会社の創立記念で贈るお祝いの品とは?選ぶポイントとマナーを解説

取引先との良好な関係は、日々のちょっとしたやり取りで築かれていきます。相手が創立記念日を迎えるときは、お祝いの品を渡して日頃の感謝を伝えつつ、今後のより良い関係を願いたいものです。 会社同士の贈り物は、社全体のイメージにも関わります。失敗することのないよう、入念に下準備を行いましょう。 ここでは会社の創立記念日に贈るお祝いの品について、選ぶときのポイントとマナーを紹介します。


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【3つの選び方】会社の創立記念に贈るお祝いの品

取引先の創立記念日に何を贈るかで、印象は大きく異なります。基本を押さえていればビジネスマナーをよく理解していると評価され、気の利いたものを贈れば「我が社のためにわざわざ用意してくれた」と好印象を与えられます。

友人同士の贈り物ではないため、あえて奇抜なものを選ぶ必要はありません。ビジネスとして押さえておくべきポイントを意識しつつ、創立記念を祝う気持ちの伝わる品を選びましょう。

会社の創立記念日に贈るお祝いの品を選ぶときには下記の3つのポイントが欠かせません。

1.創立記念を華やかにするもの

大前提として、お祝いの場を華やかに彩る品を選ぶことが重要です。どの会社においても創立記念日は重要なお祝いかつ節目となる大イベントです。豪華なものほど、創立記念のお祝いとして適しています。

華やかで見た目のインパクトもある胡蝶蘭や、いつまでも飾っていられる高級感が抜群のインテリア、記念彫刻入りのワインやウイスキーなどが挙げられます。

花を贈るときはマナーも覚えておくと安心です。選び方と基本的なマナーについては、下記のページで解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

創立記念祝いに花を贈ろう!お祝いに贈る花と気をつけたいマナーは?

2.会社にとって実用的なもの

近年は個性的なオフィスデザインも増え、各企業のカラーが内装に色濃く反映されています。贈り物を選ぶときは、取引先のオフィスデザインのイメージを崩さない品がおすすめです。

たとえば大振りなインテリアは、高級感があっても使い道や置き場に困る可能性があります。受け取った側が使い道で悩む品よりも、実用的なものを贈る方が喜ばれます。オフィスで使用してもらうことを考えると、空気清浄機やコーヒーメーカーなどはいかがでしょうか。

また、カタログギフトで自由に選んでもらう方法もあります。

3.会社全体で共有してもらえるもの

創立記念は会社全体のお祝いです。一部の関係者だけではなく、会社全体で共有できるものを贈るとお祝いの気持ちが伝わります。

万年筆や高級菓子など、従業員で共有できるお品を選びましょう。名入れできるお品も多いので、「祝〇〇周年」とお祝いのメッセージも入れて贈れば、市販品とは一味違った特別感を演出できます。

会社の創立記念で贈るお祝いの品の金額相場

お祝いの品は、金額が相場からかけ離れないことも重要です。安すぎても高すぎても適切とはいえません。

会社の創立記念に贈る場合、相場は下記のとおりです。

・個人が贈る場合:1万円程度
・複数名で送る場合:2~3万円程度
・会社や団体で送る場合:1~5万円程度

10年など大きな節目となる創立記念は、高額品を贈ることもあります。会社の場合はお品代を経費として計上することも多いため、上長と予算を相談しておくとトラブルを避けられます。

会社の創立記念のお祝いでNGな品

創立記念をお祝いするうえで、贈り物として適さない品も複数あります。善意のつもりで贈っても、相手がマナーや縁起を重視する方であれば思わぬトラブルとなりかねません。

マナーとして贈るべきではない品を覚えておき、可能な限り避けるようにしましょう。会社の創立記念のお祝いとしてNGとされている品は、次の3パターンです。

踏みつける品

用途上、踏みつけてしまう品は避けるべきです。贈り物にはそれぞれ意味が込められており、踏みつけて使用するものは言外に相手を見下していると受け取られてしまうおそれがあります。

たとえば靴下、サンダル、スリッパなどが挙げられます。寒い時期やオフィス移転時は実用性があり喜ばれる可能性もありますが、創立記念のお祝いや取引先への贈り物としてはふさわしくない品です。

縁起の悪い品

一般的に縁起が悪いとされている品も、贈り物の候補から外しておきましょう。一見すると実用性がある品でも、弔事でよく用いられているものは縁起が悪いと思われるリスクがあります。

