快気祝いは友引に贈っても問題ない?贈るタイミングや注意点を解説

病気やケガで入院している際にお見舞いに来てくれた方々に、退院後に快気祝いを贈りたいと思うのではないでしょうか。快気祝いを贈ることで感謝の気持ちを伝えれば、今後も良好な関係を築く助けになります。また、快気祝いを贈るタイミングも重要です。 友引の日が良いということを耳にしたことがある方もいるかもしれません。ただ、本当に友引が良いのか自信を持てない方も多いでしょう。今回は快気祝いに関して、友引の日に贈って問題はないのか、注意点もあわせて解説します。


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快気祝いは「友引」に贈っても良い?

友引は、六曜のひとつです。六曜とは、日にちの吉兆を示す際に使われる指標のことです。現在では行事の日取りを決めるときの参考にされることが多いでしょう。
友引には「友を引く」という意味があるため、葬儀を友引の日に行うのは良くないものとされています。葬儀の参列者を凶事に引き込むことを連想させてしまうためです。このことから、快気祝いも友引の日に贈るのをためらってしまう方もいるかもしれません。

しかし、快気祝いは葬儀とは真逆で、病気やケガが治ったときに贈るお祝いです。友を引くことが悪いことではないため、友引を気にする必要はありません。

「友引」以外で快気祝いを贈っても良い日・贈らないほうが良い日

友引以外でも六曜のなかには快気祝いを贈って良い日や、避けたほうが無難な日もあります。

六曜を気にする方も多いため、快気祝いを贈るのであれば、適している日や避けたほうが無難な日について把握しておくことが大切です。

「大安」は快気祝いに最もおすすめのタイミング

大安は六曜のなかでも縁起の良いお日柄です。結婚式をはじめとして、お祝いごとの日取りは大安の日が選ばれています。もちろん快気祝いを贈る日としても大安の日が適しており、もっともおすすめできるタイミングです。

友引の日でも問題ありませんが、できれば大安の日を選ぶのが良いでしょう。

「仏滅」は快気祝いを渡さないほうが良い

仏滅は六曜のなかでもっとも縁起が悪いとされているお日柄です。何かをする日取りを決める際には、仏滅の日は避ける傾向にあり、お祝いごとには適しません。快気祝いを贈る日を選ぶ際も、仏滅は避けましょう。

「先勝」「先負」「赤口」は条件がそろえば問題ない

先勝・先負・赤口に関しては、時間帯によって快気祝いを贈っても問題ないときと、避けたほうが良いときがあります。

先勝は午前中が吉で、午後は凶を意味するお日柄です。先勝の日の午前中に快気祝いを贈るのであれば問題ありません。しかし、午後に贈るのは避けましょう。

先負は先勝とは逆に、午前中が凶で、午後になってからは吉というお日柄です。快気祝いを贈るのであれば、午前中は避けるようにしましょう。午後であれば問題ありません。

赤口は、仏滅に次いで縁起が悪いとされているお日柄のため、基本的には避けたほうが無難です。ただし、正午前後は吉とされているため、11時から13時あたりの時間帯であれば、快気祝いを贈っても問題ありません。

快気祝いはいつまでに渡すと良い?

快気祝いを贈る日取りにこだわって、あまり遅くなるのも良くありません。特に、退院した際に病気やケガが完治しているのであれば、早めに贈っておくようにしましょう。

快気祝いを贈る相手が親族・親戚・親兄弟・近所の方などの場合には、退院後1週間から10日以内が目安です。

退院しても自宅療養などで体調が万全でない場合には、調子が良くなってから贈っても問題ありません。それでも、遅くとも1か月以内に渡すのが望ましいです。

職場の方に快気祝いを贈る際には、職場に復帰後できるだけ早めに贈るようにしましょう。復帰後最初の出社日に快気祝いを持参して行くのが無難です。取引先などに贈る場合には、復帰後最初に顔を合わせるタイミングで渡しましょう。

快気祝いの相場

快気祝いの相場は、入院中にいただいたお見舞いの品の金額を基準にして考えましょう。お見舞いの品の金額に対して、半分から3分の1程度のものを選ぶのが一般的です。お見舞いとしていただいた品が6,000円であれば、2,000~3,000円のものを贈ります。

あまり高価な品物を贈ると、相手に気を遣わせてしまうこともあるため注意しましょう。

また、連名でお見舞いの品をいただいた際には、相場の金額を均等割して予算を設定する方法が一般的です。例えば、3名の連名で6,000円のものをお見舞いとしていただいたのであれば、それぞれに対して1,000円前後のものが良いでしょう。

快気祝いにおすすめの贈り物・タブーなもの

快気祝いの品としておすすめのものと、避けるべきものについてそれぞれみていきましょう。

おすすめの贈り物

快気祝いとしておすすめなのは、「消えもの」と呼ばれる食べ物・日用品・消耗品などです。病気やケガが残らないようにという意味を込めることができます。

食べ物であれば、お菓子やコーヒーなどがおすすめです。日用品や消耗品であれば、洗剤・石鹸・タオルなどが良いでしょう。

避けるべきもの

病床を連想させるパジャマなどの寝具類は快気祝いの品としてふさわしくありません。

また、縁を切ることを連想させる刃物や、割れることを連想させるお皿なども、お祝いごと全般において避けるべきものです。

そのほか、相手が目上の方の場合には商品券や金券など、金額がわかるものを贈るのも失礼と捉えられてしまいます。

まとめ

快気祝いを贈るなら大安の日を選ぶのがもっともおすすめですが、友引の日でも特に問題はありません。退院後1週間から10日以内を目安に、できるだけ早めに贈るようにしましょう。

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