈り主の会社の顔ともいえます。立札には贈り主の情報に加え、「祝開店」のようにお祝いごとを示す飾り文字、先方の会社名や名前なども記載します。

立札だけでなく、50文字程度にまとめたメッセージカードをつけても良いでしょう。両者の使い分けとしては、立札は取引先のお祝いのようなフォーマルなシーン、メッセージカードは仲の良い上司や同僚に贈るような比較的カジュアルなシーンが想定されます。

立札でもメッセージカードでも、相手に失礼がないように、会社名・店名や名前などに間違いがないようにしっかり確認しましょう。特に、「高」と「髙」などの旧字体や、肩書き(代表取締役・代表取締役社長など)を間違いないよう十分気をつけましょう。

ラッピングの色を選ぶ

胡蝶蘭を贈る際に考えておきたいのがラッピングです。ラッピングの色を贈るシーンによって変えることで、相手への配慮にもつながります。

・開店・開業祝い、移転祝い:ピンク・黄色
・就任祝い:赤・青
・企業などの周年記念:ゴールド
・お供えなど仏事:紫、白手

仏事のお供えでは故人が好きだった色を選びたくなりますが、ピンクや黄色など鮮やかな色はご遺族に失礼になる場合があるので注意が必要です。

予算に注意する

胡蝶蘭を贈る際は、花にかける予算にも気を配る必要があります。

特にシビアに考えなければいけないのが、ビジネスシーンで胡蝶蘭を贈るケースです。贈り先が自社よりも上の立場である取引先の会社や企業の場合、贈り先のものよりも豪華にしてしまうと、ビジネスシーンではマナー違反と思われてしまうこともあります。

ただ、胡蝶蘭は価格や種類も豊富にあるため、希望する予算に合わせて柔軟に対応できる贈り物です。やみくもに選ばず、贈り先との関係性を十分考慮したうえで選びましょう。

相手に確認する

贈る相手が花の鉢植えをもらうことに抵抗がないか、事前に確認しておくと安心です。特に、新築祝いなど個人あてに贈るときは注意しましょう。

胡蝶蘭の鉢植えは比較的お手入れの手間が少ないものの、まったく何もせずに済むわけではありません。また、人によっては植物を部屋のなかに置くことに抵抗がある可能性もあります。花が散った後の処分に困ってしまうことも考えられるため、事前に贈り先に相談してから手配すると良いでしょう。

品質の良い胡蝶蘭を贈るなら「京都花室 おむろ」がおすすめ

品質の良い胡蝶蘭を贈りたいときには、ぜひ「京都花室 おむろ」にお任せください。

京都花室 おむろは、創業65年以上の歴史をもつ老舗であり、花き卸売市場や問屋などでは流通しないといわれている、特級や特Aなどの最高ランクで高品質の胡蝶蘭を取り揃えています。

店主が日本全国の生産者に何度も足を運び、実際に目と手で確かめていますので、高品質な状態で贈り先に届けられます。数ヶ月経っても新鮮な状態を保てるため、長い間胡蝶蘭を鑑賞でき、贈り先にお祝いの気持ちが伝わります。この自信から、京都花室 おむろでは業界では唯一、「枯れ保証-全額返金制度-」を導入しています。安心してご注文ください。

送料や立札をはじめ、一般的に有料とされる和紙ラッピングも無料で行っています。商品の購入後に贈り先へお花の状態が確認できない場合でも、弊社ではお贈りするお花の状態を立札付きで発送前に写真でご報告いたしますので、状態を知ることができて安心です。

ここからは、「京都花室 おむろ」で取り扱っているおすすめの胡蝶蘭を3種類紹介します。いずれの胡蝶蘭も、ビジネスシーンではもちろん、身内や友人、個人的にお世話になっている方への贈り物としてもおすすめです。ぜひご活用ください。

京都 おむろ胡蝶蘭 (白大輪) 3本立M

最高品質の大輪胡蝶蘭を使用した、ボリューミーでありつつもすっきりとした佇まいが魅力の商品です。大輪直径は約13cmと、しっかりと存在感を主張してくれる大きさです。

高さがあるので広いオフィスや店舗の入り口、イベント会場やホールなど、さまざまな場所におすすめです。また、ビジネスシーンにおいての開店や移転のお祝い、個人への講演や個展での贈り物にも適しています。

花落ちがほとんどない美しい真っ白な花の姿を、長期間お楽しみいただけます。

>>京都 おむろ胡蝶蘭 (白大輪)の詳細ページはこちら

京都 はんなり胡蝶蘭 (白大輪) 3本立 竹

胡蝶蘭の最上級品にあたる、はんなり胡蝶蘭の3本立です。大振りでありつつもすっきりとした佇まいです。はんなりは、京ことばで「上品で華やかな様子」を表しています。名前の通り、格式高い場にも馴染む上品な姿が魅力です。

通常の胡蝶蘭は「ハの字」に向くため、花と花の間にスペースができて後ろが見えてしまいがちです。一方、はんなり胡蝶蘭は花の向きがすべて正面に向いているため、圧倒的な存在感をもたらすことができます。華やかなお祝いの場にもおすすめです。

最上級品ですので、目上の方にお祝いとしてお贈りしても喜んでいただけます。

>>京都 はんなり胡蝶蘭 (白大輪)の詳細ページはこちら

京都 ミニ胡蝶蘭 紅白 5本立

華やかさを残しつつ、大輪大型の胡蝶蘭をコンパクト化したミニ胡蝶蘭です。白い花弁に赤いリップの差し色が美しいコントラストを演出しており、華やかさの中に愛らしさもあります。

お祝いごとの代名詞とも言える紅白色の組み合わせは、幅広い用途の贈り物に適しています。通常の大輪胡蝶蘭と比べてコンパクトな形に仕上げているため、個人店や少人数のオフィスへの贈り物としてもおすすめです。

お届けする胡蝶蘭は京都の老舗風呂敷で包み上げており、和を思わせる上品さがあります。

>>京都 ミニ胡蝶蘭の詳細ページはこちら

まとめ

今回は、ビジネスシーンにおける胡蝶蘭の選び方を解説しました。胡蝶蘭はサイズやカラーが豊富にあるので、相手にぴったりの胡蝶蘭が見つかります。贈り先との関係性をより良いものにできるよう、お祝いにふさわしい胡蝶蘭を贈りましょう。