たとえば弔事の定番ともいえるお茶、海苔などです。ほかにも別れを意味するハンカチ、苦や死を連想する櫛(くし)など、お品自体に問題がなくともイメージ的に避けるべき品もあります。

赤字や火事を連想させる品

会社への贈り物として、赤字や火事を連想させる品は不吉とされています。赤い色のみのお品や燃えるものは、極力さけるべきです。

たとえばキャンドル、暖房器具、灰皿、赤一色のアイテムなどです。コーポレートカラーに近いなどの理由で、どうしても赤いアイテムを贈りたい場合は、ほかの色を組み合わせたり、赤を挿し色として使用したりする方法がおすすめです。

会社の創立記念でお祝いの品を贈るときのマナー

 

創立記念のお祝いの品はマナーを守って贈ることが重要です。会社の代表として、変わらぬお付き合いをしてもらえるよう、気持ちの良いお祝いにしましょう。

お祝いの品を贈るときのマナーは下記の4つです。

創立記念にふさわしい熨斗をつける

ビジネスマナーの一環として、贈り物には熨斗(のし)がです。熨斗には複数種類あり、地域や目的ごとに適した色や結び方があります。慶事ひとつとっても、幅広いお祝い事に使用できる紅白蝶結びから主に結婚に使用する紅白10本結び切りなど、さまざまです。

創立記念日に適さない熨斗を選ぶことのないよう注意しましょう。創立記念に適した熨斗は、紅白または金銀の水引で蝶結びされたものです。

表書きは「御祝」「祝〇周年」「創立〇〇年御祝」のいずれかを選び、贈り主が分かるように自社名も入れます。店舗から贈る場合は、店舗名も入れておくと他店と混同されません。

お祝いの気持ちを伝えるメッセージを添える

お祝いの品を贈るだけでも喜んでもらえますが、ビジネスマナーとして、またお祝いの気持ちを伝えるうえでも送り状やメッセージを添えることをおすすめします。

・送り状:事前に「このような目的で〇〇を贈ります」と伝える手紙のこと
・メッセージ:贈り物に添える(同封する)短いメッセージカードや添え状のこと

大型の贈り物を届ける場合は、事前に送り状で伝えておくと受け取り時に困らせる心配がありません。近年はスピードを重視してメールで送るケースも増えています。

【メッセージ例】

貴社創立○周年、謹んでお祝いを申し上げます。益々のご躍進をお祈り申し上げます。
創立〇周年、おめでとうございます。貴社のご発展をお祈り申し上げます。

メッセージにはネガティブな単語が入らないようにします。「天災に見舞われましたが」や「潰れる」「倒れる」など、マイナスイメージの強い文章や単語は避けましょう。

贈るタイミングに気をつける

お祝いの品は贈るタイミングも重要です。早すぎても遅すぎても適切とはいえません。特に生ものの場合は、あまりに早い時期に贈ってしまうと創立記念日当日までにもたない場合もあります。

最適なタイミングは、創立記念日の1週間前から当日までです。記念パーティーの予定があるときは、前日までに会場へ到着するよう手配します。相手が受け取った後の対処に困らないよう、会場へ送付しても良いか、事前に確認しておく配慮も大切です。

社名の間違いに気をつける

相手の社名を間違えないように注意しましょう。業者にメッセージカードや立札を依頼するときの注文フォームはもちろん、送り先情報も誤字脱字のないよう記入します。

無意識に間違えやすいポイントが「株式会社」「合同会社」などの位置、漢字やスペルです。企業によっては、従来はカタカナ表記だった社名をグローバル展開にともなってアルファベット表記へ変更している場合もあります。

漢字も旧字体や非常用漢字など、PCやタブレットで即変換できないこともあるため、一字一字に注意しましょう。

また、何周年なのかも間違えやすいポイントなので、事前に確認しておくことをおすすめします。

まとめ

創立記念のお祝いは胡蝶蘭通販の「京都花室 おむろ」へご相談ください。店主自ら全国の産地を駆け巡り、厳選に厳選を重ねた高品質の胡蝶蘭を提供しております。

生産者と直接やり取りすることで、年間を通して安定した品質の胡蝶蘭をご用意できる点も京都花室 おむろの強みです。

定番の白から華やかなピンク、紅白など、さまざまな色をご用意することが可能です。創立記念のお祝いは、ぜひコーポレートカラーにぴったりの胡蝶蘭の贈呈をご検討ください。

お祝いなら胡蝶蘭通販の「京都花室 おむろ」